やっぱりフィアット・デュカトに憧れる!ジャパンキャンピングカーショーで見つけたデカカッコいい4モデル
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    2025.02.11

    やっぱりフィアット・デュカトに憧れる!ジャパンキャンピングカーショーで見つけたデカカッコいい4モデル

    やっぱりフィアット・デュカトに憧れる!ジャパンキャンピングカーショーで見つけたデカカッコいい4モデル
    1月31日(金)~2月3日(月)の4日間、千葉県・幕張メッセの国際展示場1〜6ホールにて開催されたアジア最大級のキャンピングカーショーとも言われる「ジャパンキャンピングカーショー2025」。国産・輸入車あわせ423台も新型・定番モデルが展示されました。入場者数は合計で4万7180人と昨年比で101%増と盛大なうちに幕を閉じました。

    主催する一般社団法人日本RV協会によると、2024年の販売総額は1126億5000万円と過去最高額をマーク。保有台数も15万5000台から16万5000台と1年で約1万台! 総生産台数のほうは9559台と前年比では5%減で、大きな要因はベース車両自体の供給が半導体などの問題で遅れていることが起因となっており、 自動車メーカーからの供給が元に戻れば今年はさらに拡大していくと思われます。

    そんな勢いのあるキャンピングカー市場。今回はジャパンキャンピングカーショーの会場で見つけた、気になる新型車をジャンルごとに4回に分けて紹介していこうと思います。

    夢のクルマが幕張メッセに大集合! ジャパンキャンピングカーショー2025注目モデルをピックアップ<第1弾・フィアット・デュカト編>

    13回キャンピングカーアワードは田村淳氏が受賞

    キャンピングカーで楽しむ“くるま旅”の啓蒙、普及を目的としてキャンピングカー・アウトドアを愛好する著名人を表彰する賞「キャンピングカーアワード」。今年はタレントの田村淳氏が受賞しました。昨年開催された東京キャンピングカーショーでは「キャンピングカーシンポジウム」へ登壇。

    「被災地とキャンピングカー」をテーマにしたテレビ番組へ出演など、防災の観点からキャンピングカーの活用を発信したことや、キャンピングカーを自ら保有し自身のSNSでその魅力を発信するなど、キャンピングカー業界の発展に貢献をしていることから選ばれました。会場では田村淳氏が普段使用している特別仕様の 「ZEGNIA~ゼニア~」 も展示されました。

    日本でもフィアット・デュカトバンベースのキャンピングカーが増加!

    2022年にフィアット・プロフェッショナルの正規ディーラーができたこともあり、デュカトバンをベースに国内のキャンピングカービルダーがベース車として採用することも増加。現在は全長が約5.4mの「L2H2」と同約6mの「L3H2」2モデルがラインアップされていますが国内での使い勝手も踏まえ、ハイエースのワイドスーパーロング(全長約5.4m)に近いL2H2がベース車として注目されています。

    TOY-FACTORY「gioia」

    まずは日本を代表するバンコンビルダーのひとつ、トイファクトリーの「gioia(ジョイア)5.4」。同社ではすでにデュカトベースのバンコンをリリースしていますが、このジョイアは5人乗車・5人就寝を実現しているのが特徴。トイファクトリーらしい家具の作りや使いやすさが光る1台で、インテリアも「ホワイトグリーン」と「ナチュラルウッド」の2タイプから選べるようになっています。

    回転させたフロントシートとセカンドシートでリビングを構成。サイドにキッチンも装備。後部はハイマウントベッドでベッド下収納も広々。ナチュラルウッドのインテリア。

    もうひとつ用意されているインテリア「ホワイトグリーン」。

    そんなトイファクトリーとクラフトプラスとのコラボモデルが「Van Life(バンライフ)」。こちらは「部屋感」がテーマ。2人旅仕様のため、フロントシートから後ろはまさに部屋のような空間。後部には常設ハイマウントベッドを置き、それ以外の余計なものがないのが逆に魅力的。ファミリーで使いたい人向けにオプションでセカンドシートや下段ベッドもオプションで装着できるようになっています。

    TOY-FACTORY×CRAFTPLUS「VANLIFE」

    乗車定員が2人とリアシートがないため、空間にはゆとりたっぷり。

    壁やバックドアの内張などはウッド仕様でボルトオンタイプのため、アイアンバーやボルトにフックを挟んでカラビナなどが装着できるようにできる仕組み。下段ベッドはオプション。

    ハイエースバンコンを中心に、軽キャンパーからキャブコンバージョン(略称:キャブコン)まで幅広いラインナップを誇るダイレクトカーズからは、初のデュカトベースとなる「Molvia(モルビア)」を展示。こちらもL2H2ベースで、ハイエースベースの定番モデル「リトリート」シリーズのようにリアルウッド仕上げが特徴。

    レイアウトもオリジナリティ溢れるもので、フロントシートを回転させてセカンドシートとリビングを展開するという定番のレイアウトではなく、フロントキッチンに二の字ソファの対面リビングを採用。リアはハイマウントのダブルベッドを搭載し、ベッド下は大型収納スペース。ウッドを軸に黒色を入れることで高級さと落ち着いた空間に仕上がっています。

    DIRECT CARS「Molvia」

    フロントキッチンに加え横向き対座リビングが新しく、居心地のいい空間。

    デルタリンクからは「Darwin D5(ダーウィンD5)」を初出展。ハイエースをベースに展開されていたダーウィンシリーズですが、デュカトベースが新たに追加。

    シリーズ共通のこだわりの詰まったデザインは高級感だけではなく、テーブルの形状や動線の確保、外からもアクセスしやすい両開き冷蔵庫、業界初のキャンピングカー専用オゾン発生器など、車内環境にも徹底的に追求されており、家庭用エアコンに5kWhリチウムイオンサブバッテリーなど、電装システムについてもハイスペックなものを採用し快適な車中泊が行えるモデルとなっています。

    DELTALINK「Darwin D5」

    フロントとセカンドシートで囲む定番のリビングだが、フロアをかさ上げして足がつきやすい。また、テーブルの角をなくし、移動もしやすい。

    キッチンはコンロではなくIHを採用。シリーズの旗艦モデルだけあり作りも豪華

    今回紹介した最新モデルはどれも1000万円を余裕で超えるラグジュアリークラス。しかし、ベース車のデュカトは昨年8月からマイナーチェンジされ「シリーズ9」となり、「インテリジェントアダプティブクルーズコントロール」、「レーンセンタリング」、「トラフィックジャムアシスト」といった先進運転支援システムが新搭載されるなど、安全性もアップ。国産ワンボックスにはないスタイリングやデュカトらしい走行性など、今後バンコンのベース車としてもますます注目されていくのではないでしょうか?

    第2弾では注目の軽キャンパーを紹介していきます。

    伴 隆之さん

    編集者・ライター

    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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