世界15か国に進出中!アウトドアブランド「ナンガ」の高品質ダウンにこだわる堅実なモノづくり
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    2025.03.24

    世界15か国に進出中!アウトドアブランド「ナンガ」の高品質ダウンにこだわる堅実なモノづくり

    世界15か国に進出中!アウトドアブランド「ナンガ」の高品質ダウンにこだわる堅実なモノづくり
    優れた機能性や技術力で、独自の製品を生み出している日本ブランド。近年は外国の専門誌で賞を獲得し、注目を集めるギアも増えている。ここでは、実際に海外で話題になっているとっておきの商品をピックアップ! 今回はNANGAを取り上げる。

    原宿の旗艦店は訪日外国人に大人気!

    NANGA

    設立:1994年 
    拠点:滋賀県米原市

    問い合わせ先:ナンガ TEL:0749(55)1016

    ナンガ 生産部 生産管理部 主任 佐野裕二さん。滋賀県長浜市(米原の隣)出身。アウトドアファッション好きが高じて’19年に入社。製品企画や製造計画、生産の管理などを担当している。

    布団メーカーを前身とするナンガは、ブランド始動から昨年で30年。

    現在の主力製品は寝袋とダウンジャケットだ。’17年にアウトドア・リテイラー・ショー(米国)に初出展し、現在は北米、ヨーロッパ、アジアを含めて計15か国にも進出している。

    なかでも中国ではオーロラテックスライトダウンジャケット ミカミが特に売れ筋。東京・原宿にある旗艦店でも訪日外国人の需要が圧倒的なのだという。高品質なダウン製品にこだわった堅実な物づくりの賜物といえる。

    「ダウンの洗浄は国内で行なっています。2回の洗浄と4回のすすぎをし、においを除きます。嵩も増してより温かくなるんです。ダウン製品はパーツの種類や工程も多く、構造が複雑です。

    一部の製品やサンプルは国内で生産しています。自社工場にはベテランの縫製師がいたり、信頼できる工場が岐阜や愛知など近隣にあるので、心強いです」
     
    と、生産部の佐野裕二さん。羽毛をここまで入念に洗浄するのはなかなかないとのこと。そして、製品の各パーツに羽毛をどのように封入すればより温かさが得られるのかを、独自の研究機関でデータ収集やテストを実施して製品に活かしている。

    「弊社は布団の縫製技術を活かし寝袋のOEM(他社の委託生産)を始め、研鑽を積みました。今はその技術をダウンジャケットや布団作りに役立てています」
     
    ナンガのカタログは布団のラインアップから始まっている。地場や原点を大切にしているのだ。
     
    そして近年は、「Re:ACT(リアクト)」という羽毛のアップサイクルの取り組みを行なっている。経年使用で膨らみが落ちてしまった羽毛布団を、仕立て直してくれる嬉しいサービスだ。

    「羽毛はきちんとケアして使えば100年持つものなんです」世界で愛される羽毛製品の真髄が垣間見れた。

    ダウンの性能を存分に発揮し快適な眠りへ誘う

    オーロラテックス ライト 750DX 
    ¥69,300

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    ナンガ独自の防水透湿性素材の「オーロラテックス ライト®」を採用。15デニールの生地でしなやかな寝心地を実現。マイナス8度Cの寒さ厳しい低温下でも快適な眠りを提供してくれる。

    KEY POINT

    ダウン本来の性能を活かすために独自の機関で研究に取り組む。そこでの叡智が数々の製品に詰まっている。

    伊吹山のようなたおやかな線を描く渾身のアウター

    オーロラテックス
    ダウンジャケット イブキ
    ¥61,600

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    40デニールのコシのある着心地に大きなポケット、日常着として使いやすい。袖はダウンの潰れを防ぐ立体設計、細部にも保温性を追求する。

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    厳選したスペイン産ダックダウンを使用。成熟した水鳥のものだ。洗浄は国内、河田フェザーに依頼。

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    日の丸がプリントされた限定ネーム。ジャパンモデルの「IBUKI」「MIKAMI」のみに付けられる。

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    本社の目の前には、日本百名山のひとつである。滋賀の最高峰1,377mの伊吹山が。包容力のある優しい山容で見守られているよう。

    作業工程が多いダウン製品

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    本社2階にはミシンがずらり! 縫製を行なっていた。ちょうどIBUKIを製作中。

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    外側ができ上がったら専用機械でダウンを封入。その後は再度縫製の作業に移る。

    ※構成/須藤ナオミ 撮影/岡野朋之

    (BE-PAL 2025年3月号より)

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