今回はしっかり道具の説明します!新兵器4
実は、新兵器は電子機器だけではありません。最後の新兵器は、ずばり浄水器です。そしてまさかの浄水器です。
僕は、2012年から現在まで、多くのハイカーが愛用するソイヤーを使用していました。
ミリオンガロンの浄水能力なのですが、パッキンが劣化して使えなくなることもあり、また掃除用の注射器も持ち運んでいたのでかさが張り、困っていました。また、付属の汚水を入れる袋は、1週間程で壊れるので、ペットボトルを袋の変わりにしていましたので、更にペットボトル分のかさが増していたのが不満でした。しかし浄水能力もあり、手軽ですし、これに変わる浄水器は無いだろうと探す事すらしていませんでした。
そんな時に軽い気持ちで出会ってしまい、本気になってしまったのが、カタダインのBEFREEです。
BE FREE /スター商事
http://www.star-corp.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=100905
出会いは、池袋で開催された関係者むけの合同展示会でした。
僕の行きつけの山形の山道具屋、某店の店主さんと偶然に会場で出会い、案内してもらった時の事でした。浄水器メーカーのカタダイン。2005年にアパラチアン・トレイルを歩いた時に多くのハイカーが重くても使用していたのがカタダインの浄水器でした。
その老舗がまさかこんな商品を出しているとは驚きました。 某店店主さんのお話では、日本で発売になってから2年目くらいになるとのことです。※昨年はビバルマン・トラックを歩いていたので展示会には来れませんでした。
某店主さんと別れ、またスター商事さんのブースに行き、会場の案内をしていた鈴木さんに色々とお話を伺いました。当然ながらソイヤーと作り方のコンセプトが違います。あくまでもハイキング用に特化した製品になります。まず気になったのは、そのルックスです。可愛いですよね?毎日使う物なのでそこは結構重要視します。
汚水を入れるケースも柔らかくて扱いやすそうです。ソイヤーにペットボトルを付けて使う場合、一回浄水するのに2~3回ほど浄水器とペットボトルを外して
空気を入れてあげないと浄水ができませんでした。(ペットボトルは固いので)
BE FREEは、ボトルが柔らかいので、そんな手間も無くなりそうです。浄水機能も1,000Lと、今回の歩行であれば、全く問題ない浄水能力です。
フィルターの掃除も、綺麗な水でフィルター周りを流すだけなので簡単です。
問題は、汚れた水を浄水すると目詰まりなどして、浄水能力が低下するという事でした。基本的に、泥水は浄水するつもりはありませんが、泥水もボトルに入れて10分くらいすれば、泥が沈殿するので上澄みをろ過すればいいですし、大きなごみはバンダナなどを通して使えば除去できます。 なにより軽量で場所を取らないのはいいですね!
日本の山の水も汚染されてきていますので、このBE FREEがあれば、重い水も現地で作れますし、水の良い日本においては間違いない一番使いやすいやつかもしれませんね!
種類は、0.6L 1.0L 3.0Lの3種類です。複数人で行く場合は、3.0Lがあると便利そうですね、吊るしておくだけで浄水できますので!
今回私が使うのは1Lモデルです。さて、さて、私のトレイルの定番化になるのでしょか?
【Profile】斉藤正史
山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail