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保冷性能で選ぶなら「ハードクーラーボックス」
クーラーボックスには、大きく分けてソフトタイプとハードタイプがある。
ソフトタイプのクーラーボックスは軽く、持ち運びが簡単。使わないときには折り畳めるため、収納スペースを有効に活用できる。
ハードタイプのクーラーボックスは、保冷性能が高く、長時間冷たい状態を保てるのがメリットだ。頑丈で耐久性が高く、テーブルや椅子代わりに使えるものも。
各タイプのメリット・デメリットを理解し、自分のキャンプスタイルに合ったクーラーボックスを選ぼう。
▼参考記事
2025年ヒットしそうなハードクーラーボックス3選
今年売れるのはどのクーラーボックス?人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」とセレクトしたハードクーラーボックスを紹介。
Coleman(コールマン) コールマンプロ 55QTホイール
究極の耐久性を備え、厳しい屋外環境や作業現場に耐えるように作られたのがプロクーラーシリーズ。発泡ウレタン内蔵で氷保持期間は6.5日。シンプルデザインで新たな人気定番になる予感!
大型のホイールが装備されているので、52L満載しても女性でも牽引できる。
通常モデルと大きく異なるのは、蓋にロックが付いた点。保冷効果もUPする。
両サイドに取っ手を付属。金具でボディに固定されているので重い荷物も安心。
「老舗メーカーの信頼と実績が詰め込まれたシリーズ。爽やかな外見だけど、タフな環境でも高い保冷力を発揮する実力派に注目です!」(WEST長岡店チーフバイヤー 加藤 俊さん)
HUGEL(ヒューゲル) 真空断熱クーラーボックス40L
家電メーカー、アイリスオーヤマが展開。全6面に冷蔵庫に使用している真空断熱パネルを採用。発泡ウレタンと併せることで、最大13.3日の氷保冷力を誇る。
蓋の内側にバンジーコードを内蔵し、保冷剤を挟める仕様に。
「この性能でこの価格!?という超コスパモデルで、キャンパーにも必見です。シンプルデザインは北欧ブランドを彷彿とさせます。」(キャンプデポ鳳東町店 店長 岩尾光造さん)
LOGOS(ロゴス) サーモテクト 氷点下フォールディングクーラー37
使わないときはたたんでコンパクトに収納できる画期的クーラー。汚れても分解して丸洗いでき、いつでも清潔。対荷重200kgでイス代わりにもできる。
たたむと約幅53×奥行き36.6×深さ19.1cmになる。スタッキングも可。
別売りの氷点下パックが2個収まり、これを使うと保冷性能4日。
▼参考記事
2024年に売れたハードクーラーボックス7選
アウトドアショップへのアンケートを集計し、本当に売れたハードクーラーボックスを発表!
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
容量 | 価格 | |||
SHIMANO(シマノ) アイスボックスEL 30L | ![]() | 30L | ¥40,700 | |
STANLEY(スタンレー) クーラーボックス15.1L | ![]() | 15.1L | ¥15,180 | |
STANLEY(スタンレー) クーラーボックス6.6L | ![]() | 6.6L | ¥11,000 | |
Coleman(コールマン) テイク6 | ![]() | 4.7L | ¥2,420 | |
Coleman(コールマン) エクストリームホイールクーラー/28QT | ![]() | 26L | ¥9,900 | |
SHIMANO(シマノ) アイスボックスPRO 30L | ![]() | 30L | ¥66,000 | |
Coleman(コールマン) エクストリームホイールクーラー 50QT | ![]() | 47L | ¥13,970 | |
SHIMANO(シマノ) アイスボックスEL 30L
側面と底面に一体型真空パネルを搭載し、一般的なロトモールドの極厚クーラーに比べ食品をたっぷり詰められるし、氷保持期間は最大6日間と十分。容量・保冷力・価格のバランスがいいクーラーだ。蓋の開閉は軽い力で操作できるレバー式。左右に取り付けられており、両開きとなるほかレバーを同時に上げれば着脱可能。庫内へのアクセスが簡単だ。本体内側に抗菌剤入りプラスチックを採用。重量6.1kg。
STANLEY(スタンレー) クーラーボックス15.1L
1913年にスチール製の真空ボトルを開発。スチール真空ボトルの技術を応用したクーラーはすぐれた保冷性と耐久性を発揮。フタに取りはずせるゴムロープを付属し、ボトルをくくり付けられる。スポーツやアウトドア、釣りなど幅広い用途で使える。
容量15.1L。コンパクトながら2Lのペットボトルを横向きに4本収納でき、500mLの缶飲料なら立てておける。ふたの上にはコードが張られていてカップやシートを挟んで持ち運び、好きな場所でランチを楽しむなんてことも可能だ。
本体が傾かないよう上蓋は110度まで開く設計なのも使いやすい。
サイズ:42.5×32.5×H28.5cm
重量:約3.0kg
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STANLEY(スタンレー) クーラーボックス6.6L
ソロキャンプにちょうどいい容量6.6Lで350mL缶を8本収納できる。片手で持てるので足もとが見えやすく、階段や不整地でも安全に移動できる。改良されたラッチも開閉しやすい。
サイズ:33.8×28.3×H22.3cm
重量:約1.9kg
Coleman(コールマン) テイク6
350mL缶を6本収納できる小さなクーラーボックス(容量4.7L)。地面からの熱の影響を受けにくいよう、底面に十字の溝を設けて空気が通り抜けやすくしたニューライズボトム構造を採用。断熱材の発泡ウレタンは炭素排出量を軽減させる素材「シクロペンタン」を使用し、環境への配慮も万全だ。
サイズ:28.5×20×H18cm
重量:800g
Coleman(コールマン) エクストリームホイールクーラー
保冷力は約3日! デイレジャーやソロキャンプに使えるコンパクトなホイール付きクーラー。2Lペットボトルなら5本が入る約26Lの容量。長いハンドルで持ち運びやすい。
内寸の高さが35cmなので2Lのペットボトルを立てて収納できるホイール付きクーラーボックス。上蓋にも発泡ウレタンフォームが内蔵されていて、保冷力はゆとりの3日。容量26Lでソロ~デュオキャンプ、スポーツ観戦などのデイレジャーにちょうどいい。蓋のカップホルダーはたまった水滴が流れる構造。
サイズ:42×34×H42.5cm
重量:3.6kg
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SHIMANO(シマノ) アイスボックスPRO30L
釣具メーカーから登場し、瞬く間に人気モデルになったクーラーボックス。4グレードの中でも抜群の保冷力と使いやすさを両立した高機能モデル。全面に真空断熱材を配置し、軽量かつ薄い壁厚ながら、保冷力は最大氷保持期間10日間を誇る(※条件により保冷力は異なる)。
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Coleman(コールマン) エクストリームホイールクーラー 50QT
保冷力5日で2~3泊のキャンプでも安心。2Lペットボトルを7本収納できる容量47L。食品や飲み物をたっぷり詰めても大型ホイール付きなので楽に持ち運べる。大人が無理なく引っ張れるようハンドルを長く伸ばせるのも便利。汚れを拭き取りやすい表面加工、クーラーボックス内側にたまった水を排出するドレンなどメンテナンス性も良好だ。
サイズ:55×41×H47cm
重量:6.3kg
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人気クーラーボックスを炎天下で保冷テスト!その結果は?
各クーラーに1kgのロックアイスを袋のまま入れ、1時間ごとに内部温度を計測し、その後30秒間開口部を全開する。6時間計測を続け、6時間後の氷残量を測定。ロックアイス量は全モデル同じなので、容量の大きなモデルは不利となる。比較ではなく、モデル個々の実力を知ることを目的とした本誌独自のテストだ。
テスト日は雲ひとつない晴天。テスト中の外気温は最低30.6度C、最高44.1度C。
レーダーチャートについて
公式の容量、重量、価格に加え、独自に計算した容積率、独自テストによる6時間後の氷残量、庫内温度の6項目を設けた。価格は安いほど、重量は軽いほど、最終庫内温度は低いほど良いので、0を外側に設定。変則的なレーダーチャートとなっている。
IGLOO(イグルー) スポーツマン ラティ 52
保冷力と軽さ、抜群のコストパフォーマンスでアメリカNo.1クーラーボックスとして長年愛されるブランド「IGLOO」。高密度ウレタンフォームを使用した独自開発のウルトラサーモ断熱材を採用。持ち運びやすく、丈夫な作りも人気。
持ち上げてみてビックリするほど軽い!今回のテストでは容量に対して氷量の割合がもっとも少なく不利ではあったが、蓋に断熱材が入っていないだけに正直なところ保冷力はいまひとつ。でも、容量のわりにとても軽く価格もリーズナブルなのはうれしい限りだ。
今回テストした中で最大容量だけに6時間後の氷残量はゼロ。とはいえ、実使用時は氷等の保冷剤を増やせばOK。軽さと安さは魅力。
サイズ:幅63.4×奥行き37×高さ38.6cm
重量:4.4kg
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YETI(イエティ) タンドラ 35
継ぎ目なくモールド成型されたボディーに、接着材を使わずに厚さ5㎝もの断熱材を圧力注入して作られたYETIのクーラーボックス。とんでもなく丈夫。少々重いのが玉に瑕ではあるが、蓋とボディーの密閉性も高く、保冷性能もバッチリ。冷却能力の高いドライアイスも使用可能だ。
継ぎ目なくモールド成型されたボディーに、接着材を使わずに厚さ5cmもの断熱材を圧力注入して作られる。だからとんでもなく丈夫。少々重いのが玉に瑕ではあるが、蓋とボディーの密閉性も高く、保冷性能もバッチリ。冷却能力の高いドライアイスも使用可能だ。
断熱材が分厚いだけに容積率は低いが、保冷力の高さには満足。重さについても、優れた耐久性、堅牢性を考慮すれば納得できるはず。
サイズ:54.29×40.96×40.01cm
重量:9.07kg
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SIBERIANCOOLERS(シベリアンクーラー) アルファプロシリーズ 22QT
回転成形されたワンピース構造で、とても丈夫なクーラーボックス。1~2泊程度のソロやデュオキャンプに最適な容量で、内部にセットするワイヤーバスケットとカップホルダー付き。クマでも壊せない耐性食品容器として、IGBC(グリズリーベア委員会)の認定を受けている。
回転成形されたワンピース構造で、とても丈夫。1~2泊程度のソロやデュオキャンプに最適な容量で、内部にセットするワイヤーバスケットとカップホルダー付き。クマでも壊せない耐性食品容器として、IGBC(グリズリーベア委員会)の認定を受けている。
力を必要とせず、スムーズに開閉可能な独自のラッチシステムが印象的。ハンドルを立てるだけでロックでき、安定して持ち歩ける。
サイズ:49.7×34.2×H34.9cm
重量:8kg
写真右側の開閉用ラッチは、ボディー内に埋め込まれている。収納性を考慮した秀逸なデザイン。
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CANYON COOLERS (キャニオンクーラーズ) スカウト22
蓋の厚みを標準モデルの2倍にするなど、全6面に発泡断熱材を封入することで、2~6日間という氷保持力を誇る。タフ感満載のデザインもいい!サイズ:幅43×高さ39×奥行き33cm重さ:約5.8kg容量:21L
サイズ:幅43×高さ39×奥行き33cm
重量:約5.8kg
容量:21L
容量の目安:2L×4本
2Lペットボトル4本を横向きに収納。ソロキャン向きの容量。
皿や小箱など小物を挟んで運べる、便利なメッシュネット付き。
▼参考記事
Deelight(ディーライト) ハイブリッドクーラー42QT
発泡クーラーをコンテナバッグ内に装着したハイブリッドクーラー。オットマンのようなツートンカラーが◎。容量の25%の角氷を入れると72時間氷が残存する、安心の保冷力。
サイズ:幅50×奥行き40×高さ45cm
重量:4.9kg
容量:40L
構造はいたってシンプル。外側には小物収納ポケットやギアループも装備。
発泡クーラーを抜けばギアコンテナに変身する2ウェイ仕様。仕切り板も2枚付属する。
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ROVR(ローバー) RollR45
溶接やつなぎ目がない一体型のロトモールド製法で仕上げられたクーラーボックス。優れた耐久性を誇り、保冷性も高い。
サイズ:幅57×奥行き53.3×高さ49cm
重量:約19kg
容量:42.5L
伸縮タイプのハンドルを装備。オフロードに最適なテレーンタイヤで凸凹道やビーチもへっちゃら。
フタの四隅にヒモなどが掛けられ、別売りの収納ボックスなども積載可能。
内部の仕分け用ボックスも付属。2Lのペットボトルを縦入れできる深さ。
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