
鉈の丈夫さと包丁の繊細さをあわせもつ万能ナイフ
焚き火と料理の両方に使える
「キャンプ入門ナイフこれIPPON」は、その名のとおり初心者がまず最初に買うナイフとして開発された。キャンプでナイフを使うシーンは焚き火と料理だから、まずはその2つを1本でまかなおうという考えだ。
大きいフィンガーガードで安全に薪割りできる
まずは焚き火から。火をおこすにはまず薪を小割りにして焚き付けを作らなければならない。このナイフは刃厚が4mmあって薪割りに十分耐えられる強度を持っている。
安全性についてもよく考えられていて、刃元のツバ(フィンガーガード)が大きいから手がすべって刃に当たる心配が少ない。多くの鉈やナイフにはこのフィンガーガードが付いていないから大きなアドバンテージだ。
また、柄の形状が末端に向かって太くなっているから握りやすく手からすっぽ抜けにくい。ナイフの柄は薄さを求めて平たいものが多いから、これも大きなアドバンテージといえるだろう。
コンパクトだから焚き付けを削りやすい
細く割った焚き付けは、表面を薄く削ってささくれを作ると着火しやすくなる。このときはナイフのコンパクトさが役に立つ。鉛筆を削る要領で削ることができる。これは大きな鉈にはできない芸当だ。
収納しやすい腰鞘付き
使い終わったナイフを地面に置くとどこに置いたかわからなくなりがちだし、踏んづけると危ない。その点このナイフには腰に装着できる木鞘が付いているから安心だ。

大きな鉈と違って重量は重くない。上から薪でコンコンと叩く(バトニング)と割りやすい。

木製の鞘だから引っかかることなくスムーズに出し入れできる。
刃先のカーブで魚もさばける
料理のほうでいえば、刃厚は一般的な包丁(1~3mm)に比べて厚いけれど、鉈(5~6mm)よりは薄いから食材をつぶすことなく、スムーズに切ることができる。また、鉈と違って刃先にカーブがあるから魚をさばくなどの細かい作業がやりやすい。
ペティナイフサイズのちょうどいい刃長
刃長は12cmでいわゆるペティナイフと同じくらい。折りたたみナイフよりは長いから家庭の包丁感覚で使えるとともに、大きすぎないから疲れにくい。女性や子供でも使いやすいだろう。
鍛冶師が鍛造、切れがよくて研ぎやすい
刃は、高知県の老舗トヨクニが良質な「土佐オリジナル白鋼」を用いて鍛造しているから切れ味は良好。鋼なのでステンレスよりも研ぎやすく、簡単に切れ味を復活させることができる。最初の1本にして最後の1本になりうる逸品だ。

12cmの刃長をいかして前後にスライドさせれば肉を切りやすい。

かさばらない細身のフォルム。刃の表面にBE-PAL OUTDOOR PRODUCTSのロゴマーク入り。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
キャンプ入門ナイフこれIPPON/BE-PAL OUTDOOR PRODUCTS 8,800円(税込み)