日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.76
少し暖かい日が増え始めた今週、こども園の子供達と里山の中へ。日々成長する子供達と自然の中に入っていると、グングン成長する様子に驚かされるとともに、アクティブ度が上がると同時に生まれるアワード受賞者が生まれ始める。アワード名はその名も「face of the day」だ。
この日の遊びのメインは急斜面遊び。大人でも斜面の上に立つと足がすくんでしまうような坂だが、日々遊ぶ彼らにとってはなんてことないホームの遊び場だ。登っては降りて、時に滑ってを繰り返して遊び込みが続きます。
遊び込みは後半になると、団体戦がはじまる。複数人で登っては束になって斜面を下りたり、複数人で登っていると誰かが下から引きずり下ろしたりし始める。一見危なそうな団体戦だが、
「おい!○○○くん、ちょっと待って!」
「次私行くよ!」
「みんな次は○○○ちゃんが行くよ!」
など、混沌の中に見事な連携が生まれている。4月のはじめは服が汚れることすら大事件のように騒いでいた子供達だったのに、今では先生や僕たちの想像を大幅に超える遊びを展開していってくれるのが頼もしい。
ここで出てくるのが「face of the day」だ。散々遊んでいると、子供達の顔はなぜか泥だらけになる。大人がかけがちなリミッターが無ければ無いほど顕著に土埃の文様が現れるのだ。僕はこっそりその文様がその日一番の子供に心の中でアワードを出している。
今日は男の子にそのアワードを送った。アワードといっても別に何かあるわけではなくて、ただその子供に「その顔、今日一番だよ!」と声をかけるだけ。でもその声は、毎回子供達にストレートに届くようで、照れたような、嬉しいような、少しモジモジした表情と態度を見せてくれる。僕はそれが好きでたまらないのだ。
さて、明日は誰がどんな顔を見せてくれるだろうか?
<注意>
・様々な遊びは、子供達の安全に注意しながら行っています。