
たくさんの保護者が一堂に会したのですが、なかには宿が取れなくて行くのをあきらめたご家庭や、「宿泊費が高過ぎて鼻血そう!」と嘆くママ友もいました。
そんななか、われわれはキャンピングカーなので宿泊はもちろん問題なし。充実の旅となりました。「移動する別荘」として自由に旅できるキャンピングカーは、やっぱりコスパ最高! 今回はそんなお話です。
キャンピングカー旅がなぜお得なのか?
コロナ禍が落ち着き、インバウンドの回復もあり、宿泊施設の需要が高まっている日本。たしかにホテルなどは予約が取りづらいし、高くなったと肌で感じています。家族4人で泊まった日にはエラいこと。一方でキャンピングカーはホテルや旅館に泊まる必要がなく、無料または低価格で車中泊できる場所も多くあります。宿泊費の大幅節約が可能なんです!
宿泊費を節約できる
2015年に購入したわが家のキャンピングカー。先行投資はちょっと大きかったですが、年間20~30泊はしているので、十分に元は取ったと思います。しかもわが家のマイカーは、普通車扱いのこのキャンピングカーのみで(トヨタのカムロード)、近所のトヨタディーラーで車検を通しています。
あえて車両にトヨタを選んだのもそこがポイントでした。 輸入車は雰囲気はとても素敵ですが、修理代金が高かったり、パーツの取り寄せに時間がかかることもあるそうです。

冬季は外部電源が使えるRVパークに泊まることが多くなります。新潟県南魚沼市にあるRVパーク★NC21+ピーキャン★にて。
雪国ではRVパークを利用すれば最強です。低価格で電源使い放題なので車内ではエアコン、電子レンジが使えます。先日利用した「RVパーク★NC21+ピーキャン★」は、トイレもきれいで、シャワールームも完備。国道17号線沿いにあるので、便利で快適おすすめなRVパークでした。家族4人で一晩泊まって2,500円! 大変な宿泊代の節約となったのです。
自炊すれば外食代を節約できます

お腹が空いたら”どこでも食堂”に早変わりするのもキャンピングカーの魅力。
万年ダイエッターな私はむしろ自炊ウエルカムなのですが。というのもふだん私が作る食事は薄味なので、旅館などに泊まると子どもたちが急に水をがぶ飲みし始めます。外食って味が濃いですよねー。旅先ではなるべく自炊をして家族の栄養バランスもキープしています。

旅先のスーパーでご馳走を買うのも楽しみです。
国井律子が勝手にピックアップするオススメご当地スーパー
- 千葉県房総半島「ODOYA」
- 静岡県「フードストアアオキ」
- 新潟県「原信」
- 長野県「ツルヤ」
- 三重県「ぎゅーとら」
- 和歌山県「オークワ」
- 高知県「サニーマート」
皆さんも旅先でひいきにしているスーパー、ありますか?

「今日の夕飯なに食べるー」なんて、家族と相談しながらスーパーで買い物するのも楽しいです。この日は塩ちゃんこ鍋。

お酒も地酒をチョイス。
わが家の旅メシのルーティンは以下。
夕飯は鍋

カットされた食材をドサドサ入れるだけ。旅先で包丁は使わない主義(笑)。左下の細ネギなどはあらかじめ家で切ってきます。
この日はキムチ鍋。いつまでたっても車内からキムチ臭が消えなくて大変でしたが(笑)。子どもはおにぎりや白米などをプラス、大人は晩酌がメインなので炭水化物でシメず、鍋出汁は翌日に取りおきます。
朝はパン食

お皿にサラダをドサッと盛ったら、あとはスープを注ぐだけ。
早く遊びに行きたいので、朝ごはんに時間はかけたくない派です。

朝食いただいたらサッと滑りに行きたい!
ランチは前の晩の鍋出汁を使用

キムチ鍋のシメは煮込みラーメン。おいしいけど臭いが…(笑)。
午前中たっぷりフィールドで遊んだ昼は朝よりも時間があるので、前の日の鍋出汁のシメをいただいています。別茹での必要がない煮込みラーメン、冷凍うどん、軽くレンチンしたごはんで雑炊などにしています。
2泊3日、家族4人で7食、おやつ、お酒込みで食費トータル21,307円でした。安くないですか?
一般的な乗用車+ホテルや旅館泊の旅と比べれば、キャンピングカーの旅は断然「高コスパ」。家族とか友人など複数人での旅行なら、なおのこと宿泊費の節約効果が大きいですね。それに自炊を加えたら、リーズナブルかつ健康的に旅できます。私も北海道などで何度も利用したことがありますが、キャンピングカーをレンタルすることもできますよ。
キャンピングカーの好きなところ
毎日温泉が楽しめる!

和歌山県田辺市にある湯の峰温泉。
日本中の名湯巡りができます。温泉好きにはたまりません。なかにはシャンプーリンスなどが置いていない渋い入浴施設もあるので、車内には常に家族全員のお風呂セットを積んでいます。
渋滞を上手にやり過ごせる

車内で夕飯を食べたり、銭湯に入りに行ったり、仮眠を取ったりと、時間の調整も快適にできます。
旅人の鉄則「みんなと同じ行動を取らない」。帰りの高速道路が混んでいたら、車内で夕飯を食べたり、風呂に入ったりして、タイムラグを作ります。連休中でも渋滞にさほど巻き込まれず家に帰ることができます。渋滞ってほんと時間と体力の無駄…。

移動中、思い思いの時間を過ごしています。夫よ運転ありがとう。
夫と次男は前の席で共通の趣味=野球についておしゃべり。長男は弁当を食べ、私は原稿の続きを書いたり。おのおのの移動時間を有意義に過ごしています。
旅から帰ったらキャンピングカーを改善

百均に行って収納グッズを購入。
暮らすように旅するので、「ここをあーした方がいい」などが見えてきます。たとえば「スノーボードウエアをかけるスペースがもうちょっとあった方がいいよね」とか。

防水スペースに突っ張り棒を使ってクローゼットをDIY。
突っ張り棒と取り付ける壁の間に、これま百均で売っている耐震マットを挟み込むと、走行中もずり落ちることなくしっかり固定できます。2泊3日の新潟旅で実験してみたら成功。採用しました。

クローゼットを2段に。
手前が子ども用、奥に大人のウエアをかけます。アウターをここにまとめられれば車内がずいぶんスッキリします。

左の側面にワイヤーネット収納も作成。バスケットは結束バンドで固定しています。
バスケットには銭湯で使うタオルなどを収納。ワイヤーネットなので、フックをプラスすればスノーボードのグローブなどもかけることができます。ワイヤーネットの固定はフックでかけているだけ。右のワイヤーネット収納は作ってから何年も経ちますが、丈夫で落ちないです。

キャンピングカーで移動する楽しい2泊3日の旅でした。
というわけで、高コスパなキャンピングカーは、まさに「移動する別荘」。家族みんなでリフトが終わる夕方までみっちりスノーボード。新潟県湯沢町で地球の恵みを満喫したのでした。
