火床にステンレスメッシュを用いた焚き火台で、ダッチオーブンが載せられる製品はそうそうない。
belmont(ベルモント)が手掛けるステンレスメッシュ製焚き火台「TOKOBI(トコビ)」の特徴は、耐荷重が薪を含めて最大21kgもあること。そして、五徳(ゴトク)や焼き網などのオプション品(別売り)を使えば、調理の幅が広がること。これは料理好きキャンパーにとっては大きなメリットなはず。
一般的なステンレスメッシュの焚き火台は、軽量ゆえ、キャンプ料理ができるような耐荷重は見込めない。五徳(ゴトク)があっても、ダッチオーブンのような重量級の調理器具は載せられず、できて焼き網やコッヘルなどの鍋サイズ程度。バックパックに納まるようなウルトラライト系メッシュ焚き火台ならなおのことだ。
この製品はあえてバックパックに納まるような作りにはしていない。その分、スタンド部(脚部)をしっかりとした作りにしており、重い調理道具が置ける仕様に仕上げてきた。それでいて収納時のサイズは約260×460×60mmと、ファミリーキャンプ用の焚き火台としては十分コンパクト。小型車など、ラゲッジスペースに余裕がない人にとっては、荷物が省スペースで済み、焚き火料理もできるのだから重宝するだろう。
BBQもいける、ダッチオーブンも載せられる。そんな魅力たっぷりの「TOKOBI(トコビ)」をしっかりみていこう。
TOKOBI(トコビ)を全方位チェック!
実際に組み立てた状態

組み立てた時のサイズは約415×460×320mm。重量は約2.2kg。
広々とした火床

火床のステンレスメッシュは40cmの薪にも対応するビックサイズ。
耐荷重は薪を含めて最大21kg

ステンレスメッシュの両サイドには「コの字型」のパーツが付いており、スタンド部に掛けてセットする。点ではなく、面でセッティングされるので、安定感は抜群だ。

網目の細かいステンレスメッシュ。風を通すので、薪への着火が早く、また燃焼効率も高い。写真中央に見える穴は、ワイヤーシェルフをセットする箇所。
2段のワイヤーシェルフが本格的キャンプ料理を可能にする

上部に取り付けた2段のワイヤーシェルフ。このシェルフに焼き網(別売り)などをセットする。
近火と遠火のポジション分けが可能

別売りの焼き網を置いた状態。ワイヤーシェルフは2段の使い分けができるので、近火と遠火を用途に合わせて調整できる。
スタンド部(脚部)は折りたたみ式

スタンド部は折りたたみ式。ラゲッジスペースの空いたところに差し込める。
ファミリーキャンパー・グループキャンパーにこそお勧めしたいこのTOKOBI(トコビ)。収納袋も付いてくるので、だいぶお得です。
BM-273焚き火台TOKOBI | 株式会社ベルモント : ¥13,000
http://belmont.co.jp/bm-273焚き火台tokobi
※構成、文、写真/早坂英之
- 紹介商品
-
ベルモント焚き火台TOKOBI
こちらの記事もおすすめ!