東京キャンピングカーショー2019 注目モデルレポート
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    2019.08.17

    東京キャンピングカーショー2019 注目モデルレポート

    過去最高の来場者数を記録

    毎年幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー」に次いで規模の大きい、「東京キャンピングカーショー」は真夏の祭典。今年は、例年の東京ビッグサイトから青海展示場に会場を移し7月20日、21日に開催されました。東京テレポート駅から徒歩1分と好アクセスの青海展示場は近くにヴィーナスフォートなどもあり、デートや観光、買い物ついでの来場者が多いのも特徴でした。2日間での来場者数は過去最高の2万2983人。キャンピングカーへの興味や人気が高いことが感じられるイベントでした。

    今回はそんなショーで初登場となった車両のなかから、注目モデルをピックアップして紹介していきたいと思います。

    軽トラでお洒落にキャンプ

    まずはコイズミとコントラストの2社がコラボで展示した「ベビトラK-150」。
    スズキのキャリイをベースに、フォードF-150ラプターをモチーフにしたフロントバンパーグリル一体式のフロントフェイスを装着し、リフトアップと合わせて本格ピックアップスタイルになっているのが特徴です。そして、いちばんの注目が荷室に設置された「DプロイBOX」。展開して使えるスライド式キッチンやスライド収納棚を備えたボックスは遊びや仕事などにピッタリ。今年、日本上陸を果たした「ジェームスバロウド」のルーフテントも装着されており、キャンプのギア感が満載。見た目のインパクトもあって多くの人で賑わっていました。
    コントラストHP rvimpact.jp/
    コイズミHP www.karucan.jp

    キャンプ場ではスライドキッチンにより簡単に調理が可能。また、後方にも引き出し収納も装備したくさんのグッズが仕舞える設計。

    ポルトガル発のルーフテントブランド「ジェームスバロウド」は写真テントタイプのほか、ハードボディタイプなど多くのモデルをラインナップ。

    北欧風インテリアで快適な2人旅を

    定番のハイエースベースももちろん多数展示されていました。今回のショーで初お披露目となったのはアネックス社の「リコルソ リミテッド ファルスター」。就寝を2人と割り切ったこのモデルはすべてにゆとりがある作りが魅力です。

    同社のモデルはただでさえ家具類の作り込みの高さに定評があるのですが、さらに限定モデルである「ノルディックスタイル」を展開。こちらは北欧テイストで内装をコーディネートした特別仕様で、いままでにもブルーを基調とした「フィヨルドセレクト」、グリーンを基調とした「ロランスタイル」を既発し話題となりました。そして今回、オレンジを基調としてシート生地に耐久性と環境に配したVIVALIFEを採用し、家具表面には最技術が詰まった、汚れに強い凸版エコシートを使った「ファルスター」が追加されました。キャンプや観光など、2人旅がより快適で楽しめるモデルになっています。
    アネックスHP annex-rv.co.jp

    フロントシートからダイレクトにリビングへと移動が可能。コの字ソファは2人でくつろぎやすくベッド展開もしやすい。

    人気モデルに前向き乗車可能なモデルが追加

    最後に軽トラックにオリジナルのシェルを架装して普通車キャンピングカー登録(白8ナンバー)にした「レジストロ」の前向きシートバージョン。

    以前紹介したモデル(https://www.bepal.net/cars/camping-vans/31460)はセカンドシートに横向きシートを採用していましたが、今回前向きシートモデルが追加されました。セカンドシートにはREVOを備え、移動中の前向き乗車ができるのはもちろんベッド展開も楽に行えます。また、リビングモードではテーブルも設置できのんびりとくつろげます。乗車定員は4人で、今回の追加に合わせてベース車の騒音・制振対策も強化されており、快適性も向上しています。
    M.Y.S. ミスティックHP www.mystic.ne.jp/

    古材風の壁紙により落ち着いた空間を演出。エントランス脇にロングカウンターを設け簡単な調理も可能。


    高級モデルも続々デビュー

    ほかにも高額なモデルでは、バンテック社がフィアット・デュカトをベースに国産にこだわったフラッグシップとなるキャブコン「V670」を発表し大行列を作っていました。また、トヨタ・カムロードにリヤダブルタイヤを装着して安全・快適性がアップしたナッツRV社の「クレソン ボヤージュ タイプX エボライト」やバンテック社の「コルド リーブス」にも注目が集まっていました。軽自動車ベースから高級モデルまで幅広くそろうキャンピングカー。価格はもちろん、サイズや機能など、「もし自分のクルマだったら」と妄想しながら見て回るのも楽しいのでオススメです。

    ◎構成・撮影=伴 隆之

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