カレーの香りがする不思議なキノコ
ニオイワチチタケ
【ベニタケ科】
夏から秋、ブナ科の広葉樹林の地上に群生。カサは饅頭型から漏斗状に開き、同心円状の模様がある。ヒダは淡肉色で密。傷をつけると褐色に変化する。カレーの香りがし、「乾燥させて瓶に詰め、ときおりにおいを嗅ぐだけで幸せ」と、蜂須賀さん。乾燥後に砕き、魚のムニエルの仕上げにふるのもよい。
煮込むとトロッとした食感に!
アワタケ
【イグチ科】
夏から秋、雑木林、とくにブナ科、カバノキ科の樹下に群生。
カサは淡黄褐色で平らに開き、表面はビロード状。管孔は傷つくとやや青変する。
ふわっとした食感で、茹でると生ウニのよう。うどんのつゆに入れても美味しいが、イチオシはビーフシチュー。
煮込むとトロッとした食感が楽しめる。
ぬめりの強さが特徴和食にぴったり!
キノボリイグチ
【イグチ科】
夏から秋、カラマツ林の枯れ木や地上に群生。
カサは粗い鱗片に覆われ、強い粘性があり、幼菌では下面が褐色ゼラチン質の膜で覆われる。
ぬめりが強いキノコは洋風にアレンジするのが難しいため、和風がオススメ。
茹でて氷水で締めると、コリコリとした食感に。わさび醤油でシンプルに食べたい。