今回はしっかり道具の説明します! サンダル・ブーツ編
乾燥帯を歩くアリゾナトレイルです。やっぱり気になるのはその道のりです。ダートロードも通るようでが、山岳エリアもしっかり歩きます。ゆえに登山専用ブーツでは無い方が良いと考えました。
1,300kmを快適に歩けるブーツを選ぶにはどうしようか? 砂地などが中心なのでほこりも多そうですし、レザーでない場合、砂ぼこりで結構靴下が汚れます。汗と混じってしまうと手が付けられません。
そんな事もあり、アッパー部分がレザーの方がいいなぁとうっすら考えていました。
僕の場合、重いと30kgを軽く超えます。この場合、足元が悪いと足首をひねることが良くあります。その結果、痛みに耐えながら歩かなくてはならなくなります。
このリスクを軽減するために、僕の択肢からローカットの靴は毎回選外れます。
※軽いウエイトの方なら、足首を強くひねる危険性が少ないので、トレランシューズなどでも問題ないのですが。
改めて今回の僕の条件としては、①アッパーレザー(皮のブーツ)②ハイキングに寄り③ローカット以外のものとなります。
そして僕が選んだのは、キーンのターギー Ⅲミッド 防水ハイキングシューズでした。
サンダルの履き心地の良さを知ってから、キーンさんのブーツにも非常に興味を持っていました。ただ、ブーツは履いたことが無かったので、どの程度足にフィットするかという問題もありました。
事前にピレニーズを使わせて頂き、トレイル整備や山形のトレイルを歩く時に履いてみました。結構良い履き心地です。ソールはキーンのオリジナルなのですが、路面への食いつきが
いい感じです。
ピレニーズでも良かったのですが、アリゾナトレイルでは、水場の都合もあり水を多く背負う可能性もあります。僕の場合、もう足の爪が変形するほどの重さがつま先にかかります。しっかり結ばないと、
下りの時に足が動いてつま先を痛めるリスクを軽減したいと考えていました。そんなこともあり、よりしっかり固定できそうなターギー Ⅲミッドを選んだのでした。
また、この食いつきのいいキーンオリジナルのグリップが乾燥帯でどのような性能を見せてくれるかも非常に興味があります。
さて、この僕の見立てはどうなんでしょうね。
そして、ここ数年サンダルはキーンに固定しています。ハイカーにとってリラックスとつま先を保護するのは大切な事です。
ハイキングを終えて、ハイカーは足をリラックスさせるのですが、水場がハードな場合、またブーツに履き替えるハイカーも多くいます。また、町ではブーツを履かずにサンダルで過ごす
事が多いのですが、どうしても段差でつまずいて、つま先を痛める事があります。そんな時、つま先を守ってくれるキーンのサンダルなら安心です。
特にお勧めしたいのが、渡渉です。流れの水圧でサンダルがずれにくく、渡渉の時つま先を川底の滑る石から守ってくれます。気にせず渡渉でも心配なくガンガン行けるのも嬉しいですね!
今回は、前回に引き続き、クリアウォーターCNXです。今回は渡渉のシーンはほとんど無いと思いますが、やはり履き心地のいい安心できるサンダルで過ごしたいですよね!
そんなことで、条件を当てはめていくと、今回はブーツ・サンダル共にキーンになったのでした。
【Profile】斉藤正史
山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail