もともと家族キャンプ愛好家でした
3人の子供たちといっしょにあちこちに出かけ、父娘キャンプを楽しんでいたという佐藤貴幸さん。しかし、部活や習い事、受験勉強と、子供たちの生活が忙しくなり、数年前から、ソロキャンプの割合が増えてきた。
「世の中のお父さんが通る道ですよね」。そう言いながら、ソロキャンプならではの魅力を教えてくれた。
「時間ができたらすぐに出かけられるし、現地に着いたら、食べたいときに食べ、飲みたいときに飲める。それに、離島や山のテン場とか、家族では行きづらい場所にも行ける。目的地の選択範囲が広がり、時間の使い方も自由になりました」
そんな佐藤さんのソロキャンでの過ごし方は、読書と焚き火とお酒。山のテン場に行くとき、荷物は極力減らすが、お酒は必ず持っていくそう(笑)。
「最近は村上春樹を読み直しています。好きな音楽を聴きながら本を読んだり、ビールを飲んだり。僕にとっては最高にリラックスできる時間なんです」
佐藤さん愛用のソロキャンプ道具
コンパクトで座り心地抜群!
調理器具は入れ子式で収納
ひとり時間を豊かにするアイテム
ひと工夫でソロキャンプ料理を簡単に!
一人のキャンプだから時短、手抜きは大いにするべき。ソロキャンプ達人・佐藤さんの時短テクをご紹介!
ソロキャン仲間が集結!大型テントでソトアソビ
佐藤さんは年に数回、集合型のソロキャンプも楽しんでいるという。
「キャンプで知り合った仲間と、北アルプスの涸沢のテン場を目指したのが、集合スタイルのはじまりです。それぞれが自分の道具を背負うのがお約束。食事だけはいっしょにしますが、あとは自由です」
その仲間にSUPをはじめた人がいて、一気に伝染。海キャンプもするようになった。
「食事担当、ドリンク担当など、役割をざっくりと決めますが、あとはかなりテキトー。SUPをしたいときにして、ビールを飲みたいときに飲む。見た目はグルキャンですが、中身はソロキャンプですね」
場所選びも移動手段も自由自在という喜びを知ったら、もう突き進むのみ。佐藤さんは、ファミキャンとは異なる、新たなキャンプの泥沼にハマってしまったようだ(笑)。
集合型ソロキャンこだわりアイディア
テント内をひとり占め!
椅子に座ってクッキング!
同じモデルを全員が持参
ボーターブルシャワーが活躍!
※構成/松村由美子 撮影/富貴塚悠太 撮影協力/sotosotodays CAMPGROUNDS