季節ごとの食をdelivery 華表由夏の子どもと作るキャンプ料理「トウモロコシ粉の団子スープ」
キャンプの朝にピッタリな体が温まるスープ
最近、アレルギーのお子さんが多いらしく、料理教室をやっていても“小麦粉がダメなんです”と保護者の方に言われることがあります。
そんな小麦粉が食べられないお子さんのために、コーンフラワー(トウモロコシを挽いて作られた穀粉)を使った、お団子スープです。
トウモロコシのお団子は、アメリカ南部でよく食べられます。豚肉などと一緒にバナナの葉で巻いて蒸したり、チーズを混ぜてお団子を作ったり、いろいろなバリエーションがあります。
穀類なので腹持ちも満点! キャンプの朝ごはんにもピッタリです。すいとんを作るときも、小麦粉のお団子の代わりに使えますよ。
材料は2、3人分です
コーンフラワーまたはコーンミール 50g
団子粉 50g(白玉粉や小麦粉でも代用可)
水 100㏄くらい(団子用)
ミニトマト 1パック(200g前後)
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 大さじ2
カブ 1個
ベーコン 50g(薄切りの場合は2、3枚)
スープの素(コンソメやブイヨン) 1個
水 300㏄(スープ用)
※ベーコンは1㎝幅、ミニトマトは半分、カブ・カブの葉はひと口大に切っておく
作り方
コッヘルに半分に切ったトマト、オリーブオイルを入れ、中火にかける。
塩をひとつまみ入れ、トマトが崩れるまで5分程煮込む。
鍋にベーコン・カブ・スープの素・水を入れさらに煮込む。
コーンミールと団子粉をボウルに入れ、少しずつ水を入れて混ぜる。
※まとまれば良いので100㏄すべて使う必要はなし。足りない場合は少しずつ足す。
まとまったら3、4㎝くらいの団子にして真ん中をへこませて鍋に入れる。
浮き上がってから3分くらい煮たら完成。
ポイントは、トマトソースを作ってからスープにすること。トマトが凝縮されて、旨味たっぷり。おいしいので味見ポイントでもあります(笑)。
スープの素を使わずに、塩だけでも十分おいしくなりますよ。
華表由夏(とりい ゆか)
青森生まれ、東京育ちの35歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
撮影/西山輝彦