ウェアに穴があいたり、すり切れたり──、それだけのことで、着るのを諦めていませんか!? 気に入って購入し、愛着をもって着ていたアウトドアウェアなら、少しでも長く着ていたいですよね? ならば、リペアしましょう!──というのが、アウトドア企業「パタゴニア」の考え方。
さらには、ウェアの愛用者である自身が「自分でリペアしてみよう!」ってわけで、2015年にパタゴニアがスタートさせたのが「Worn Wearツアー」。
当初は本国でのみ行なわれていたが、今年ついに日本でもツアーがスタートすることになった! 国内最初のツアーは1月26日(土)にスタートし、7か所のスキー場を訪れる予定。
破れやひっかきキズ、破損したジッパーのプルタブなどの補修方法は随行スタッフがアドバイスし、リペア自体はウェアの持ち主自身がやるというものだ。リペアに使うパッチやプルタブなどは無料で提供され、しかぁ〜も! パタゴニア以外の製品でも持ち込み可能。
「これ、まだまだ着ていたいのに…」という方、パタゴニアのWorn Wearツアーを追いかけて、「BETTER THAN NEW!(新品よりずっといい!)」を体験してみよう!!
パタゴニア Worn Wear Snow Tour
https://www.patagonia.jp/worn-wear-tour-dates.html
「あなたの宝物は?」という取材に対して、パタゴニア社主のイヴォン・シュイナードは、「道具とは足りない能力の穴埋めではなく、人の能力をステップアップさせてくれるものであるべき。ストームジャケットはその象徴的アイテムであり、私の大のお気に入りである」(BE-PAL2005年2月号特集「アウトドア達人111人のお宝道具拝見」)──と答えました。
最先端素材や技術を用いたウェアを開発し続けているパタゴニアの社主という立場でありながらも、お気に入りウェアを何年も着続けているのだ。
構成/坂本りえ