季節ごとの食をdelivery華表由夏の子どもと作るキャンプ料理「青森のホタテ貝焼き」
子どものころ、BBQといえばホタテ。青森のいとこの家に行くと、叔父が張り切ってたくさん焼いてくれました。食べ終わった殻は、子どもの目には宝物のように見えて、食べるたび、毎度集めていました。
よく食べていたのは醤油焼きですが、今回は青森の郷土料理のひとつにもなっている、味噌味を紹介します。
材料
ホタテ貝 1枚
酒または水 大さじ1くらい
味噌 小さじ1くらい
たまご 1個
ネギ 適量
作り方
ホタテは殻の丸みのある方を下にもち、ヘラまたはバターナイフなど殻に添って小刻みに動かし貝柱をはずす。ひもと貝柱に分けてさっと流水で洗い、食べやすく切る(※黒いウロは食べられないので取り除く)。
焼き網にのせ、殻の半分くらいまで酒または水を入れる。火加減は、殻からはみ出さないくらいの強火で。
沸騰してきたら、火を弱め味噌を溶き入れる。味噌によって塩分が違うのでお好みの量で。
溶き卵をいれ、半熟状になったら火を止める。余熱でも火が通るので好みの状態になったらネギを振って召し上がれ。
お酒にもお米にも合う貝焼き味噌。殻がない場合は、アルミホイルでも大丈夫。その場合は厚手のものか、2重にすると安心です。夏は貝柱が一番大きくなる時期、おうちのトースターやコンロでも作れますのでお気軽に試してみてくださいね。
華表由夏(とりい ゆか)
青森生まれ、東京育ちの35歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のメニュー監修やレシピ開発、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
撮影/西山輝彦