今回はしっかり道具の説明します! 枕・シーツ・マット編
マットは何を使おうか。この悩みも尽きません。長期のトレイルに入る場合、出来るだけ故障や買い替えをしなくてもいいようにウレタンマットを使うことが多くあります。(価格も安いですし)
まずは、グラウンドの状況によって、エアか、インフレータブルマットか、ウレタンマットか判断します。
ウレタンマットの欠点は、バックパックの外側に付けることになるので、雨の時に濡れる。飛行機に乗るときにかさが張るので、現地で購入することも多いのですが、
オーストラリアでは、愛用のサーマレストのウレタンマットが売っていないなど、探したり買ったりするのも大変です。今回もトレイルに行くまでの間に、大きめのアウトドアショップ
に気軽に行けるような場所は通りません。また、ある程度牧草地や乾燥帯なので、松などの木が生えてる可能性も少なく、パンクは確率的に低い。そう考えると、ウレタンマットの
可能性が全くなくなります。
そうなると、手持ちでエアーのみ全身タイプで約280g インフレータブルマット140cmで450g。収納した大きさはエアーが半分くらいの大きさです。
さて、今回のテーマはコンパクトに収まるですので、今回はエアータイプにすることにしました。
KLYMIT(クライミット) INERTIA XFRAME
2012年にアメリカで買ったのですが、セールで40ドル程、確か当時は1ドル80円でした。
私の体にはとてもよくマッチしているので、普通のマットを使っているのと変わりませんし、横を向いても快適です。
体に合うのであれば、春~秋までは軽量化を図れるマットだと思います。
コクーン Mummy Liners 100%リップストップシルク A&F
そしてコクーンのシーツ。数多くのシーツがありますが、僕が愛用しているのはMummy Liners 100%リップストップシルクシーツ。これも使用3年目です。もちろん温度域のコントロールが目的ですが、ホステルのベットなどは汚いですし、そんな時にもこのシーツは役に立ちます。
僕は、ハイカーで一週間もお風呂に入らない事もあるのに、変に綺麗好きというか、汚いのが苦手です。また、夏場の暑い時はシーツのまま寝ちゃえますし、寝袋が臭くなるのも防ぎますし、寝袋に直接触れない事で体の油でダウンの収縮が効かなくなるのを防ぐ効果もあります。僕には、変に綺麗好きなハイカーには外せないアイテムですね!
AMK ナノヒートブランケット スター商事
あらたに選んだのが、このナノヒートブランケットです。多少重いのですが、このブランケットは色々な使い方が出来ます。
天気のいい日にはカウボーイキャンプ(テントを張らないでそのまま大地に寝るキャンプ)の時にマットの下に敷くも良し。
寒い日の休憩中にブランケット代わりに好かうもよし。寒い夜には寝袋の上にかけても良し。
急な雨で濡らしたくないときは、完全防水なので雨除けとして使って良し。
パリパリ音もないので、飛行機で寒い時にだって使えます。トレイルだけじゃなくて車に1枚忍ばせておきたいですね!
マジックマウンテン(MAGIC MOUNTAIN) ナノテクシットマット キウイグリーン
休憩の時や食事を摂るとき、ハイカーなのに直接地面に座ってズボンが汚れるのが嫌いという、変に綺麗好きのハイカーには外せないアイテムです。
座るときにお尻が汚れない。これだけで僕には持っていく価値があるのです!
一日中歩いているハイカーにとって、快適に休むのは重要なポイントです。出来るだけ快適に過ごしたいですね!
【Profile】斉藤正史
山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail