予想したこと、予想もしなかったこと。富士登山ではさまざまなトラブルに見舞われる可能性が。でも準備さえしておけば、クリアできるはず。ぜひとも知っておきたい、「富士登山 10の攻略法」をご紹介します。
1 楽に歩くために有効な3つのモノとは?
最近の登山用具のなかで、とくに注目されているモノが、両手に持って体を支えるトレッキングポールと、足の力を十分に引き出してくれる機能系タイツ。どちらも想像以上の効果があり、体力に自信がない人の大きな味方です。
同様に有用なのが、アミノ酸系の錠剤やドリンク。これは筋肉の疲労防止や疲労回復に効果があり、登山中だけでなく、登山前後にも継続して飲むと、さらによいといわれています。
これら3つは現在の登山者の秘密兵器。山頂を目指すなら、きっと大きな力になってくれます。
トレッキングポールと機能系タイツは、今後の登山にも使えるもの。他の山にも行きたい人は、富士登山を機に購入してもよさそう。
2 気温の低さと雨、強風にはどう対処する?
夏の街はうだるような暑さのため、いくら「富士山は寒い」といってもイメージしにくいものです。
しかし、富士山では氷点下の気温に遭遇するのも当たり前。しかも雨で体が濡れたり、強風に吹かれると体温が低下し、体調が次第に悪化します。じつは寒さに耐え切れず、富士登山を途中で断念する人は多数。そうでなくても、山頂でゆっくりと休むことができないほど凍えてしまう人は、驚くほど多いのです。
レインウェアは必携。防寒着は余分と思えるほど温かいものにしておくと、確実でしょう。
レインウェアは雨のときだけではなく、強風のときにも有効。その内部に防寒着を重ねて着ると、体が感じる温かさは倍増します。