軽キャンピングカーで、地球半周中です。
稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸しました。
南アフリカの喜望峰を目指しています。
超能力警察に逮捕された!
ナミビアのカバ天国「カプリピ回廊」を突き抜けて、ジンバブエへ。
国境で賄賂をタカられなかったと喜んでいたら、路上で手招きする怪しい警察官。
パスポートをちらりと見て、
「I arrest you(逮捕します)!」
えええーーーーっ!
「赤い三角表示板の不携帯です」
1秒も車内を調べていないというのに不携帯とは、おまわりさん、超能力者ですか?
「罰金を払うなら、400円」
文句を垂れようにもご指摘の通りに三角表示板は持ってないので、西アフリカで編み出した必殺技で対抗します。
「払います→あ、だけど現金がないや→カード払いでヨロシク!」で攻めて、「カードなんか使えるか!→面倒臭い奴め→あっち行け!」のシナリオです。
精一杯の反省顔で「ごめんなさい、罰金を払います」
財布を開くふりをしていたら、
「じゃ、4,000円ね」
いきなり10倍も値上げしたアコギな警察官でして、ジンバブエは手強そうです。
可愛くない動物がうじゃうじゃ
ジンバブエ観光のハイライトは、ビクトリアの滝。
拠点の町の名は、そのまんまビクトリア・フォールズです。
イボイノシシが野良犬のようにうろついてますが犬のような愛想はないので、下手にかまうと危険です。
生ゴミを食べてくれるエコ派の猿。
初めてマングースを見ました。
君たちは昔、ハブを退治するために沖縄に連れ込まれたのに、ハブよりヤンバルクイナを食べてましたよね。
ヤンバルクイナが絶滅するって大騒ぎになりましたが、こうしてみると、キュートなカラダをして油断のならぬ目つき。
あっちこっちにうじゃうじゃいて、キモいです。
誰にも教えたくない絶景カフェを自慢したい
誰にも教えたくない……、けど、言わずにいられない絶景カフェを見つけました。
橋の手前を右折して線路を横切った野っ原の先に、「CAFE LOOK OUT」。
川の左手奥が滝で、中洲はザンビアです。
ザンビアに渡る橋には、かつて世界一の高さを誇ったバンジージャンプのポイントがあります。
十数年前、Yukoがこのバンジーに挑戦し、膝の骨にヒビが入った思い出の橋です。
Yukoよ、あのころ君は若かった~
滝の王様、女王様
ジンバブエ側のビクトリアの滝へ。
1週間毎日滝を眺めて過ごし、汚れた心を洗い流そうと思っていましたが、入場料30US$!
高っ!
1日だけで精魂つきました。
ビクトリアの滝は、言わずと知れた世界三大瀑布のひとつ。
滝の幅、水量においてド迫力を誇る南米のイグアスの滝を王様とすると、ビクトリアの滝は女王様。
雨期には噴火したかのように水煙が上がり、天地創造級のスケールです。
ちなみにナイアガラの滝は孫みたいに小さいので、数字的には落差世界一のエンジェルフォールを三大瀑布に推薦したいところです。
残念ながら今は乾季。女王様と崇めるほど水量はありません。
ぎりぎりまで近づいて下を見下ろすYuko。
危ないから、およしなさいって。
水が少なくなると、命知らずが集まるのがビクトリアの滝です。
人気の名所はザンビア側にあり、滝のぎりぎり端で泳げる「デビルズ・プール」。
ときどき死人の出るデンジャラスゾーンは、下の写真の先です。
わずかに水煙が上がっています。
ぜんぜん納得いかない罰金
入国早々、捜査も取り調べもしないで「逮捕!」してくれたジンバブエ警察。
必殺技でしのいだ数日後、また捕まりました。
「お客さん、ナンバープレートのライトが切れてますね」
え、ナンバープレートにライトがあるんですか?
っていうか、今、眩しいくらいの真昼間ですよ。
っていうか、ナンバーのない車が走ってますが、あれはOKなんですか?
ナンバーなしが許されて、ナンバー用のライトが切れたら違反って、本末転倒じゃないですか?
少しは考えて仕事をしてくださいよ。
警察署内でクレジットカードじゃなきゃ払わん!って啖呵を切ったら、きっちり署に連行されてカード払いさせられました。
おそるべし、ジンバブエ警察です。
クイズのおまけ
下の写真は、ジンバブエの住宅街で見かけた風景です。
さて、ここはなんでしょう?
【ジンバブエ・ドライブ情報】
ビザ:30USD/30日
車両保険:50USD(税込み)
検問:賄賂あり
キャンプ場情報:iOverlander http://ioverlander.com/
ジンバブエとザンビアでは宿に泊まりましたが、次号のボツワナはキャンプ天国です。
お楽しみに。
(クイズの答)自動車教習所の練習コースです。