キャンパーの憧れ、「スチベル」ことコールマンの「スチールベルトクーラー(Coleman 54 QUART STEEL BELTED COOLER)」。アメリカで作られているこの製品。1954年のファーストデザインから外観の大きな変更がなく(細部やパーツ、色には変化あり)、現行モデルもビンテージも、ファンに愛され続けている。
近年ではアニバーサリーモデルも登場し、ここで紹介する「54QT 60TH アニバーサリースチールベルト クーラー(ストロベリー)」もそのひとつ。限定のロゴが映える。通常版と比べてカラーやロゴ、細部のデザインに違いはあるが、性能は同じで使い勝手に変わりはない。
このモデルが登場したのが2015年で、2016年の限定版「シーズンズランタン2016」も同じストロベリーカラー。アメリカンビンテージ・リミテッドエディションとして、シーズンズランタンとスチールベルトクーラー、テントやジャグ、チェアも同色で展開されたというわけ。
このストロベリーカラー。1950~60年代当時のコールマン製品に使われていた色を復刻したもの。それだけにコレクターズアイテムとしても非常に人気が高い。
なお、余談だが前年2015年のリミテッドエディションのカラーはターコイズブルー。ターコイズブルーのスチールベルトクーラーも販売されている。
メイドインUSAの人気もの! コールマンのスチールベルトクーラーを全方位チェック!
庫内容量がファミリーキャンプに十分なんです
350ml缶だと85本入り、2Lのペットボトルも立てて納まる。試しに編集部にあるドリンクを置いてみたが、まだまだ余裕たっぷり。外径は約60×42×41(h)cm。容量は約51L。重量約7.5kgの基本スペックを知っておこう。
連泊に耐える保冷力、あります
最大4日間も氷が溶けない保冷力(公称値)。断熱材に厚さ3cmの発泡ウレタンを用いている。
溶けた氷は水抜き栓から排水すればOK
クーラーを傾けることなく、安全に排水できる。重いクーラーを持ち上げて…の必要はない。
スチベルと言えば栓抜き
長い歴史を持つスチールベルトクーラー。当時は缶よりも瓶が主流だけあって、クーラーボックスに栓抜き(ボトルオープナー)が備え付けられている。
使い勝手十分な細部パーツ
実用度と耐久性を兼ね備えるステンレス・スチールのハンドルグリップ。
スチールベルトクーラーはラッチロック式。ここを閉めることで強固な密閉性を実現する。
なお、このスチールベルトクーラー、フタの部分にも発泡ウレタンが入っているので、座って休むことが可能だ。Have-A-Seat and rest!
54QT 60TH アニバーサリースチールベルト クーラー(ストロベリー)https://ec.coleman.co.jp/item/IS00060N04868.html
※構成、文、写真/早坂英之