レヴォーグは車中泊もOK!広さ十分のラゲッジ&安心の走行性で遠出が楽しめる

キャンピングカー・車中泊

2025.02.25

レヴォーグは車中泊もOK!広さ十分のラゲッジ&安心の走行性で遠出が楽しめる



レヴォーグは車中泊もOK!広さ十分のラゲッジ&安心の走行性で遠出が楽しめる
スバルの人気車「レヴォーグ」はスポーツワゴンならではの走破性はもちろん、広々としたラゲッジで車中泊にも対応。そんな実用性にも優れたレヴォーグの詳しいスペックのほか、BE-PALスタッフによる試乗レビューを紹介する。また、レヴォーグをベースにしたSUV「レヴォーグ レイバック」でも快適な車中泊が可能だ。こちらもあわせてチェックしよう。

快適な車中泊ができる車のポイント

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斎藤 純平さん

アウトドアライター

キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

フルフラットになるかをチェック

車中泊を想定して車を選ぶ場合においてはフルフラット、つまりほぼ平らなスペースを作り出せるかどうかがもっとも重要なポイント。ラゲッジの後端からリヤシートの背面にかけて、大きな段差や溝がないことを確認しよう。床がフラットかつ水平だと、なお理想的だ。

仮に段差があったり水平でなかったりしても、市販のベッドキットを導入したり、ベッドを自作したりして、快適な就寝スペースを作ることもできる。

十分な奥行き・高さがあるか

快適な車中泊を実現するために、脚を伸ばせるほどの奥行きも欲しいところ。奥行きが足りないと脚に疲れを感じ、よく眠れない可能性がある。仮に、縦方向に寝た状態で脚を伸ばせなくても、斜めに寝た状態では脚を伸ばせる場合も。奥行きをチェックする際は、斜めの長さも忘れずに確認しておこう。

天井も高いほうが快適だ。実際に座ってみて、頭上に握りこぶし1個分以上の空間があれば窮屈に感じることはないだろう。座椅子やクッションに座りたいのであれば、その厚みの分も計算に入れることを忘れずに。

リヤゲートの開き方にも注意

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「跳ね上げ式」のリヤゲート。

一般的なクルマのリヤゲートには多くの場合「跳ね上げ式」が採用されているが、ジムニーなど一部の車種には「横開き式」が採用されている。それぞれにメリット・デメリットがあるが、車中泊用としてクルマを選ぶのであれば、跳ね上げ式のリヤゲートを搭載しているモデルがおすすめだ。

理由は、雨や日差しを遮るための屋根として使えることと、風の影響を受けにくいことの2点。跳ね上げ式のリヤゲートは全開状態のままガスダンパーの作用によって固定されるため、開けたままでも安心して過ごせる。

▼参考記事

車中泊用のクルマはココを見て選ぼう!キャンピングカーやハイエースじゃなくても快適に過ごせるぞ!

スポーツワゴンにふさわしい走りと上質な室内「スバル/レヴォーグ」

日本の道路事情に最適なツーリングワゴンとして高い支持を得ているスポーツワゴン。4WDによる走破性の高さとワゴンならではのスポーティーな走りが、フィールドをより広げてくれる。

【GT-H EX/4WD】

●ボディーサイズ:全長4,755×全幅1,795×全高1,500mm
●車両重量:1,570kg
●最低地上高:145mm
●最小回転半径:5.5m
●WLTC燃料消費率:13.6km/L

問い合わせ先:スバル

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積めて寝られて置き場所にも困らない! 超便利なステーションワゴン8選

車中泊もOK!BE-PALスタッフがレヴォーグを試乗レビュー

荷物が積めて運転も楽しいのがステーションワゴン。先進の安全装備も付いて安心のスバル「レヴォーグ」をBE-PALスタッフが試乗レビュー!

高瀬・櫻井さん

編集・記者

ビーパル編集部の高瀬と記者の櫻井がさまざまな車を試乗します!

高瀬(以下、高):最近はステーションワゴンの選択肢が少なくなりましたね。

櫻井(以下、櫻):うん。今やRVの主役はSUVとミニバンだ。欧州車にはワゴンがまだたくさんラインアップされているけどね。特にドイツ車は。

高:どうしてですか?

櫻:高速道路の速度制限がない区間もあるドイツでは、移動の時間を少しでも短く、安定した乗り心地で走るために、ワゴンを好む人が多いんだ。

高:重心が低くて空気抵抗も少ないワゴンは、走りの質にこだわる人におすすめということですね。ということは、国産ワゴンの数少ない選択肢である新型『レヴォーグ』の走りっぷりに期待できそう!

櫻:今回、発売直前のプロトタイプをサーキットでテストしたんだけど、それはもう抜群の安定感で、4WDの精度の高さ、ボディーのしっかり感、適切なパワーが印象的だったな~。

高:公道では試せないスピードでクルマの持ち味を体感できますもんね。

櫻:そうそう。とはいえ、サーキットで試したからといって速く走るためだけのクルマ、と考えるのは早計。豪雨で深い水溜まりにはまって滑ったり、これからの季節は路面も凍結しやすくなる。たとえゆっくり走っていても、そんなときに走りの質が安全性を左右するんだ。その点でも「レヴォーグ」は安心だよ。

日本の道路事情に考慮した、程よいサイズ感が、初代レヴォーグの特徴だった。「レヴォーグ GT-H」もボディーサイズの拡大を最小限にとどめ(従来型比で全長+65mm・全幅+15mm・全高は同じ)、道幅の狭い林道もいける。

たっぷりサイズのラゲッジは車中泊もOK!

櫻:ワゴンとしての実用性も良くなってるよ。ラゲッジの広さは従来型と同等だけど、大容量の床下収納が付き、一部のグレードにはハンズフリー対応の電動パワーゲートを標準装備。荷物の多いキャンプで役に立つ機能ばかりだ。

高:見た目もかっこいいし、行動的なパパにはぴったり。

櫻:普段使いはもちろん、遠くへ行くほど気持ち良さを実感できると思うよ。

ラゲッジの寸法は高さ771mm、幅1,602mm、奥行き1,070mm。後席をたためば大人2人が足を伸ばして寝られる広さだ。

6:4分割可倒式の背もたれはリクライニング可能。

トノカバーもしまえる床下には、容量69Lの収納が付く。

タッチパネルの大型モニター付き!

センターコンソールに11.6インチのモニターを装備。カーナビやエアコンなどをタッチパネルで操作できる。

安全に走るための基本設計と危険回避の支援機能

高:今回はスバルの安全装備、「アイサイトX」の安全性能も体験できました。

櫻:前方を監視するステレオカメラが広角化し、横や後ろを検知するレーダーまで装備。きめ細かい制御で衝突回避を支援してくれる。

高:システムが作動する条件を満たした自動車専用道路では、渋滞したのろのろ運転でハンドルから手を放せたり、カーブや料金所の手前で減速するなど、運転支援機能も充実してますね。

カーブで車体が滑り出しても4輪がしっかりと接地したまま、スムーズに曲がっていく。

レーダーで前側方からの接近車両を検知し、警報とブレーキ制御で衝突回避を支援する。

【レヴォーグ GT-H】

●ボディー寸法:全長4,755×全幅1,795×全高1,500mm
●車両重量:1,570kg
●乗車定員:5名
●最低地上高:145mm
●最小回転半径:5.5m
●燃費(WLTCモード):13.6km/L

▼参考記事

ワゴン派待望の『スバル/レヴォーグ GT-H』と遊べる軽RV『ダイハツ/タフト』を紹介!

「レヴォーグ レイバック」も快適な車中泊ができる!フルフラットになる荷室をチェック

山本 修二さん

フリーランスライター

東京生まれ、名古屋在住。自転車好きライターとして本誌を中心に東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。東海エリアの食とアウトドア環境を満喫中。肩の力を抜いてユルく自転車に乗りたい人のためにまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)、好評発売中。

「レヴォーグ レイバック」は、レヴォーグの最低地上高を200mmにまで引き上げたアウトドア派に待望の追加モデル。しかも、3つのカメラとレーダーで衝突を回避する先進の安全運転支援システム「アイサイトX」を搭載する。

遊び道具を積めて、車中泊も快適。そのうえ、キャンプ場を行き来する運転が楽になる、安全なクルマがあれば、もういうことなしだ。

「レヴォーグ レイバック」をチェックするのはライター・ヤマモト。

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かつてはレオーネ、今はアウトバックを愛用。自転車、釣り、キャンプの相棒として、長年にわたりスバルのワゴンを頼りにしている。

周囲の状況をしっかり監視する最新システムを搭載

車線逸脱アラート、前走車との距離感などさまざまな情報をメーター内に表示。

クルーズコントロールで高速走行中に条件がそろうと、ウインカーに連動し、ハンドルが制御され車線変更できる。

広い視野を確保する3個のカメラとレーダーで前方の様子を検知する。

ドアミラー下など計4つのカメラの映像で車両周辺の様子を確認できる。テントサイト内の移動時も安心。

後退時ブレーキアシストを搭載。ミラーで確認しづらいテントサイトの電源などに近づくと警報が響き、さらに進むとブレーキ制御。

「高速走行中に車線の中央をキープしたり、ウインカー操作に連動してクルマ主導のハンドル操作で車線変更できたり。通常よりも目線が下がると『休憩しませんか』と話しかけてくれる。多くの先進技術に驚かされました。クルマと一緒に安全運転を楽しむ感覚が新鮮」(ヤマモト)

クルーズコントロールは、速度キープ、前走車追従のみならず、カーブで減速、車線逸脱警告や、割り込みされたあとに適正な速度と車間距離に修正。さらには渋滞時にハンズオフでもOKという先進ぶりだ。

フルフラットで車中泊も快適!積載性も◎

高さ、幅、奥行きすべてに十分な余裕がある荷室。さらに、荷室下にも広い収納スペースがある。外観から想像する以上に広い印象だ。

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寝心地最高!

レバー操作で簡単にフルフラットに。前席を前に出せば、奥行きは190cmほどになる。荷物で隙間を埋めれば、ふたりで車中泊も快適だ。

【レヴォーグ レイバック リミテッドEXグレード】

●ボディーサイズ:全長4,770×全幅1,820×全高1,570mm
●車両重量:1,600kg
●最低地上高:200mm
●最小回転半径:5.4m
●WLTC燃費:13.6km/L

▼参考記事

価格はギリ300万円台~!スバル「レヴォーグ レイバック」は総合性能高し! 特に先進性がすごいぞ

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