自然写真家・高砂淳二(たかさごじゅんじ)さんの写真展が、3月29日(土)から富山県高岡市の「ミュゼふくおかカメラ館」で開催されます。
高砂淳二写真展「LIGHT on LIFE」

高砂淳二さんは、自然写真の世界最高峰として著名なイギリスの写真賞「Wildlife photographer of the year 2022」の“自然芸術性” 部門で最優秀賞を受賞し、いま世界でもっとも注目されているフォトグラファーのひとり。長年、世界中を旅しながら、海や水辺に暮らすさまざまな生き物、月光により出現する「夜の虹」など、知られざる地球の風景を撮影してきました。

今回の写真展では、同賞の受賞作のほか、命の源である水と生き物との関わりを優しいまなざしでとらえたシリーズ「PLANET OF WATER」や「LIGHT on LIFE」から約100点の作品が展示されます。

愛くるしい生き物たちの姿や、水や緑が見せる息吹、雄大な自然のリズム。「絶景」という月並みな言い方ではすくいきれない、生き生きと呼吸している地球の姿。ぜひこの機会を見逃さず、生命の惑星=地球の圧倒的な生命感を感じてみてください。

3月29日(土)と5月10日(土)の14:00からは、高砂さんのギャラリートークも予定されています。入場券だけで参加できるので、お気軽にご参加ください(先着50名・事前申し込み不要)。
写真展概要
会期 2025年3月29日(土)~6月15日(日)
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで) 月曜休館(GW期間中は4/28、5/7のみ休館)
会場 ミュゼふくおかカメラ館(富山県高岡市福岡町福岡新559番地)
入館料 一般1,000円、高校・大学生400円(高校生は土・日・祝日無料)、中学生以下無料、65歳以上800円(免許証などをご提示ください)
祖父母が孫と一緒なら入館料無料(祖父母は富山県在住の方と、令和6年能登半島地震の影響により富山県内の市町村へ避難している方。※ほかの割引と併用できません)
主催/ミュゼふくおかカメラ館(公益財団法人高岡市民文化振興事業団)
共催/高岡市、高岡市教育委員会、北日本新聞社
特別協力/高砂写真事務所、株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
企画制作/M&M COLOR
1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。熱帯から極地まで世界中の国々を訪れ、海中、生き物、虹、風景、星空など、地球そのものをフィールドに、自然のつながり、水や生命の循環、人と自然の関わり合いなどをテーマに撮影活動を行っている。最新刊の『この惑星(ほし)の声を聴く』(Crevis)をはじめ、『PLANET OF WATER』(National Geographic)、『LIGHT on LIFE』『night rainbow 祝福の虹』『ASTRA』『Children of the Rainbow』『yes』『夜の虹の向こうへ』(小学館)など写真集・著書多数。フランス・パリ日本文化会館、ドイツ・ザルツブルク博物館、美術館「えき」KYOTOなど写真展多数開催。TBS「情熱大陸」、NHK「スウィッチインタビュー」をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌等のメディアや講演会などで自然の大切さ、自然と人間の関係性、人間の地球上での役割などを幅広く伝え続けている。ロンドン自然誌博物館主催「Wildlife Photographer of the Year 2022」“自然芸術性”部門で最優秀賞を受賞。海の環境NPO法人 OWS(The Oceanic Wildlife Society) 理事。
自伝的写真エッセイ『夜の虹を向こうへ』好評発売中!
高砂さんの半生記的なフォトエッセイ集『夜の虹を向こうへ』(小学館刊)ほか、高砂さんの写真集を写真展会場で販売しております。会場でぜひお手に取ってご覧ください。
高砂淳二『夜の虹の向こうへ』
ハワイで最高の祝福とされる「夜の虹」に高砂さんが出合ったいきさつから、世界中の虹を追いかけて旅を続ける中で遭遇した数々のエピソード、北米の先住民に教えてもらった人生をよりよく生きるための智恵まで、高砂さん特有のユーモラスな筆致で描かれた、アウトドアファン必読の一冊です。
night rainbow 祝福の虹
自然写真家・高砂淳二が9年にわたって撮影し続けたハワイの生き物と自然の風景の写真集。高砂氏は、ハワイでメディスン・マン(ヒーラー)に出会い、自然の見方、知恵を学びながら、誰も知らないハワイの風景を撮り続け、古代ハワイ人の時代から、見た者にとって最高の祝福であるといわれる、月の光に照らされてごくまれに出る夜の虹「ナイトレインボー」に出会う。世界で初めてとらえた完全な「夜の虹」の写真を中心に、ハワイの自然や動物の写真で構成。安らぎと祝福が得られる傑作写真集。
2640円
ご購入はこちら
LIGHT on LIFE
自然写真家・高砂淳二が、コスタリカ、カナダ、フォークランド諸島、ガラパゴス、マレーシア、アラスカ、ハワイ、ボリビアなど世界30か国以上で撮影した地球の生命の輝きの写真集。フクロウ、ペンギン、イグアナ、ハクトウワシ、ゾウ、ホッキョクグマ、ハチドリ、グリズリーの親子などの動物のほか、昆虫、植物など、地球上のいろんな生き物たちや自然を大きな視点で捉え、地球規模の雄大な生命を感じさせるかと思えば、自然のディテールや不思議さなどに目を向けた作品も。高砂さんはこの写真集について「見た人に、愛らしい生き物の表情やその根底に流れる優しさ、繊細さ、脆さ、色や形の不思議さ、命の神秘性などを感じてもらうことで、地球のこと、自然のこと、人間の生き方、愛、未来のことなどを考えてもらうきっかけになれば」と語っています。
3300円
ご購入はこちら
Children of the Rainbow
『Children of the Rainbow』は、高砂氏の20年以上にわたる自然写真の集大成で、大きな愛に満ちた癒しの写真集。聖なるハワイの美しい風景写真と、古代から伝わるハワイの叡知をわかりやすい文章で構成。「地球上に生きているものは、すべて虹の子供」というメッセージを込めた、見る人の心に温かくしみこむ一冊です。
2750円
ご購入はこちら
ASTRA
ウユニ塩湖の湖面に映る360度星空の世界、イースター島のモアイ像と宇宙、世界最大の落差を誇るギアナ高地のエンジェルフォールの夜の姿、満天の星の楽園ハワイ、静かな湖面に揺らぐイエローナイフの夏のオーロラなど、世界の美しく神秘的な夜の空を収めた写真集。星いっぱいの夜空は、見るものの心の中の宇宙のようでもあり。南半球の孤島から極北の地まで、夜空に星々が輝く写真が、神々しいほどの美しさで心を癒やしてくれます。
3300円
ご購入はこちら
yes (著/高砂淳二・ 覚和歌子)
地球とこの星に生きる動物たちや虹、宇宙の美しさまで写真を通じて伝えて、今年で30年という、日本を代表する自然写真家・高砂淳二さんと、「千と千尋の神隠し」など、ピュアでしなやかな世界観を描く詩人・覚和歌子さん、ふたりの出会いから生まれた写真文集。「世界は肯定から生まれている」という、私たちが忙しい日常で忘れがちな自然の原則を思い出させてくれ、読後、心に温かい光を届けてくれる。
1100円
ご購入はこちら