ポップアップテントにクーラーも!家族で車中泊するならアネックス「ウトネ」がいいネ
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    2025.03.27

    ポップアップテントにクーラーも!家族で車中泊するならアネックス「ウトネ」がいいネ

    ポップアップテントにクーラーも!家族で車中泊するならアネックス「ウトネ」がいいネ
    キャンピングカーの専門家が注目モデルをレビュー。今回は本格仕様でありながら、普通のワンボックスとそれほど変わらない見た目で人気のあるバンコンタイプを紹介。しかも、天井がせりあがってテントになるぞ!

    キャンピングカーの達人、伴 隆之のニューモデルレビュー

    クーラーやエアコンはキャンピングカーのマストアイテム?

    ウトネ200クーラーパッケージは荷室左側の家具内に12V車載クーラーを標準装備している。

    気象庁は2月25日、夏(6月~8)の天候の見通しについて発表を行いました。それによると今年も猛暑となる予想で、2023年、2024年と2年続いて観測史上1位の記録的な猛暑だったこともあり、「今年もまた暑いのか……」と憂鬱になります。

    キャンピングカー業界では、ここ数年で家庭用エアコンもしくは車載用DC12Vクーラーの装着が一気に進んでいます。またRV関連メーカーからはポータブルクーラーも数多く発売されてきています。

    以前は夏が来ると標高の高い場所にあるキャンプ場やRVパークを探して旅をするようにしていましたが、肌感覚として一昨年や去年の夏は標高の高い避暑地などでも寝苦しくなることが増えてきたような気がしています。

    キャピングカーの購入を検討している人がエアコンやクーラーの有無が購入の決め手になるという声も多く聞こえてきている昨今。多くのキャンピングカービルダーが空調に力を入れており、「涼しく快適に過ごしたい」というニーズに応えようとしています。

    そんななか、アネックスのバンライフスタイルのバンコン「UTONE(ウトネ)」の全シリーズにクーラーを装着したモデルが追加されました。ちなみにウトネはハイエースベースの「UTONE500」、キャラバンベースの「UTONE300」、NV200バネットベースの「UTONE200」と3つのベース車をラインナップ。

    今回はポップアップルーフを搭載し、ファミリーユースにも対応する「UTONE500 ER」と「UTONE200 ER」の2モデルのクーラー搭載モデルを紹介していこうと思います。ちなみに車名にあるERはエレベーティングルーフの略で一般的なポップアップルーフを指しています。

    最後部に高さを抑えたクーラーをインストールした「UTONE500

    ANNEX「UTONE500 ERクーラーパッケージ」。全長×全幅×全高:4840×1880×2130mm。乗車定員:6人/就寝定員:大人4人+子供3人。

    ウトネシリーズは全モデルに共通して、バンコンによく見られる上部収納庫付きのキャビネットではなく、キッチンを備えたロングカウンターを搭載することで開放感を得つつ、使い勝手が高められた仕様となっているのが特徴。

    また、フィールドとの一体感を高める靴を履いたまま車内に乗り込めるウッドフロアをはじめ、テーブルやカウンターの天板にブラックの差し色を使い、ワイルドさとクールさを兼ねそろえた独自の雰囲気が魅力となっています。

    500」のほうはハイエースバンS-GLロングワイドミドルボディがベースで、余裕のある全長・全幅によりフロントシートとセカンドシートでのリビング展開に加え、セカンドシートとサードシートでもリビング展開できるなど、シーンに合わせ2つのモードを搭載。

    ポップアップは前側が持ち上がるタイプ。リビングでは家族4人が対面でゆったりくつろげ、テーブルにプラスしてカウンターで食事の際でも食器が十分置ける。

    ロングカウンターに上開き式の冷蔵庫、ガラストップのシンク&コンロを内臓。

    さらにポップアップルーフを搭載した「500 ER」のであればさらに頭上への空間が増えるぶん、より開放的に。就寝はセカンド・サードシートをフラットにして大人2人、荷室カウンター上部にマットをセットして3人用のチャイルドベッドとノーマルルーフで5人の就寝が可能。

    ポップアップルーフ装着モデルであればルーフ内に大人2人寝られるので、計7人までの就寝に対応できるようになっており、ファミリーでも十分に使える設計になっています。

    セカンドシートとサードシートを展開したフロアベッドのサイズは1900×1200mm。

    上段ベッドは1670×1630mmのサイズで、子供3人が横向きで就寝可能。

    ポップアップルーフ内のベッドも1900×1350mmと広々で大人2人が就寝可能。

    クーラー搭載モデルはバックドアの上部手前に高さを抑えた室内機を搭載。薄型に加え家具内に収まっていることですっきりしており、リビング展開時でも頭上空間の圧迫感はまったくなし。ポップアップルーフの開閉時も邪魔になることはありません。

    実際にクーラーを使ってみると、車内がある程度冷えるまでは稼働音が少しだけ気になったもののルーフを上げた状態でも車内をしっかりと冷やしてくれることに大満足でした。

    最後部の上部に12Vクーラーを搭載。高さを抑えた室内機は珍しく、後方視界を確保しつつ圧迫感も軽減。

    室内機の横にはモニター&タッチパネルがあり、温度や運転モードの設定が行える。

    室外機はフロア下に設置されている。車載用のためサイズもコンパクト。

    出幅を抑え左壁にクーラーを装着する「UTONE200

    ANNEX「UTONE200 ERクーラーパッケージ」。全長×全幅×全高:4400×1695×1950mm。乗車定員:4人/就寝定員:大人2人+子供2人。

    200」のほうはコンパクトミニバンと同様で扱いやすいNV200バネットバンDXがベース。買い物といった普段使いもしやすいサイズに加えて、ポップアップルーフを搭載していても全高2mを切るために一般的な立体駐車場でも問題なし。

    ベース車がコンパクトながらも空間効率をしっかり考慮した設計で、反転させたセカンドシートと荷室ベッドマットを利用したリビングモードでは大人2人と子供2人が対面でくつろげるようになっています。

    さらにオプションのフロント回転シートがあれば、フロントシートとセカンドシートでの対面モードに展開も可能。ウトネ2500と同様にルーフを上げた際に、ルーフフロアも持ち上げることができるために、クラスを超えた開放感が感じられます。

    就寝はフラットにしたセカンドシートと荷室のベッドマットで展開して2人。さらにポップアップルーフで2人と4人までの就寝ができるようになっています。

    ルーフテントのフロア部分もダンパーにより簡単に持ち上げることができ、さらに開放感がアップ。

    ロングカウンターに冷蔵庫やシンク、コンロが格納されており、リビング&ベッドモードどちらでもアクセスしやすい。

    セカンドシートと荷室のマットで展開するフロアのベッドサイズは1820×1080mm。ポップアップルーフ内のベッドは1950×1000mmのサイズ。

    左側のリアクオーターウインドウにクーラーの室内機を設置。張り出しが少なく、すっきりした取り付け。

    クーラー搭載モデルは好みで2タイプから選択ができる

    クーラー搭載モデルは2タイプを用意し、「クーラーパッケージ」は12V車載クーラーのほか、専用外部電源口&ポータブルバッテリー電源口(コンバーター含む)、断熱加工の仕様。こちらはサブバッテリーでは無く、外部電源もしくはポータブル電源でクーラーを稼働させるというもの。

    「クーラーパッケージプラス」のほうはクーラーパッケージにプラスして200Ahリチウムイオンサブバッテリー、外部電源装置、100Vコンセント、外部電源・サブバッテリー切り替え装置を搭載し、サブバッテリーでの稼働にも対応しているモデル。クーラーやエアコンを稼働させるのには当然電源が必要。どんな環境で稼働させるかにより2つのタイプから選択できるのはうれしいところ。

    価格については「UTONE500 ERクーラーパッケージ」で8039900円〜。「UTONE200 ER クーラーパッケージ」が5814600円〜。猛暑のときだけではなく、夏を快適に過ごせるバンコンはこれからも需要が大きくなり続けることでしょう。

    問)アネックス

    伴 隆之さん

    編集者・ライター

    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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