季節ごとの食をdelivery 華表由夏の子どもと作るキャンプ料理 第5回「あまったお餅で簡単汁粉」
新物の純黒糖と魔法瓶を使った簡単汁粉
温めるだけでOKのレトルトや、お湯を入れるだけのインスタント汁粉など、意外にアウトドアで手軽に楽しめるお汁粉、あるんです。
でも、お正月であまったお餅もあることだし、どうせなら美味しくいただきたいので、手作りしてみました。
小豆を茹でるのって時間もかかるし、難しそうなイメージなんですが、これが、魔法瓶を使えば簡単にできるんです!
甘味のもとになるお砂糖ですが、一見旬がなさそうでいて、冬はサトウキビの収穫時期。
春先まで新物の純黒糖が出回ります。風味豊かでやさしい味わいなので、見かけたら試しに使ってみてください。
材料は2人分です(500ccの魔法瓶の場合)
小豆 100g
純黒糖 50~80g(おうちにある砂糖でもOK)
モチ 2個
熱湯 適量
まずは下準備から
小豆をかるく洗い魔法瓶に入れ、熱湯を上まで注ぐ※ 水分を含んで膨らむので、小豆の量は魔法瓶の1/3までにする。
1時間後、一度お湯を切り、また熱湯を上まで注ぎひと晩おく。
小豆を火にかける
小鍋にお湯ごと小豆を入れ、強火にかけアクが出たらとる。中火にし、10分程煮たら黒糖を入れ、弱火にして5分程煮る。お餅を入れ、柔らかくなったら完成※柔らかさと砂糖の量はお好みで。
小豆を魔法瓶に入れてひと晩おくことにより、短い時間でお汁粉ができます。冬山や冬キャンプはかなり冷え込むので、温かくて甘~いお汁粉を食べて、パワー回復! 疲れた身体にも美味しいですよ。
華表由夏(とりい ゆか)
青森生まれ、東京育ちの35歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
撮影/西山輝彦