アウトドアのフライパンと言えば鋳鉄製のスキレットが人気ですが、鉄フライパンも多くのキャンパーに愛用されています。どちらも使い込むほどに馴染んでいくアイテム。熱伝導率が高く、肉が美味しく焼け、焚き火でも使えると良いことづくし。あえてデメリットを言えば、使用後のメンテナンスが重要なことと、家庭用のフライパンほど軽くはないこと。
そんな鉄フライパンの代表格がドイツ製の「ターク クラシックフライパン(Turk Classic fryingpan・以下、ターク)」。熟練の職人たちが手がける一切のつなぎ目がない鉄フライパンです。ですがこのターク、プロの料理人も使う本格派だけあって値段も高め。目玉焼きひとつ分のサイズで¥14,000+税。ステーキを焼くなら26cmサイズが必要なところですが、お値段¥23,000+税です。一生モノ! と思えばもちろん買いです。ただ、鉄フライパンをまず知りたい。という人には少し早いかも。そこでオススメしたいのが無印良品の「鉄フライパン」です。
コスパに優れた無印良品の鉄フライパン
◎無印良品 : https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4547315822218
◎鉄フライパン約直径26cm:¥5,900
◎サイズ:約260×453×100mm・約1.10kg/容量 2.14L
同じサイズのタークと比べて、1/4ほどの値段で買える鉄フライパン。タークのように、一枚に鉄板でできているわけではないけど、それでも性能は十分過ぎるほど。ドイツ製のタークに対して、無印良品の鉄フライパンは日本製です。
ダンボールも鉄フライパン仕様(とっておきたくなる愛らしさ)
収納ダンボールにも鉄フライパンのイラスト付き。アウトドア用途で使うなら、キャンプ以外ではこの箱にしまっておくのもオススメです。
タークよりも薄くて軽い
フライパン本体とハンドル部は3箇所のリベットで固定されています。厚さは1.6mmほど。タークは約2.5mmなので、より薄いことがわかります。重さも同じサイズのタークと比べて0.6kgほど軽いです(タークの26cmは約1.7kg)。
鉄フライパンのメンテナンス方法
はじめて使用するときには「油ならし」を行なう
熱したフライパンに油をひき、5分ほど熱します。全体にまんべんなく油をなじませるイメージです。
使用前に「油返し」を行なう
2回目以降は料理で使用する前に、油ならし同様の作業を行ないます。これを繰り返すことで鉄に油がなじんでいき、食材がこびりつきにくくなります。
調理後は油を薄くひく
使用後はたわしなどで洗います。その際、洗剤は使わず、お湯を使って汚れを落としましょう。汚れを落とし、よく乾いたら、フライパンの内側・外側にキッチンペーパーなどで、うすく油を塗って保管します。
※構成・写真・買った人/早坂英之