ガーミンの腕時計型ダイビング用コンピューター「Descent」シリーズ。最新モデル「Descent G2」の実力は？

Garmin（ガーミン）

ダイバーに高い評価を得る「Descent」シリーズ

「Descent」シリーズはダイビングアドベンチャーを楽しむための多彩な高機能を搭載した腕時計型ダイビング用コンピューター。目的やレベルに合ったラインナップを展開し、プロダイバーからファンダイバーまで、さまざまなレベルの人に人気となっている。

また「Descent」は、海洋におけるプラスチック汚染に憂慮し、特に廃棄漁網の放置予防などを促すため、2023年、リサイクル海洋プラスチックを使用したスペシャルモデルを発売。海を愛する多くのダイバーから高い評価を得ている。

ダイブモードは、単一ガス、マルチガス、アプネア、スピア、ゲージ、CCRモードの6つから選択可能。

水面でのGPS機能は、ダイビングの開始位置と終了位置を自動的に記録し、ログデータで潜水ポイントを確認。開始地点でポイント登録を行えば、浮上後に開始地点へ戻るナビゲートもできる。

水中では、電子コンパスで進行方向の設定、設定した方向との偏差を表示し、目的の場所へ簡単に進むことができる。

ビュールマンZHL-16cグラディエントファクターアルゴリズムの計算式で算出されたデータで最適な浮上指示を行い、音とバイブレーションアラートで情報や危険性を的確に通知してくれる。

アプネアモードでは「速度チャート」が潜行、停止、浮上の詳細な速度をモニタリング表示する。

新登場「Descent G2」に加わった機能とは

Descent G2。左側がBlack、右側がPaloma／ShellPink。

今回、新たに登場した「Descent G2」は、初心者やライトユーザーからインストラクターまで、幅広いレベルの人に対応したモデル。

また、ウォッチ（ケース、ベゼル、ボタン）に使われているプラスチック素材は、破棄魚網をベースとしたリサイクル海洋プラスチックを採用。パッケージには、プラスチックを使用せず、非プラスチック印刷を採用し、レンズの保護用シールなども紙製が使用されている。

ディスプレイには高輝度の1.2インチAMOLED、レンズには耐傷性と反射防止加工が施されたサファイアレンズを採用。視認性が高まったほか、デカ文字モード搭載で、ダイビング中の重要な情報を見やすく表示してくれるようになった。

グローブをしたままでも操作可能なインタラクティブボタンと、陸上ではタッチパネル操作が可能なダブルインターフェイスを採用。これだけの構造でありながら、軽量コンパクトとなっている。

価格：118,000円（税込）

カラー：Black（ブラック）、Paloma／ShellPink（パロマ／シェルピンク）

重量：65ｇ

サイズ（W×H×D）：45.5×45.5×15.2mm

ディスプレイ：1.2インチ、390×390ピクセル、AMOLED

内蔵メモリ：4GB

衛星測位：マルチGNSS（GPS/GLONASS/GALILEO/みちびき（補完信号））

センサー：光学式心拍計（水中心拍対応）、電子コンパス、気圧・高度計、加速度計、温度計、深度センサー

ケース素材：繊維強化プラスチック（リサイクル海洋プラスチック使用）

防水機能：10ATMダイビング（100m防水）/EN13319

稼働時間：ダイビングモード；約27時間、スマートウォッチモード；約10日間（常時表示：4日間）、バッテリー節約ウォッチモード；約12日間、GPSモード；約20時間、バッテリー最長モード；約44時間、エクスペディションモード；約10日間

ダイビング機能：6種類のダイブモードに対応（単一ガス、マルチガス、ゲージ、CCR、アプネア、スピア）、ダイブログ記録（最大200）、水面でのGPSサポート、エントリー/エキジットポイントの自動記録、電子コンパス、ダイブプランの作成、減圧理論（ビュールマン ZHL-16c グラディエントファクター）、淡水/海水/カスタム、安全停止、ディープストップ、PO2（最大1.6）、保守性の設定、ガス設定（空気、ナイトロックス、トライミックス、バックアップガス）、水面でのナビゲーション機能、プールアプネアモード、速度チャート、ダイブレディネス　など

接続機能：Bluetooth、ANT+、Wi-Fi、USB

スポーツ機能：ランニング、ゴルフ、スキー、登山、サイクリング、スイミング、SUPなど80種目以上

スマート機能：通知機能（スマートフォンとのペアリングが必要）、ライフログ（ステップ数、睡眠管理、ストレス、Body Battery、消費カロリー、血中酸素トラッキングなど)、Suica対応

標準付属品：ウェットスーツ用ロングバンド、チャージングケーブル、製品保証書

商品ページ

左から、ダイブモード選択、ダイブレディネス、ダイブアラート、水中電子コンパス、ダイブログ。

左から、ライフログBody Battery、血中酸素トラッキング、通知機能、Suica。

日常使いにも役立つ機能と多彩なアクティビティも

ランニングやサイクリング、筋力トレーニングなどに加え、室内クライミングなど80種類以上のスポーツに対応したスポーツアクティビティ機能のほか、体のエネルギー残量を可視化するGarmin独自のBody Battery、血中酸素トラッキング、睡眠の質を評価する睡眠スコアなど日常のヘルスケア機能も充実。

ダイビングだけでなく、日常使いにも大いに役立ちそうだ。