
もともと船乗りのために作られたもので、どっしりとした安定感が魅力だ。
航海用だから揺れや風雨に強い
19世紀の航海用ランタンを小型化
19世紀の航海士たちは航海中に暗い甲板を歩いて見張り台に行くときに、このようなランタンを使用していたという。
アメリカのバーモント州に本拠を置く「バーモントランタン」が、それを小型化して「ミニシップチーフオイルランタン」として再現した。インドの工場で一点一点ハンドメイドで作られている。
底面が正方形で安定感良好
特徴はなんといってもこの四角い形。底面が正方形で面積が大きいため、置いたときに安定感がある。また、内部のタンクは底面とクリップで固定されるため、ランタンが傾いても倒れない。
ガラスのホヤは真鍮板にはめ込まれ、外側からは「囲」の字型のフレームで守られていて、たとえ風で倒れたり手に持ってどこかにぶつけたりしても壊れにくい。
ドアはピタッと閉じてロックできるとともに、上部のベンチレーションの空気穴も小さめだから、風雨が入りにくく、火が消えにくい。このあたりの構造はさすが航海用のランタンだ。
ケースは付属していないが、直方体だから収納したときにデッドスペースができにくく、横に寝かしたときにゴロゴロと転がりにくい。運びやすいランタンともいえるだろう。

サイズは高さ18.5cm(ハンドル含まず)、左右と奥行きが12cm。全体的に小型だが、ハンドルは大きめで手に持ちやすい。本体の素材は真鍮。色は2種あり、これは「ブラス」。

「アンティークブロンズ」。

燃料タンクは底面にクリップで固定されるが、燃料を補充するときはタンクを取りはずすことができる(燃料はパラフィン系オイルを推奨)。タンク容量は50ml、最長燃焼時間は6時間。キャンドルパワーは4CP。タンクの左側のツマミを回して芯を出し入れできる(芯の長さを調節して火の大きさを調節できる)。扉に付いているツマミを押し下げることで、扉がパタパタ開かないようにロックすることができる。
広い底面積をいかして流木に置いて使用。

大きなハンドルをいかして吊るして使用。風の影響を受けにくいから炎が安定して燃える。

バーモントランタンからは燃料ボトル「アルコールフューエルボトル」も販売されている。容量は200ml。漏斗付きだからタンクに燃料を注ぎやすい。なによりも、ランタン本体と同じ真鍮製だからかっこいい。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
ミニシップチーフオイルランタン/バーモントランタン 各15,840円(税込み)
アルコールフューエルボトル/バーモントランタン 6,600円(税込み)