愛犬といっしょに海を渡るフェリーの旅、やっぱり憧れますよね。でもフェリーに愛犬と乗ってみたいけれど、どんな感じ? 設備は? 犬に負担はないの? 飼い主さんは気になることがいっぱいあると思います。
昨年の春にコアと北海道へキャンプに行った時のフェリーの旅の記録をお届けします。参考にしてみてください。
愛犬と一緒に過ごせるウィズペットルームの体験記
フェリーでの移動の方法は、船舶によって異なりますが、大まかに 1.ペットルームに預ける、2.車内に残留する、3.一緒に船室に過ごすウィズペットルーム、の3つがあります。中でも、ウィズペットルームなら、ずっと一緒にいられるので長時間の移動でも安心ですね。
現在、本州〜北海道間のフェリーは6社13航路が運行されています。ペットと一緒に船室で過ごせるウィズペットルームを備えた船には、太平洋フェリー/きたかみ。津軽海峡フェリー/ブルードルフィン、ブルーマーメイド。商船三井さんふらわあ/さっぽろ、ふらの、かむい。新日本海フェリー/らべんだあ、あざれあ、すずらん、すいせん。があります。
ウィズペットルームのあるフェリーでも、犬のサイズや予防接種等の条件によっては、ウィズペットルームを使用することができません。各フェリー会社ごとに条件が変わるため、愛犬が利用できるか、予約する前にフェリー会社の規約をよく読み、確認してみてくださいね。
災害救助犬コアの場合は、体重およそ40Kgとサイズが大きいので、フェリーの旅をした去年の春当時、ウィズペットルームを利用できたのは、商船三井さんふらわあ さっぽろ/ふらの、のみでした。(現在は、今年1月21日から就航したさんふらわあ かむい、にもウィズペットルームがあります)。

憧れの北海道までフェリーの旅。楽しみ!
ここからは、商船三井さんふらわあ さっぽろ/ふらののウィズペットルームでの船旅を紹介していきます。
※この記事で紹介している情報は、2024年春に実際に乗船した際のものです。最新情報などは公式HPなどでご確認ください。
さんふらわあ ふらのでフェリーの旅は千葉・大洗港から出航
商船三井さんふらわあ ふらのは大洗→苫小牧を 17 時間 45 分で結んでいます(苫小牧→大洗は 19 時間 45 分)。想像していた以上に、かなりの長時間を船の中で過ごすことになります。
長時間のフェリーの移動でのストレスを軽減して、ゆったり過ごせるように、大洗に早めに到着。大洗公園周辺の海岸をたっぷりお散歩したり、大洗海鮮市場で食べ歩きなどをしてから、大洗港へ向かいました。

大洗港の近くの海岸で、たっぷりお散歩して満足してもらいました。

大洗海鮮市場。フェリーの船室で食べる食材もここで購入しました。
ペット同伴の場合は自動チェックインはできないので、大洗港に到着したら、フェリーターミナルで乗船手続きの窓口へ。
ペット同伴の乗船に関する確約書をよく読んで署名のうえ、乗船手続きをします。犬の乗船には 1 年以内に発行された狂犬病ワクチン接種証明証が必要になります。高齢や病気などで動物病院から猶予証明証が出ていても、乗船できないので気をつけください。
乗船手続きが済んだら車で乗船。係員の指示に従って駐車して、船内ドア付近に置かれているレンタルカートの中から、愛犬に合わせたサイズを選んで、カートに入ってもらいます。
大型犬のカートはとても大きくかさばるので、こうしてフェリー内で借りられるのはとても助かります。船内の昇り降りはエレベーターを使えるので、カートのまま駐車場からお部屋までスムーズに移動することができました。

大きなコアが入るサイズのカートも、この時は2つありました。
大型犬がウィズペットルームで快適に過ごせるために
私たちが宿泊した船室は、スーペリアウィズペット オーシャンビュー(定員2名/小型犬は 3 匹、中型犬は2匹、 大型犬は 1 匹まで)。チェア式の折り畳みベッドが2台あり、チェアをベッドにすると、大きなコアの居場所がとても狭くなってしまうので、起きている間ベッドは畳んで過ごしました。
大型犬の場合はケージやベッドを持ち込んでも置く場所が無いと思います。コアは車内で使っていたタオルケットを持ち込んで、四つ折りにしてベッド代わりにしました。
食器や犬用トイレ、コロコロ、トイレシーツ等も部屋に準備されていましたが、小型犬サイズだったので、大型犬の場合は用意して行った方がいいでしょう。
船室は大型犬にはちょっと狭いけれど、長時間の旅を同じ部屋で過ごせるというのは、とても安心でありがたいことだと思います。

スーペリアウィズペット オーシャンビューのお部屋。

お部屋のリードフックがかわいい!
船内にあるペットのための設備をチェック
お部屋でゆっくりして落ち着いたので、ドッグランに行ってみることにしました。ドッグランまではカートで移動。カートは駐車場から部屋まで使ったものとは違ったタイプの共用カートでした。
カートに入っていても、ペットが通れる場所は決まっているので、よく確認しながら移動しましょう。フェリーに乗船する予定のある愛犬は、事前にカートに馴れておくと良いと思います。

コアはおとなしくカートに乗ってくれるので、助かりました。
ドッグランは船の左右に2か所ありました。水で流せるトイレコーナーとシャワー、マナー袋やダストボックス が設置されていて、至れり尽くせりです。コアは何回かドッグランを利用して、引っ張りっこ遊びをしてリフ レッシュしたり、トイレを済ませたりしました。
トイレコーナーにはポールも設置されているので男の子でも排泄しやすいのではないでしょうか。普段の生活で排泄のキューを決めておくと、こういう時に愛犬に排泄を促しやすいと思います。
フェリーに乗っている犬たちが他にもいましたが、ドッグランが2か所あるので、交代でゆっくり使うことができました。朝6時〜夜10時まで使えるので、トイレの心配をせずに済みました。

ドッグランでリフレッシュ!コアもうれしそう。
ドッグランの隣には、ペットをケージに入れて預けるペットルームがあります。そちらもどんな感じなのか、参考のため確認させてもらいました。
室内は空調が効いていて、ケージごとに施錠できるようになっているので安心。ドッグランが使える時間内なら、いつでもケージからに出すことができます。でも夜間はペットルーム自体が施錠されて飼い主さんも入ることができないので、クレートトレーニングができている子向きだと思います。

小型犬、中型犬用のケージ。

大型犬用はひとつ。お部屋自体は広いですが、このケージのサイズだとコアにはちょっと狭そうです。

ペットルームには水場がついていて、愛犬のお世話もしやすくなっています。
せっかくだからフェリーの旅を満喫しよう!
フェリーにはレストランや大浴場、ギフトショップもあるので、愛犬が落ち着いていられるようなら、飼い主さんもフェリーの旅を楽しむのもいいですね。私も大浴場に夜と朝、2回入りに行きました。朝は大海原を眺めながら、ゆったりした気分でお湯につかれました。湯船のお湯が波のように揺れているのもおもしろかったです。
食事はコアを置いてレストランに行くのも気が引けて、大洗で購入したものを船室でいただきました。
フェリーには共用設備に電子レンジもあり、温めなおすことができます。10代の頃、バイクツーリングで北海道までフェリーに乗った時はいちばん安い大部屋に雑魚寝だったので、なんとも贅沢です。船の旅という 非日常をのんびり楽しんでいたら、陸地が見えてきました。もうすぐ北海道上陸です。

オーシャンビューの窓から、外を眺めてわくわくのコア。
愛犬と一緒のウィズペットルームでのフェリー旅、快適でした。出発前に抱いていた、コアが退屈しないか、フェリー内で排泄できるかといった心配も、フェリーに乗る前のお散歩とフェリー内のドッグランでクリアできました。
レンタルカートの情報があまりなくて、大きなコアが入るか心配でしたが、ゆったりとはいかないもののフェリー内の移動は大きめシェパードでも心配ないサイズのカートが複数ありました。
船室には水道やシャワールームもあるので、愛犬を船室でひとりでお留守番させることなく、全て船室内で済ますこともできます。この快適なウィズペットルーム、部屋数が少ないので予約は争奪戦とか。記念日にちょっと贅沢をしてフェリーの旅を、なんて考えていたら、早めに計画を立てることがおすすめです。