ロゴスとコラボした軽キャンパーも! 手が届きやすい最新の「移動基地」をイベントでチェックしてきた
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    2025.02.13

    ロゴスとコラボした軽キャンパーも! 手が届きやすい最新の「移動基地」をイベントでチェックしてきた

    ロゴスとコラボした軽キャンパーも! 手が届きやすい最新の「移動基地」をイベントでチェックしてきた
    1月31日(金)~2月3日(月)の4日間、千葉県・幕張メッセの国際展示場1〜6ホールにて開催された「ジャパンキャンピングカーショー2025」。国産・輸入車あわせ423台も新型・定番モデルが展示され、大盛況のうちに閉幕。第2弾となる今回は軽キャンパーを中心に紹介していこうと思います。

    夢のクルマが幕張メッセに集合!ジャパンキャンピングカーショー2025注目モデルをピックアップ<第2弾・軽キャンパー編>

    軽キャンパーの魅力は、登録車に対して税金や保険料、高速道路の通行料が優遇されることが挙げられます。またハイゼットカーゴやエブリイなどの商用バンをベースにしたバンコンバージョン(バンコン)、軽トラックをベースにしたキャブコンやシェルを着脱できるトラックキャンパー(トラキャン)、軽規格トレーラーなど、軽規格にさまざまなキャンピングカーのジャンルがあるため選択肢が豊富にあり、好みや用途に合わせ選べるのも大きな特徴になっています。

    ちなみに一般社団法人に本RV協会の年次報告書によると、昨年の総生産台数9559台のうち、軽キャンパーは1096台を占めています。

    ロゴスとコラボした軽キャンパーを限定で発売

    DirectCars「AMAHO LOGOS Edition」

    ダイレクトカーズとロゴスがコラボした「AMAHO LOGOS Edition(アマホ ロゴス エディション)」は会場でも大注目を集めた1台。アマホシリーズはダイレクトカーズ人気のハイゼットトラックをベースにしたキャブコンバージョン。アウトドアブランド「LOGOS」とのコラボモデルはなんと20台の限定生産。

    4人乗車・3人が就寝でき、オリジナルシェルにはポップアップルーフも備わり空間を拡大し居住性をアップ。外装はLOGOSのイメージカラーであるグリーンにメイプルリーフ柄のロゴが特徴的で、フロントフェイスは純正顔以外にも写真のようなクラシックタイプのフェイスにすることもできます。

    さまざまなところにロゴスのロゴがあしらわれたインテリア。クーラーもあり快適。

    右サイドにロングソファを配置したレイアウト。リアハッチも備わり荷物の出し入れも楽々。

    室内やポップアップルーフのサイド部分にはLOGOSが運営する総合アウトドアレジャー施設「ロゴスランド」をモチーフにしたデザインである LOGOS LAND柄が入っていてワクワク感もアップ。室内はロングソファにコンパクトなキッチンキャビネットを配置。ロゴスのポータブル冷蔵庫が置けるようになっており、ロゴス柄のコンパクトDC12V車載クーラーも搭載。特別仕様を満載した限定モデルは売り切れ必至!?

    ロゴスランド柄が入りオリジナリティ感たっぷりのポップアップルーフ。

    エントランス脇にはコンパクトテーブルも装備。

    広さにゆとりのある軽キャブコンも新型が続々登場!

    NUT RV「C-BUS」

    国産キャンピングカーシーンをけん引する大手ビルダーのナッツRV。軽キャンパーからハイエンドクラスのセミフルコンバージョンまで、幅広いラインアップを有する同社では新型の軽キャブコン「C-BUS(シーバス)」を展示。

    シーバスの車名はキャットバス(猫バス)が由来で、今回はショーモデルだけあり「となりのトトロ」に登場する「ネコバス」風のスタイルを採用。ショーモデルだけに市販車にはこの仕様はないそうですが、会場では子供も大人も足を止めて見入っている姿が多く見られました。

    販売店のひとつ、ケイワークスのブースでは市販モデルがしっかりと展示されていたので確認すると、ベースはハイゼットトラック。リビングはL字ソファタイプのほか、対面タイプも用意。ポップアップルーフにより開放感が高く、サイドにはキッチンキャビネットを配置。軽自動車ベースでありながらも4人就寝できるので、ファミリーでの利用ももちろん可能です。

    インテリアは写真のL字リビングのほか、対面シートタイプもラインアップ。

    コンパクトなキッチンキャビネット上にはDC12V車載用クーラーも装備。

    ケイワークスブースに展示されていた「C-BUS」。こちらが市販タイプ。

    ピックアップトラック軽トラックにキャンピングシェルを搭載する「トラックキャンパー」を中心に、キャブコンや軽キャンパーなどをリリースしているMYSミスティックからはトヨタ・ピクシストラック(ハイゼットトラックのOEM)をベースにした「Mini POP Flyer(ミニポップフライヤー)」が初登場。

    MYS MYSTIC「Mini POP Flyer」

    同社では軽キャブコンとして「レジストロ」がありますが、このモデルは走行時の空気抵抗を減らすポップアップルーフを搭載しているのが特徴。ポップアップルーフはルーフが均一に持ち上がるエレベータータイプを採用。よくある片側を高くするポップアップとは異なり、室内全体の室内高がアップするため開放感はより高くなっています。

    また、ポップアップルーフサイドのテント生地の部分は内側に断熱材も備わり、秋冬の車中泊にもしっかりと対応。リビング展開のほか、運転席上部にあるポップアップルーフ部分もベッド展開ができ、大人2人と子供2人が就寝可能。室内はL字ソファのリビングとキッチンキャビネットで構成。DC12V車載クーラーや電子レンジなどの装備も可能となっています。

    ウッド調の落ち着きに加え、均一に室内高が上がるポップアップルーフで快適。クーラーの装着も可能。

    キャンパー鹿児島の「座座(ザザ)」もハイゼットトラックベースの軽キャブコン。乗車2人・就寝2人という仕様で、シェルは丸みを帯びた形状が愛らしく高さを抑えた設計。リアのバックドアはもちろん、フロントシート側から室内へのアクセスも可能。

    壁面の木材は「ムク・エアー・ウォッシュ・フローリング」を採用し、日光はもちろん蛍光灯やLED照明など「光」による光触媒反応により、室内を消臭・分解・抗菌。右側に跳ね上げ式カウンターを搭載したキャビネットを配置。車載クーラーはオプションで装着も可能。茶室のような木に囲まれた空間は2人までで利用できますが、1人旅の相棒としても楽しめそうなモデルです。

    GRAN CAMPER KAGOSHIMA「座座」

    あぐらでゆったり寛ぐスタイル。囲まれ感が心地よく、カウンター部分を跳ね上げてテーブルにすれば食事・仕事も余裕でできる。

    ハイゼットパネルバンを使った一風変わったモデルも

    ワークヴォックスといえば、「セドナ」シリーズをリリースしいち早く日本にバンライフスタイルを提案したビルダー。今回出展した「Bulb(バルブ)」はセドナシリーズではなく、まったく新しいコンセプトでハイゼットトラックでもパネルバンをベースにした一風変わったスタイルを表現。

    車内はシンプルながらも、下記で紹介している「taclucタック・ラック」システムを採用しさまざまな使い方を提案。詳細は近日改めて紹介しますので、お楽しみに。

    WORKVOX「bulb」

    フロントのフェイスキットも用意。

    細かい仕様については近日紹介します!

    人気はやっぱりエブリイにハイゼットカーゴ&アトレー、N-VANの3車種

    ここからは軽キャンパーのバンコンバージョンと呼ばれるモデルを見ていきましょう。

    まずはアトレー&ハイゼットカーゴベースのモデルから。

    ワークヴォックスのハイゼットカーゴは上で紹介している「tacluc(タック・ラック)」システム搭載。車内の壁面やリヤクオーターウインドウなどにタックボートと呼ばれるベースの板を装着すれば、小物や家具などが取り付けられるというラックシステム。

    写真のようにフックは縦横どちらにもセットができ、そのままでの利用はもちろん、ボックスやテーブルなどの設置も可能。こちらも上記のBlubと合わせ近日詳細に解説します。

    WORKVOX「tac・luc ハイゼットカーゴ」

    タック・ボードとタックブラケットを利用していろいろな取り付け方が可能。自分らしく簡単にカスタムできる。

    タック・ベースがあればリアクオーターウインドウまわりも写真のような収納スペースに。車種専用設計のためフィッティングも抜群。

    ミシマダイハツから同社初となるハイゼットカーゴをベースにした「クオッカ・ライク」が誕生。クオッカシリーズに用いられる「富士ヒノキ」による唯一無二のインテリアに加え、最大の特徴は片側2段ベッドによる3人就寝を実現。オプションの車載クーラーも場所を取らない縦長タイプを採用するなど、空間を無駄にせず家族3人で旅が楽しめる仕様となっています。

    ミシマダイハツ「Quokka Like」

    フロアのほかに上段ベッドも備え3人就寝が可能。

    左側にはとても珍しい縦型のDC12Vクーラーは装備。

    ルートシックスでは「コンフィII」を展示。すでに販売されているコンフィはセカンドシートを格納したベッドモードのみの展開でしたが、リビングに対座モードを搭載しているのが大きなポイント。

    足をフロアに下ろして食事や休憩がしたいというニーズもあるので、それにしっかりと応えたモデルとなっています。ほかにも以前紹介したN-VANベースの「SEEK(シーク)」にポップアップルーフを搭載したモデルが新たに追加されたのもニュース。

    Route6「Conffy II」

    対座リビングが展開できるのが「II」の特徴。

    右キャビネットの上部にはDC12V車載クーラーがキレイに収まる。

    Route6「SEEK PopUp」

    定番のミニチュアクルーズシリーズを展開する岡モータース。今回は3台の新型車を発表しました。まずは「ミニチュアクルーズアトレーSV」。エブリイベースで好評のSVにアトレー版が新登場。ツインサブバッテリーや電子レンジ、225Wソーラーパネルなど電装システムが充実した快適モデル。

    エブリイベースでは、「ミニチュアクルーズCP(クーラーパッケージ)」がパッケージオプションではなく、クーラーを標準装備しモデル名になった「ミニチュアクルーズCP」として新登場。L字ソファのリビングが特徴で、同社「ミニチュアボックス」で好評のマルチウェイテーブルを採用しているのもポイント。

    N-VANをベースにした「ミニチュアシマウザーCP」も、クーラーを標準装備。さらに、N-VAN EVをベース車に選ぶこともできるようになっています。これら3台の新型車については改めて細かく紹介をする予定です。

    OKA MOTORS「Miniature Cruise ATRAI SV」

    装備が充実しており、快適性がアップしているのがSVの魅力。

    OKA MOTORS「Miniature Cruise CP」

    クーラーが標準装備されたモデル。L字ソファで足下空間も広々。

    OKA MOTORS「Miniature Shimauzer CP」

    大人2人に子供1人の就寝が可能。新型3モデルの詳細は近日しっかりと紹介します。

    最後に老舗バンコンビルダーOMCから「ぽっち」を紹介。乗車定員を2人と割り切った斬新なスタイルが特徴で、後部右サイドに電子レンジや水まわり、冷蔵庫一体式のキャビネットを搭載。格納した助手席とリア右側のイスで対面リビングの展開が可能。ベッドはリビングの展開のほか、ヘッドレストを外した運転席とキャビネットを利用した上段ベッドにより2人就寝が行える設計。

    グレードは2つ用意され、上記の装備に加えてFFヒーターや鉛サブバッテリーを加えた「ほぼ満足」グレードと、さらに インバーターや車載用クーラー、鉛からリチウムイオンバッテリーにした「まぁ満足」グレードから選択が可能。

    OMC「ぽっち」

    ネーミングからも分かるようにソロでの利用にもお薦め。快適装備も充実。

    これらを見ても今年はさまざまなタイプの軽キャンパーが登場しました。軽自動車枠という限りあるスペースのなかで、どのモデルもビルダーごとの創意工夫が詰まっていました。また、ニーズの高さに応えるべく、軽キャンパーでも車載用クーラーの装着が標準・オプション問わず増加している傾向だったのが印象的でした。

    第3弾では最新「キャブコンバージョン」をチェックします。

    やっぱりフィアット・デュカトに憧れる!ジャパンキャンピングカーショーで見つけたデカカッコいい4モデル

    伴 隆之さん

    編集者・ライター

    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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