今シーズンも「雪旅」へ。北海道のオルタナティブなパウダースノーを満喫
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • スキー・スノーボード

    2025.03.15

    今シーズンも「雪旅」へ。北海道のオルタナティブなパウダースノーを満喫

    今シーズンも「雪旅」へ。北海道のオルタナティブなパウダースノーを満喫

    スキー場「かもい岳国際スキー場」の西側パウダーコースでノートラックのパウダーを思う存分楽しむ。

    白銀の世界とはよく言ったものですね。雪山って真っ白いだけではありませんね、ほんと。キラキラと光に照らされた細氷によるダイヤモンドダストなどにおいては、シルバーの輝きを放ちながら地上に舞い降りて行きます。

    いや〜、ふわりと軽い雪の上を気持ちよく滑れましたので今年の北海道の旅も。ここに記したいと思います。今回もまた旅の相棒、網走在住のフォトグラファーAbechanの写真とともにお届けいたします。

    今シーズンも「雪旅」、北海道へ

    「雪旅」と名付けて北の大地北海道を転々としつつライブ、そしてスノーボードをやりながらツアーを始めて、いったいどれくらいが経つでしょうか。自分にとって冬のルーティンとは言いつつも、旅には毎回新しい出会いがつきものであり、驚きを伴うような新鮮な発見がいくつもあるものです。

    僕の場合、ディープなローカルのスノーボーダーやスキーヤーとの出会いが多く、割と小さな街のカフェなどでライブをすることが主ですから、当然のことながらスノーボードをやるフィールドにおいてもメジャーなゲレンデより、ローカルスキー場やその周辺のバックカントリーなど、オルタナティブな場所に足を運ぶことが日常的になります。

    昨今の主だったスキー場のリフト券の代金は、軒並み鰻登りに高額になりつつあるのですが、僕の滑りの楽しみ方の場合、それほどその影響は受けませんし、混雑もかわせます。それではそんな今回の旅の中で経験した、ある二つのポイントでの様子をご紹介したいと思います。

    ライブ風景

    ココペリのライブはスタンディングで盛り上がりました。

    当麻町という小さな町にある「ココペリ」は、僕のようなツアーミュージシャンを温かく受け入れてくださるピザレストランです。薪ストーブのそばにステージを組んで、毎回最高に楽しいライブをさせてもらっています。

    ココペリには「シエスタ」というゲストハウスというか貸別荘が併設されていましてね、もうここの居心地が抜群なんです。すぐ脇にはなんと無料の町営スキー場がありますから、小さなお子さんと一緒に滞在するにはこの上ない環境だと思いますので、ぜひこれをご覧の皆さんにも機会があれば経験していただきたいところです。

    僕らはと言いますとライブの後はあまり夜更かししないで、翌日に備えることにしました。数名のローカルスノーボーダーや、わざわざ東京から僕の旅に参加してくれた仲間らと一緒にシエスタに泊まり、朝早くみんなして大雪山系の一角、黒岳にほど近いエリアのバックカントリーへと出かけたのです。

    そのあたりはちょうど数日前から雪が良く降っていたらしく、場所によってはパウダーが望めそうということでしたのでね。

    人との繋がりはかけがえのない宝物

    当麻町から30分ほど走った国道の脇にある駐車場に到着して、バックカントリーの装備を整えます。スノーボードを半分に割った板、「スプリットボード」にシールを貼り付けたり、ビーコンなどの装備を確認したら、いざハイクアップです。

    スプリットボードの扱いに関しては、僕もこれが三度目のシーズンとなるので、だいぶ慣れてきました。ぜひ過去のエッセイも詳しく記していますのでそちらも併せてご覧ください。

    雪山ハイキング

    静寂の森の中を歩き登る。

    スノーシューで歩く場合はボードを背中に担がなければなりませんが、スプリットボードだと背中はザックだけなので非常に軽やかです。近年はかなり認知されて、スプリットを履いて山を登るスノーボーダーもだいぶ増えてきたみたいです。

    僕は親交のある「カーディフ」というスノーボードブランドのものを使っています。機能もデザインも、そして滑りにおいても高いパフォーマンスを保証してくれるスプリットのトップブランドです。

    今回訪れた場所は上川町の外れにる山々が連なるとあるエリア。僕の友人のスキーヤーらがとても大切にしているポイントでした。よく車で通りがかっていた場所でね、カメラマンのAbechanも「いつかトモヒロくんも連れて行きたいんですよねー」なんて言ってくれていましたから、今回ようやく念願が叶った形です。

    スノーボーダー

    ハイクアップして名もなき斜面を滑る東田トモヒロ。新雪の飛沫が上がる。

    最近はこの辺りも外国人の滑り手の方々などにも好まれているらしく、日によってはかなりの数の人たちが押し寄せていることもあるみたいですが、僕らが訪れた日は平日ということもあり、ほとんど人は見当たりませんでした。

    やっぱりこういう特別なところに連れて行ってもらえるのは、音楽のおかげであり、人との繋がりだとつくづく思います。僕にとって音楽によって、ライブによって繋がった仲間って本物の宝物です。

    バックカントリーの場合はローカルの方と一緒にいることが何よりも心強いですから、それがまたありがたい。ゲレンデではない雪山では、雪崩などの危険な場面に遭遇することが少なくありませんからね。僕はまだ経験値が高くありませんので、過信は禁物です。

    どれだけ歳を重ねても、ステージに上がる時、海に入る時、山に入る時、感謝の気持ちと初心を忘れないようにしたいものです。

    雪山

    登り返しの準備スプリットボードの扱いにもだいぶ慣れてきました。

    それはまさにパーフェクト・デイ

    そのポイントはハイクアップで約50分。一般的なバックカントリースノーボードのハイクアップパターンとしてはとても手軽と言いますか、短い時間でのアプローチとなります。静かな木立の中を列をなしてジグザグに歩き進みます。人工物などは全くない、静寂の森です。時折吹き抜ける冷たい風も、登りの最中で汗ばむ僕らにとっては爽やかに感じられるくらいです。

    辿り着いた尾根をさらに少し歩いたら、話に聞いていた以上に開けたオープンバーンが見えてきました。まずはカメラマンのAbechanが先に滑り降りて撮影に備えます。それぞれのライディングショットをそのカメラに収めてくれるのです。

    僕らは10名ほどのパーティーでしたが、少し間をおいて各々のタイミングで滑りました。ノートラックの斜面に思い思いのラインを描いていきます。全くの自然そのもの、手付かずのキャンバスですから、ゲレンデのそれとは違ってまるで芸術作品でも作るような感覚です。

    スノーボーダー

    思わず雄叫びが出るほどの滑り心地を味わう東田。

    それは最高の滑り心地でした。思わずね、「HOOOOOO!!!」と叫んでしまいました。ライブでもサーフィンでもなかなか出ない類の雄叫びでした。あれは本当の意味でバックカントリースノーボードの虜になった瞬間だったかもしれません。

    滑り終えてトラバースすると、ハイクアップしたラインに戻ってきたので、みんなでもう一度登り返して別の斜面を滑りました。二本目を滑り始める前に尾根の上で休憩していると、次第に空が明るくなり、ボトムに降り立った頃には青空が広がっていました。

    なんという清々しさでしょうか。たった二本のセッションでしたが、ゲレンデで10本滑るよりも充実した感覚に心も身体も満たされています。なぜならばその一本一本にはストーリーがあるからです。駐車場に戻ってきて空を仰ぎながら携帯していた水を口に含むと、スカッとした炭酸水に感じられるほどの気持ちよさでしたよ、ほんと。心の中で呟きました「横ノリって最高だな」ってね。

    ローカルスキー場のパウダープロジェクトへ

    ライブ風景

    新十津川町のフーテンにてライブ。

    場所は変わって、新十津川という町のいけてるカフェ「フーテン」でライブをした翌日、そこから車で20分ほどの歌志内市あるローカルスキー場を目指しました。

    そのスキー場「かもい岳国際スキー場」ではなんと、リフト券とは別途で「西パウダーエリア入場券」というものを購入すれば、広々とした未圧雪パウダーコースを何度でも滑ることができるというサービスを提供しているというのです。

    東面は通常営業されているのですが、閉鎖された西面を今年からパウダーコースとして開放し、しかもボトムではシャトル用の車が待機していて、スキー場スタッフの方が何度でも東面のリフト乗り場まで送迎してくれるというありがたいシステムが構築されているのです、はい。

    スキー場

    知る人ぞ知る「かもい岳国際スキー場」。

    山の片面はスタンダードなスキー場だけど、同じリフトで頂上まで上がってもう片面に出たら、パウダーを滑れるうえにお迎えまで来てくれるだなんて、うーん、僕の知る限りこんなスタイルでパウダースノーを味わえるスキー場は今んとこないと思います。

    北海道のローカルスキー場マニアになりつつある僕ですが、新十津川へ移動しながらネットで近くのスキー場を調べていたところたまたま見つけてね、こりゃ面白いっ!てみんなで盛り上がって。

    電話で問い合わせてみると、パウダーゾーンは常時オープンしているわけではないらしいのですが、僕らが訪れたいと考えたまさにその日が11日ぶりの解放日ということで、近くまで来てるしどうせなら行ってみようと。

    スキー場

    滑り落ちたらシャトルがお出迎え。

    しかもこれまた偶然にも新十津川のライブに、その「かもい岳国際スキー場」のスタッフT君という方も来てくれて、話早いのなんのって。

    T君曰く「まだあまり知られていない最高のルーティンですよ」とのこと。確かにこれぞまさしく、北海道オルタナティブパウダーシーンではありませんか。

    もちろん当の「かもい岳国際スキー場」側からもちゃんとパウダーゾーンのことは告知されていますしね、これからさらにその周知活動も積極的に行われるでしょうから、あっという間に国内外のスノーラバーズに知れ渡る存在になるとは思いますが。それにしてもこのスタートアップしたばかりのプロジェクトに幸運にも出会えたことは、僕にしてみれば奇跡に巡り合ったかのようでした。

    新たな始まりに立ち会い、心躍る

    当日はT君のリードのもと、僕らはまず足ならしに東面の広々としたピステンバーンを一本滑り、再びリフトに乗り込んで西面のパウダーセッションをスタートさせました。土曜日でしたがこの日はそれほど混んでおらず、ファーストトラックでこそありませんでしたが、何度もパウダーにアプローチすることができました。

    スキー場トップ

    西側パウダーコースに向かう様子。

    リフトを降りて、頂上から西面全体を見下ろした時はこうも思いましたね。「北海道のスノーボーダーですら、まだこの眺めを知らないって人多いかもしれないな」とね。

    閉鎖されてしまったコースがスキー場の方々のアイディアと努力によって新しく生まれ変わったのです。ご機嫌なパウダーを滑走してはボトムまで降りて、ふと滑って来たラインと山を仰ぎ見てみます。

    もう動かなくなったリフトも、使われていない建物なども、寂しいというよりなんとなく味わい深いものに見えてくるから不思議です。これからまたこのスキー場の新しいストーリーが始まるんだろうなと思うと、なんだか幸せな気持ちになりました。

    スキー場斜面

    まだまだ残されたパウダーを縫うように滑る東田トモヒロ。

    北海道は僕ら日本人にとって世界に誇るべき素晴らしいスノーアイランドです。だからこそ日本人の手によって守り育てられることを切に願っています。まだあまり知れれていないけど、最高の滑りを味わえるポイントは無数に存在するのでしょうね。

    さまざまなカルチャーのオルタナティブシーンを愛してきた者の一人としては、これからも冒険的に北海道を旅したいと思います。

    ぜひ、こちらもチェック!

    Abechan  https://www.instagram.com/the_day_photography?igsh=MWFkbnRsMno3NnhnOA==
    かもい岳国際スキー場 http://www.kamoidake.sakura.ne.jp/
    カーディフ https://cardiffsnow.jp/

    今月のアウトドアにおすすめの一曲

    ルー・リードの「Perfect day」
    ルー・リードの曲はモノトーンの銀世界がよく似合います。

    東田トモヒロNEWS

    【2025.3.29(SAT) Pray for NOTO supported by KEEN】

    東田トモヒロ によるアコースティックライブ を開催します。
    最小限の音響機材でのパフォーマンス、生の音がそのまま届く特別なライブ。

    また、アウトドアフットウェアブランド KEEN の協賛による チャリティーオークション も実施。
    オークションとドネーションの収益は、石川県輪島市のイタリアンレストラン 「ORIZZONTE(オリゾンテ)」 へ、
    一般社団法人 Change The World を通じて お米または義援金 として寄付されます。
    被災しながらも復興支援を続けるオーナーの活動や、輪島の子どもたちへの炊き出しなどに役立てられます。

    ■2025.03.29 (Sat)
    ■会場:tsukimi
    (熊本市中央区南千反畑町1-3 満月ビル2F)
    ■出演
    東田トモヒロ(アコースティックセット)
    JunShin
    and more

    ■OPEN 19:00 / START 20:00
    ■入場料:ドネーション制(1ドリンクオーダー)

    ■同時開催👟 KEEN アウトレットチャリティーオークション
    KEENのアウトレットシューズ&サンダル(30足)を出品。

    寄付先 ORIZZONTE
    📷 Instagram → @orizzonte_wajima

    📩 ご予約・お問い合わせ
    SNSのDM、メール、お電話で受付中です。
    公演名・枚数・お名前・ご連絡先 をお知らせください。

    📷 Instagram → @tsukimi_kumamoto
    🐦 Twitter → @tsukimi_kumamoto
    📘 Facebook → tsukimi.kumamoto
    ✉️ mail : long6bridge@yahoo.co.jp
    ■お問い合わせ:TEL(tsukimi) : 096-227-6593

    東田 トモヒロさん

    シンガーソングライター

    1972年生まれ熊本市在住。ニューヨークでのレコーディングを経て2003年にメジャーデビュー。旅とサーフィン、スノーボーディングをこよなく愛し、そのオーガニックなサウンドを通して「LOVE&FREEDOM」を発信し続けるシンガーソングライター。

    NEW ARTICLES

    『 スキー・スノーボード 』新着編集部記事

    プロスキーヤー三浦豪太さんを襲ったひどい筋肉痛の理由とは

    2025.03.06

    スキーの原点であり古くも新しいスタイル「テレマークスキー」に挑戦してみた!

    2025.02.13

    寒さも吹き飛ぶ!大人も子どもも一緒に盛り上がる「雪遊び」10連発

    2025.01.30

    スノーシュー・ハイクってどうやるの?ウサギのように雪原を飛び回りた~い

    2025.01.25

    冬のほかほかキャンプ飯49選!簡単にできる鍋、煮込み、ラーメン、デザートまで

    2025.01.17

    関東でおすすめの雪遊びスポット10選!日帰りや宿泊可、屋内施設も

    2025.01.07

    スノーボード板の選び方とは?形状から人気ブランドまで詳しく紹介

    2024.11.18

    スポーツカーでもキャンプは楽しめる! 最新のキャンプギアなら無理なく積めるぞ

    2024.09.30