●トレッキング中の宿泊
トレッキング中にキャンプサイトでテントを張る際は、そこを管理する村人に1泊Rs100ほどの利用料を払います。村の民家でホームステイをする際は、宿泊代と食事代として失礼のない額を払います。ホームステイによる宿泊をあてにしすぎると、ハイシーズン時の人気ルートでは満室の場合もあるので注意しましょう。
●トレッキングに必要な装備
服装については、夏は極端な防寒着は不要ですが、インナーダウンなどはあった方が安心です。日差しが強烈なので、日焼けと熱中症対策は万全に。その他は日本で夏山を歩く際の服装とほぼ同じで大丈夫です。テントや寝袋などの装備は、品質を気にしなければ、旅行会社でレンタルすることも可能です。
車による移動では訪れにくい山々の中にトレッキングで分け入っていくと、ラダック本来の自然の雄大さ、美しさを堪能できるチャンスが増えます。これからラダックを旅することを考えている方は、ぜひトレッキングについても検討してみてください。
▼著者プロフィール
山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。インド北部のラダック地方の取材がライフワーク。2016年春に著書『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々』の増補新装版を雷鳥社より刊行予定。
http://ymtk.jp/ladakh/