フリースに代わる近未来のミドラー素材を使用した「パワーエアフーディー」
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    2019.06.28

    フリースに代わる近未来のミドラー素材を使用した「パワーエアフーディー」

    テスター
    アウトドアライター
    ホーボージュン
    大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」。

    マイクロプラスチック問題に挑む!

    パワーエアを世界で初めて採用したフーディジャケット、フーディニ「パワーエアフーディー」。2019年秋冬からの展開だったが、このブラックカラーだけ4月より先行販売されることになった。同社定番のストレッチフリースを使った製品と比べると軽量性やストレッチ面では劣るが、頑丈で耐久性に富み、洗濯機でガンガン洗っても繊維が抜けにくい。重量706g(Lサイズ)。

    シェディングを抑えた『ポーラテック・パワーエア』

    ペットボトルやレジ袋などのプラスチックゴミによる海洋汚染が世界的な問題になっているが、同時に「マイクロプラスチック」も問題だとされている。これはフリースパイルや化繊衣料から抜ける“糸くず”や“ケバ”などの超微細な繊維が、下水処理施設を通り抜けて海洋に放出され、生態系に悪影響を及ぼすといわれている問題だ。こういったプラスチック繊維は生分解されず、カニや小魚から回遊魚等を経て、大型海洋生物や海鳥の体内に堆積していく可能性があるという。

    この問題に正面から取り組み繊維のシェディング(脱落)を劇的に抑えた素材が『ポーラテック・パワーエア』だ。

    「開発には18か月がかかりました。シェディングを防ぐためにさまざまな形状を試したのですが、ヒントになったのは梱包用のバブルラップ(プチプチ)なんですよ」と同社はいう。

    特殊な二重ニット構造によって片面に凸型の膨らみを、もう片面にはスムーズな平面を作り上げ、その空間にポリエステル繊維を封入している。だからフリースのように短繊維が抜け落ちにくい。また保温性と適度な通気性を併せ持つのでさまざまな場面で着回しが利く。

    フリースに代わる近未来のミドラーをぜひ試してみてほしい。

    生地のアップ。バブルラップを模した構造で、内面(写真手前)が凸型、外面(写真奥)がフラットになっている。

    生地の断面。二重織りしたファブリックの中に繊維が封入されていて、これが保温性とクッション性を生む。

    生地を光に透かしてみると中の繊維は連続した長繊維であることがわかる。中綿と違って繊維のヌケが少ない。

    フーディニ/パワーエアフーディー:¥28,000
    問い合わせ:フルマークスカスタマーセンター:0120-724-764

    ※撮影/中村文隆

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