自転車にもドライブレコーダーの時代
にわかに必須アイテムとなりつつあるドライブレコーダーですが、その波は2輪の世界にも及んでいます。インターテックが取り扱いを開始した「CYCLIQ(サイクリック)」は、大光量のライトと一体の自転車用ドラレコです。
1080pフルHDのループ録画機能とオーディオ録音機能を搭載しており、盗難防止アラームにもなります。もちろん防水防塵で、USBによる高速充電も可能。バッテリーが少なくなるとカメラの電源を切ってライト機能を優先し、ライダーの安全を確保します。
さらにドラレコの本領を発揮するのが、「インシデント保護機能」。製品が垂直から60度以上傾いた状態が5秒以上続くと作動します。これにより、たとえば事故に巻き込まれて車体が倒れた場合、その瞬間と直前の映像が、上書きされることなくロックされます。さらにその30分後に電源が切れるため、事故のあとに起きた重大な出来事も逃しません。
想定されるのは、やはりスピードが出やすいローディーのアクシデントでしょう。しかし、通勤でもロングライドでも、自転車に乗るならどんな用途でもライトは必需品です。どうせならカメラもついていると一石二鳥……というには、こちらはちょっと高級品かもしれません。とはいえそのお値段にもうなずける隙のないスペックで、スポーツバイクユーザーのライドに安心をプラスしてくれるのです。
アクションカメラではないけれど、山でのライドでは、思いがけず有能な動物カメラマンになってしまうかも。ランドナーに乗る人なら、気づけばロードムービーの監督になっているかも。
ドライブレコーダーの普及にはネガティブな出来事が影響しているのは事実ですが、ポジティブな側面も意識して、楽しいガジェットとして使いたいものです。本来の目的でドラレコが活躍するシーンなんて、本当はないに越したことないですもんね。
FLY12 CE(フロント)
価格:3万3999円(税込)
・600ルーメン、8時間稼働
・1/8クイックリリースシステム
・STRAVA対応
・6軸ぶれ補正
・Bluetooth & ANT+対応
・195g
FLY6 CE(リア)
価格:2万1999円(税込)
・100ルーメン、7時間稼働
・1/8クイックリリースシステム
・STRAVA対応
・6軸ぶれ補正
・Bluetooth & ANT+対応
・110g
画像提供:インターテック
https://brand.intertecinc.co.jp/cycliq
構成/鈴木絢子