朝晩、気温が低くなりはじめて秋の気配を感じますね。秋は、キャンプをするのにベストな時期! 9月は三連休が二度もあるので、すでにキャンプ計画を立てている人もいるのではないでしょうか。
キャンプ場人気で、関東近郊のキャンプ場は平日でも大賑わいと聞きます。「休日でものんびりしたキャンプ場に行きたいな…」という方におすすめしたいのが東北のキャンプ場です!
山形出身のBE-PAL編集部員中山が実際に行って「よかった!」と思ったふたつをご紹介します。
猛暑でも涼しい高原にある「蔵王坊平国設野営場」
山形県と宮城県の県境にあり、標高約1,000mに位置した全面芝生のフリーサイト。車の乗り入れも自由です。予約不要で、なんと料金は1泊1人350円!! デイキャンプなら60円という安さなんです。連泊したくなる価格ですよね。
キャンプ場内にクロスカントリーコースがあり、御釜までのトレッキングコースもあります。子供でも歩きやすい遊歩道もあって、そこでは蔵王高原坊平特有の珍しい高山植物も見ることができるんです。もちろん、車で御釜まで行っても楽しいですよ。もう今年は終わってしまいましたが、夏であればコマクサが見られます。
トイレは水洗で、障害者用の洋式トイレもあり、清潔に掃除されていました。炊事場は水しか出ませんが、いくつかあるので、広大な敷地でも不自由はありません。
私が行ったお盆の時期でも隣との距離が近い! なんてこともなくのんびり自由にテントサイトを作れましたよ。林間サイトなので、木陰が気持ちよく、夜は長袖を着るほどの涼しさ。夏は標高の高いキャンプ場に限りますね!
近隣にコンビニやスーパーなどはないので、現地に向かう前にしっかり買い出しをして行きましょう。薪は現地でも買えます。
ちなみに蔵王温泉のほうに行けば、日帰り温泉がいくつかあるので帰りに立ち寄るのがおすすめです!
山形県上山市蔵王高原坊平
023-672-1111
オープン期間は10月31日までです。
桧原湖を見下ろすテントサイトが魅力「桧原西湖畔オートキャンプ場」
福島県の裏磐梯エリアで通年営業しているキャンプ場です。テントサイトは、フリーサイトと区画サイトがありますが、おすすめはフリーサイト。桧原湖を見下ろせる位置にあって、眺望が最高です。奥には磐梯山も見られます(私が行った日は曇っていて見られなくて残念でした…)一部サイトには電源サイトもあって、どのサイトも車の乗り入れOK。サイトの予約はできないので、早めに行って場所を確保しましょう!
洋式の温水洗浄便座付きトイレがあり、炊事場はお湯もでます。しかも電子レンジ付き! 戸建てなので、寒い時期でも洗い物が苦痛じゃありませんよ。
テントサイトから歩いて桧原湖沿いに降りられ、そこで遊ぶこともできます。椅子を持っていって、ただのんびりするだけでも気持ちいいですよ。冬はワカザギ釣りができるので、雪中キャンプも楽しそうです!
直火での焚き火ができ、薪も販売されています。この日は、ダッチオーブンでローストチキンを作りました! スキレットではサバのトマト煮を。焚き火でぐつぐつ作るキャンプ料理って、楽しいですよね。
こちらのキャンプ場も近くにスーパーなどがなく、近くに「道の駅裏磐梯」がありますが最小限ものしか買えないので、猪苗代町のほうで買い物を済ませてきたほうがいいと思います。
福島県耶麻郡北塩原村大字檜原黄連沢山1157-31
0241-33-2288
通年営業
※構成・撮影/中山夏美