白神山地って、今どうなっているのでしょう。意外と情報が少ないと思いません?
「今年も富士山に登った!」「一度行きたかった屋久島の縄文杉を見に行った!」そんな話題が白神山地であがることはなく。
富士山が世界文化遺産に登録され注目されるなか、映画『もののけ姫』で表現された白神山地は日本初の世界自然遺産に屋久島とともに認定されてから、20年あまりがたちました。
人が多く訪れればいいということではありません。価値あるものの魅力が内外に認識され、適切に守り伝えられてさえいれば。
20代前半のころ、早春の白神山地に行ったことがあります。物見遊山で訪れたら、人生で初めて長靴にかんじき(日本の伝統的なスノーシュー)をつけて残雪のブナ林を歩くことになり、春を待つ森の力強さを強烈に印象付けられました。エコツーリズムといわずとも、その考えは当たり前のことだったのかもしれません。
年月を経ても白神の魅力は衰えないと信じていますが、注目されないのも、一ファンとしてさみしい。
再び白神に行きたい。白神の魅力と楽しみ方を私も伝えたい! そんな思いに勝手にかられて、白神山地を訪ね歩いてきました!