焚き火の好きな人のなかで、やたらと大きな薪を燃やすのが好きな人がいる。私もそのひとりで、若い頃は盛大な焚き火が好きだったから、だれもいない浜で、長さ2mくらいの流木の丸太の端を燃やしたことがある。もちろん燃やしたのは端っこだけで、最後に海水で消火したが、こういうのは下品な焚き火の部類に入るだろう。一方、渓流などで早々に太い薪に燃え移らせて、せわしなく薪をくべるのではなく、太い薪のおき火をゆっくり楽しむ……なんていうのは上品な部類に入るのではなかろうか。
焚き火台の場合、あまり太い薪は置けないが、この「グリル リボルバー」は違う。直径60cmもあって、太く長い薪をドンと置ける。
大きいからアメリカの製品かと思うかもしれないが、オリジナルはイギリスのメーカーの製品である。竹の天板を載せるとテーブルにもなるというところが洒落ている。