いつもレザーマンの「SIDEKICK(サイドキック)」を使っていて、とくに不便は感じていないのだが、このハイエンドモデル「CHARGE+ Camo(チャージプラス カモ)」を見ると、やっぱり心ひかれるものがある。「サイドキック」が14ツールなのに対して、「チャージプラス カモ」は19ツール。それに加えて9本の取り替え式ビットが付いてくる。このビットがなかなかよい。六角レンチとメガネ用ドライバーが付いている。自転車が好きなメガネ野郎の私のために用意してくれたのかと思ってしまった。ご承知のとおり、スポーツ自転車はたいていのパーツを六角レンチで締めるようにできている。「チャージプラス カモ」の六角レンチは、「1.5m&2mm」「2.5mm&3mm」「4mm&5mm」の3本が付いているので、自転車のたいていのパーツに対応するだろう。メガネ野郎は日々痛感しているであろうが、なぜかメガネのテンプル(つる)のヒンジはいつのまにかゆるんでいる。そこを締めてテンプルが安定すると気持ちいいものだ。
「チャージプラス カモ」の19ツールのなかで「サイドキック」にはないツールは、「154CM取替式ハードワイヤーカッター」「カッティングフック」「ダイヤモンドコーティングヤスリ」「ハサミ」「エレクトリカルクリンパー」の5つだが、その中でも重宝しそうなのが「カッティングフック」だ。「チャージプラス カモ」にも「サイドキック」にもロープを切るのに適した「波刃ナイフ」が付いているが、ちょっとしたヒモなどを切るときなどは「カッティングフック」がやりやすい。
ちなみに「チャージプラス カモ」の「カモ」とはカモフラージュ柄のこと。深いグリーンを基調とした渋めの迷彩柄がかっこいい。