季節ごとの食をdelivery華表由夏の子どもと作るキャンプ料理「塩ホイップクリームとホイップバター」
生クリーム、というと、ケーキやパフェを飾る甘〜いクリームを思い浮かべますよね?
もちろん、それはそれで美味しいのですが、今回紹介するのは“塩ホイップクリーム&バター”。
その名の通り、砂糖の代わりに塩を入れるだけなんですが、これをお料理に添えると、生クリームのような食感とまろやかな塩加減がメチャメチャ美味しいんです!
家だったら泡立て器で混ぜればいいのですが、アウトドアだと面倒……いえいえ、フタがしっかり閉まる容器があればできちゃいます!
しかも振るだけなので、子供と一緒に作れます。軽くツノが立つぐらいまでホイップできればOK。これをさらに振り続けると……バターに変身!!
材料
動物性生クリーム 1パック ※脂肪分が高いものがおすすめ
塩 ふたつまみ(2g)
作り方
しっかり冷やしておいた生クリームを、半分ずつ容器(フタがしっかり閉まる300ml以上のもの)に入れ、塩を加える。※しっかり振りたいので、容器の高さ1/3程度までになるようにする。
フタがしっかりと閉まっていることを確かめ、上下にぶんぶん振る。5分以上がんばって振り続けると、だんだん音がしなくなってくるので、塩ホイップクリームの方は好みの固さになっていればOK。バターの方はがんばってもっと振り続ける。
生クリームが分離して水分が出るようなら、出てきた水分を別容器に移してから塩をひとつまみ入れ、よく練り合わせて完成。出てきた水分はバターミルクなので、そのまま飲んでも◎!
今回は、焚き火でじっくり焼いた新じゃがいもにつけて。きめ細かなクリームはコクがあり、生クリームの味も濃厚!
ホットケーキや蒸し野菜、フライドポテトなどと食べるのも美味しいですよ〜。子どもの手はあたたかいので、容器ごと氷水で冷やしながら作ると早くできます。
華表由夏(とりい ゆか)
青森生まれ、東京育ちの35歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
撮影/西山輝彦