シエンタは車中泊もOK!居住性に優れた室内空間をアウトドアの達人が紹介
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    2025.02.09

    シエンタは車中泊もOK!居住性に優れた室内空間をアウトドアの達人が紹介

    シエンタは車中泊もOK!居住性に優れた室内空間をアウトドアの達人が紹介
    トヨタの人気ミニバン「シエンタ」は車中泊にも活躍。アウトドアの達人によるレビュー&車中泊時の空間作りを紹介する。シートアレンジが多彩でファミリーキャンプにも人気の7人乗車モデル、5人乗車モデルの詳しいスペックもチェックしよう。

    快適な車中泊ができる車のポイント

    斎藤 純平さん

    アウトドアライター

    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

    フルフラットになるかをチェック

    車中泊を想定して車を選ぶ場合においてはフルフラット、つまりほぼ平らなスペースを作り出せるかどうかが重要なポイント。ラゲッジの後端からリヤシートの背面にかけて、大きな段差や溝がないことを確認しよう。床がフラットかつ水平だと、なお理想的だ。

    仮に段差があったり水平でなかったりしても、市販のベッドキットを導入したり、ベッドを自作したりして、快適な就寝スペースを作ることもできる。

    十分な奥行き・高さがあるか

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    自分の身長に対して、十分な奥行きがあるかをチェック!

    快適な車中泊を実現するために、脚を伸ばせるほどの奥行きも欲しいところ。奥行きが足りないと脚に疲れを感じ、よく眠れない可能性がある。仮に、縦方向に寝た状態で脚を伸ばせなくても、斜めに寝た状態では脚を伸ばせる場合も。奥行きをチェックする際は、斜めの長さも忘れずに確認しておこう。

    天井も高いほうが快適だ。実際に座ってみて、頭上に握りこぶし1個分以上の空間があれば窮屈に感じることはないだろう。座椅子やクッションに座りたいのであれば、その厚みの分も計算に入れることを忘れずに。

    リヤゲートの開き方にも注意

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    「跳ね上げ式」のリヤゲート。

    一般的なクルマのリヤゲートには多くの場合「跳ね上げ式」が採用されているが、一部の車種には「横開き式」が採用されている。それぞれにメリット・デメリットがあるが、車中泊用としてクルマを選ぶのであれば、跳ね上げ式のリヤゲートを搭載しているモデルがおすすめ。

    理由は、雨や日差しを遮るための屋根として使えることと、風の影響を受けにくいことの2点。跳ね上げ式のリヤゲートは全開状態のままガスダンパーの作用によって固定されるため、開けたままでも安心して過ごせる。

    コンセントなどの装備もあれば便利

    車内に設置されたコンセント

    コンセントなどの装備が備わっていれば、たとえば冷温庫やドライヤーなどの電化製品が使用可能になり、車中泊がより快適に。カーバッテリーの消耗には注意が必要だが、車中泊キャンプや車中泊旅において、コンセントは強力な武器になる。

    ▼参考記事

    車中泊用のクルマはココを見て選ぼう!キャンピングカーやハイエースじゃなくても快適に過ごせるぞ!

    7人乗車モデルも人気「トヨタ/シエンタ」

    たっぷり積めてファミキャンにもおすすめ!多人数乗車もOK

    5ナンバーサイズでありながら3列シートの7人乗車を実現。2列目と3列目シートを格納すれば、かなり広いラゲッジスペースになるのも大きな特徴。先進安全装備の充実も評価できる。

    【ハイブリッドZ/7人/2WD】

    ●ボディーサイズ:全長4,260×全幅1,695×全高1,695mm
    ●車両重量:1,370kg
    ●最低地上高:140mm
    ●最小回転半径:5.0m
    ●WLTC燃料消費率:28.2km/L

    問い合わせ先:トヨタ

    ▼参考記事

    ファミキャンで一番人気なのはこれだー! おすすめミニバン&トールワゴン10選

    5人乗りモデルもラインナップ

    ラゲッジは幅1,265mm、高さ1,105mmもあり、2~3列目をたたんだときの奥行きは1,525mmにもなる。2列目のスライドやフォールディング、3列目の格納といったシートアレンジがよく練られているのもいい。ハイブリッド車の低燃費も文句なしだ。

    【ハイブリッドX/2WD/5人乗り】

    ●ボディーサイズ:全長4,260×全幅1,695×全高1,695mm
    ●車両重量:1,330kg
    ●最低地上高:140mm
    ●最小回転半径:5.0m
    ●WLTC燃費:28.8km/L

    ▼参考記事

    あなたにとってのベストモデルは!? 最新版ハイブリッドカー15台、忖度なしの徹底レビュー

    2列シート仕様のシエンタは車中泊にも最適!アウトドアズマンがレビュー

    荷物はたくさん積みたいけれど、クルマが大きいと取り回しがしづらくなる。だから、経験豊富なアウトドアズマンは自分のジャストサイズを見極め、パッキング術を駆使して遊ぶ。

    そうしたスタイルを確立し、軽ワンボックスでキャンプを楽しむ宮崎秀仁さん(アウトドアブランド「38 explore」を主宰)に、2列シート仕様のシエンタを試してもらった。

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    車両は「シエンタ ファンベース G」。

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    居住性重視のパッケージをポップにデザインした遊びグルマ。テスト車両のボディーカラーは景色に馴染むブラック×ベージュの2トーン。キャンプにぴったり!

    編集部(以下、編):シエンタはいかがですか? 軽ほどミニマムではありませんが、それでも5ナンバーサイズでミニバンというのは希少な存在です。

    宮崎(以下、宮):荷物を削ればふたりでも寝られるでしょうが、ひとりのほうが余裕を感じられていいですね。天井の高さもまずまずなので、コットでも寝られますし。

    編:車内でもコットというところに宮崎さんのこだわりを感じます。底冷えの心配はないにせよ、寝心地の良さは格別ですもんね。

    宮:積み方のアレンジがしやすいように、フックやバーを取り付けられる穴があるのも魅力ですね。天井にもあれば完璧なんですが。

    編:純正アクセサリーも豊富にそろっています。こちらはいかがですか?

    宮:重い荷物を載せたときの強度にやや難ありですが、サイズがぴったりなのは純正ならでは。DIYが苦手な方は迷わずこちらを選んでいいでしょう。

    編:確かに、買ってすぐに遊びにいきたい人には便利でしょうね。ボディーカラーもそそられます。

    宮:この色いいですよね~。シエンタは顔がかわいいので、フィールドにうまくなじんでくれますよ。

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    宮崎さんの私物を使ったセット例。純正アクセサリーの「ファンベースセット」に含まれるラゲッジボードをテーブルに使用。

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    荷物を満載した状態。ラゲッジはスクエアでホイールハウスの出っ張りも少なく、積みやすい。

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    コットをベンチ代わりにくつろぐ。窮屈な感じはない。

    拡張性も抜かりなし!

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    後席をたたんだ状態でのラゲッジの奥行きは2,065mmにもなる。

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    大容量の床下収納付き。

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    左右の取り付け穴に布製のバッグを通したバーを固定した状態。ボードを使うよりも荷物が落ちにくい。こちらも「ファンベースセット」のもの。

    アウトドアには断然ハイブリッド車がオススメ

    編:テスト車両のハイブリッド車のほかにガソリン車もありますが。

    宮:選ぶなら断然ハイブリッド車でしょう。1500wのコンセント付きで家電が使えるし、何より運転していて静かなのがいい。

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    ハイブリッド車はガソリン車よりも価格が上がるが、違いは歴然。

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    メーター類の配置は、視線移動が少なくて済む設計。斜め前方の死角が少ないのも魅力。

    ▼参考記事

    シエンタの2列シート仕様は“広いラゲッジ”を使いこなそう

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