
誰でもひとつは持っている、アウトドア向けのライターのなかでも、この条件を満たす筆者の推しの逸品は、高森コーキの「着火バーナー ターボ・フレキシブル」です。
ODグリーンの無骨な姿に秘められた、機能性と使い勝手をご紹介していきましょう!
360°曲がる着火口ノズル

一番の特徴は、バーナーの着火口が自由に曲がること。ノズルがまっすぐなライターでは届かない隙間でも楽に着火できる、まさに「かゆいところに“火”が届く」親切設計です。
360°曲がる着火口ノズル

本体の着火レバーをゆっくり引くと、頼もしい燃焼音とともに強力なターボ炎が出現。炎の温度はおよそ1,200℃、普通のライターでは消えてしまうような風の中でもしっかり燃焼します。
気温が10℃を下回る場合、燃料ガスの気化率が下がり、点火しにくくなることも。冬季など気温の低いときは、手のひらやポケットの中で本体を温めて使用してください。
キャンプでの使い道は
焚き火に火をつける

キャンプで一番多いライターの出番は、焚き火の着火です。薪を組んで着火剤を置いたら、長いノズルを曲げ、薪の間に差し込んで点火。吹く風をものともせず、楽な姿勢で火をつけることができます。
BBQの成型炭に

BBQグリルの成型炭に点火する機会も多いですね。火の粉や熱を避け、BBQグリルの内側にノズルを差し入れて着火できます。
火口(ほくち)の過熱を防ぐため、連続しての使用は10秒以内に留めてください。
蚊取り線香の着火に重宝

アウトドア用の蚊取り線香は太いものが多く、なかなか火がつかないことも。着火バーナー ターボ・フレキシブルを使えば、強力な炎で一発着火が可能です。
調理用バーナーに

圧電着火装置が付いていないタイプの調理用バーナーの点火に。調理用バーナーの中心部に、ピンポイントで炎を持っていくことができます。
ガソリンランタンの点火に便利

クラシックな佇まいで、最近再び人気が出てきたガソリンランタン。マントル部分に点火するためには、トップの傘とガラスのホヤを外す必要があったりと、メカニカルな着火プロセスにやや手間がかかる点も。
着火バーナー ターボ・フレキシブルの先端の太さは約1cm、ガソリンランタン本体下部の穴に入るため、ホヤを分解せずに点火できるんです。
そのほかの使い道
明るい場所ではアルコールストーブの炎が見えにくいため、燃料からある程度距離を置いて点火したい場合、安全に作業できます。ノズルが曲がるので石油ストーブの点火もラクラク。花火の着火用にも。
使い勝手は?
安全スイッチ付き

着火バーナー ターボ・フレキシブルは、安全対策もしっかり搭載されています。本体には安全スイッチがあり、ボタンをスライドさせるとロックがかかります。運搬中の揺れなどで誤ってガスが漏れたり、火がついてしまうこともありません。
燃料ガス充填式で経済的!

着火バーナー ターボ・フレキシブルの優れた点は、ガスが無くなったら補充して繰り返し使えるため、使い捨てのライターに比べてエコで経済的なところ。
燃料は一般的なガスライター用ボンベを使用してください。着火バーナーの底面にガス注入口があり、ここから燃料を再充填できます。
ガスの充填方法

燃料ガスの再充填方法は、まず、ガス量確認窓で残ガスをチェック。ガスボンベを上に、着火バーナーを下にして、ボンベのノズルを着火バーナーのガス注入口に差し込みます。
ガスボンベを上から押し込んだまま2〜3秒キープ、それを数回繰り返します。充填量の目安はタンクの8割ほどです。補充できたら、周囲に漏れた少量の生ガスが散るまで2分程度待ったのちに点火しましょう。
※ボンベを下に、着火バーナーを上にすると、着火バーナー本体タンクのガスが抜けてしまうので補充できません。燃料再充填時はボンベと着火バーナーの上下を逆にしないよう注意が必要です。
サイズ感は
全長約30cm

全長約30cm、横幅は約4cm、厚みは2.5cmとスリムで、小柄な方でも持ちやすいです。ギアケースの中に入れても嵩張りません。
重量約72g

重さも72gと100以下で、とても軽いです。
性能・コスパともに良し!

風に強い強力な炎、キャンプ中のあらゆる着火にこれひとつで対応でき、筆者の徒歩ソロの相棒として一軍入りしました。
着火バーナー ターボ・フレキシブルは、軽量コンパクトで持ち運びもラクラク。その上かなりなお値打ち価格でコスパも最高です。ファミリーでのオートキャンプなど、積載に余裕があれば、焚き火ギアケースに1本、キッチン用品とともに1本と、複数使いもアリ。
ぜひ、着火バーナー ターボ・フレキシブルの優れた使い勝手を体験してください!