着火剤について知ろう!タイプ別火の起こし方も解説! - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.04.17

    着火剤について知ろう!タイプ別火の起こし方も解説!

    着火剤について知ろう!タイプ別火の起こし方も解説!
    キャンプの必須道具、着火剤について解説します。キャンプの醍醐味である焚き火を楽しむために欠かせない着火剤は、キャンプスタイルに合わせて種類を選ぶことで、効率的に火を起こすことができます。

    アウトドアの必須アイテム!着火剤とは?

    着火剤

    ジェル状の着火剤を小分けにしたパック燃料。

    キャンプやバーベキューで、炭や薪といった燃料に火を起こしやすくする補助的な役割を担っているのが、着火剤です。

    沢山種類がありますが、ライターの火を当てればすぐに燃え、初心者でも簡単に扱うことができるとても便利な道具。

    風や湿気といった状況でも力強く燃えてくれる、アウトドアでの必須アイテムです。

    着火剤選びのポイント

    燃料タイプ

    着火剤

    チューブに入った燃料を必要量出すことができるものも。

    着火剤には大きく4つのタイプがあります。

    持ち運びが容易で扱いやすい固形タイプ・広範囲に塗布して着火しやすいジェルタイプ・即効性のある液体タイプ・油分の多い素材を使用した天然素材タイプがあります。

    どれも火起こしを助ける役割を担ってくれ、後述のポイントを考慮することで、より効率的な火起こしが可能になります。

    最近ではダイソーやセリアなど、大手の100均ショップでもアウトドア向けの着火剤が入手できるようになりました。

    特に固形タイプとジェルタイプは種類もあり、後述の用途に合わせた選択ができるほどです。

    燃焼時間

    パック燃料

    燃料の種類や量に応じて着火剤を選ぼう。

    着火剤選びで一番に注目するのが燃焼時間です。

    ソロキャンプで小さな焚き火を楽しむなら、5分以下の短時間燃焼するもので問題ありません。

    大人数で大量の燃料を使う場合は、10分前後の長時間燃焼してくれるものが安心です。

    たとえば固形燃料は範囲が狭いですが長時間燃焼してくれるので、複数所持しておくと良いです。

    一方、量を変えられるジェルタイプは広範囲に着火可能で、燃焼時間を調節することもできるので便利ですが、必要な量を予測する経験値も必要です。

    用途

    七輪

    炭は一度安定すれば高い火力を維持してくれる。

    焚き火で使うか、バーベキューで使うか、フィールドから薪を集めるか、炭を使うかなどの用途によって適した着火剤が変わります。

    乾いた薪や少量の燃料なら量を調節できるジェルタイプや小さな固形タイプ、天然素材でも問題ありません。

    湿った薪や多めの炭を使う場合は相応の時間が必要になるため、固形燃料やパックに入ったジェルタイプなど、長時間燃焼に対応した着火剤が有効です。

    機能性

    燃料

    分割もできるタブレットタイプ。

    着火剤には効率的に火を起こすための便利な機能を備えたものもあります。

    たとえば固形タイプにあるタブレット型は分割して量を調節しやすくするだけでなく、残った分は保管しておける利点があります。

    食材の匂い移りなどに配慮した無臭タイプや、防水性に優れたものは水に濡れても力強く燃え続けてくれます。

    着火剤を使った火のおこしかた(固形タイプ)

    固形タイプは長時間燃焼してくれる。

    方法手順

    1. 薪や炭を必要分配置します。
    2. 固形タイプを1個で火を起こす場合、燃料の中央に配置し、燃え広がるよう配慮します。
    3. ライターやマッチで着火剤に火をつけたら、熱がこもるまで待ちます。
    4. 熱がこもり火が安定してきたら、うちわや息を細く長く吹きかけて空気を起こり、燃焼を促進します。
    5. 火が移り広がってきたら火起こし完了です。

    着火剤を使った火のおこしかた(ジェルタイプ)

    着火剤

    必要量を出して適材適所に使えるジェルタイプ。

    方法手順

    1. 固形タイプ同様、必要量の薪や炭を配置します。
    2. 燃料に直接塗布します。必要な範囲と量を塗りましょう。シチュエーションにもよりますが、なるべく熱がこもりやすい場所に筆者は塗るようにしています。
    3. ライターやマッチで火をつけます。範囲が広いので、数か所に分けてつけるのがポイントです。
    4. 火がこもり安定してきたら空気を送ります。
    5. 火が移り広がってきたら完了です。

    着火剤を使用する上での注意点

    注意点①安全な場所で使用する

    フィールド

    燃え移るものがないか確認を。

    着火剤は長時間燃焼してくれる心強いアイテムです。

    火起こしを助けてくれるということは、フィールドにある木の葉をはじめとした自然物、キャンプ道具にも燃え広がる可能性があります。

    なるべく風を避けられる場所や、地面に燃えやすいものがないよう払いのけるなど、必ず安全な場所を選び、工夫しましょう。

    注意点②必要量以上を使用しない

    着火剤

    大きくなった火は対処が難しくなる。

    着火剤は種類にもよりますが、一度火をつけたら燃料が尽きるまで燃え続けるほど強力です。

    必要量であれば問題ありませんが、一度に沢山の着火剤を投入すると、ユーザーが想定していなかったほど燃え上がったり、燃え広がる可能性もあります。

    着火剤は適正量を使うようにしましょう。

    注意点③継ぎ足しをしない

    着火剤

    継ぎ足すことによる事故は後を絶たない。

    早く火を起こしたい、燃えるから楽しいなどの理由で、既に燃えている薪や炭に着火剤を継ぎ足すのは非常に危険です。

    継ぎ足しをすると、炎が燃料を伝ってウェアに届いたり、散らばった燃料が引火して燃え広がるといった可能性があります。

    全ての着火剤で可能性がありますが、特に液体タイプは燃え広がりやすくすぐに引火します。

    継ぎ足しは絶対にやめましょう。

    正しく着火剤を使って快適アウトドア!

    焚き火

    夜の焚き火を楽しむ。

    いかがでしたか。キャンプやバーベキューで行う火起こしを格段に楽にしてくれるのが着火剤です。

    用途に合わせて適切な種類を選ぶことで、効率的に火起こしができるだけでなく、安全に火を扱うことができるようになります。

    正しい使い方を身につけて、キャンプ・バーベキューを快適に楽しんでください。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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