5 トイレは有料。小銭の用意を忘れずに
山小屋内部以外に、外部にも行動中に使えるトイレがあります。しかし、水道や下水がない富士山では維持と処理に費用がかかるため、有料。1回200円程度で、料金箱に入れるのが普通になっています。お釣りはないので、あらかじめ小銭を準備しておくと便利です。混雑している時期には、予想以上の行列になることも多いため、登山自体にかかる時間にプラスして余裕をもった行動をするように心がけましょう。他の登山者のために、汚さないように使用するのがマナーです。
6 夜間・早朝の行動を考えてヘッドライトを準備
富士山に登るなら、やはり体験してもらいたいのが、朝日が昇る瞬間、つまり「ご来光」を眺めること。そのために山小屋は24時間営業になっているともいえます。とくに日本一の山頂でご来光を迎える瞬間は富士登山のハイライトで、深夜のうちに山頂へ向かって歩く登山者の行列は、富士山ならでは。その光景を見ると、初めて富士山に行った人は誰もが驚くほどです。そこで忘れてならないのが、ヘッドライト。懐中電灯は片手がふさがってしまうため、転んだときに危険です。