【柄を替える】
木を好みの柄の長さに切り出し、切り口の面取りをして整える。柄を引っ掛けられるようにするため、木は二股の部分を利用。
刃をすげる側に、刃止め用の口金の内径を写しとり、木の周囲に鋸で浅く切り込み(口金の厚みの1個半くらい下の位置)を入れる。
口金の径に合わせるように、のみで余分な部分を削り取る。のみは内側に食い込んでいくので、ラインより若干外側から刃を入れる。
切り出しナイフで滑らかに丸く整える。削りすぎると口金が緩くなってしまうので、時々はめてみながら作業すると失敗しない。
握りやすいように切り出しナイフで柄の部分を多少削ってもいい。長野さんは縦に細長いほうが握りやすいため、両サイドを削った。
サンドペーパーをかけて滑らかに整える。カーブした部分は紙をそのまま、平らな部分や角は紙を木片に巻き付けるとかけやすい。
刃の根元部分の外形とくぎ穴を柄に写しとる。次にくぎを打ったときに木が割れないよう、くぎの8割くらいの深さまで下穴を開ける。