この小ささでジンバル付き……しかも4Kで撮れる!
アウトドアへ行くと、動画を撮りたくなります。静止画よりも動画のほうが、よりアクティブな雰囲気を記録しておけるからです。
でも、興奮して動き回る仲間や子どもを追いかけて、カメラやスマホで動画を撮ると、どうしても気になるのが手ブレです。スマホなどの小さな画面で見るのなら、少々の手ブレくらいなら気になりません。でもテレビの大画面で見ると、その酷さが目立ちます。
そうした手ブレのない綺麗な動画が撮れるのが、超小型ジンバル付きカメラ「DJI OSMO Pocket」です。内蔵されたジンバルが、カメラを持っているユーザーの上下・左右・前後の3軸の動きを検知して、映像がブレないよう映像を補正してくれます。
“ジンバル付き”と言うことで、大きなカメラを想像していましたが、実際に手に持つと、サイズの小ささと軽さが実感できます。デジカメよりもコンパクトで、グリップがあるため、持ちやすいです。
これだけ小さいけれど動画は最高で4K/60fpsで、静止画は4000×3000 ピクセルで撮影できます。スローモーションやタイムラプス機能などを備えていて、同じシーンでも多彩な撮り方ができるんです。
大切な想い出を「失敗しない」で撮れる!
通常、動画を撮影する時にはカメラを持つ手や、身体ができるだけ上下しないよう、ソロリソロリと歌舞伎役者のように歩きます。
でも今回はジンバルの威力を知りたかったので、あえて「動画を撮っている」と意識せずに撮影しました。
撮り方は、一般的なデジカメやスマホで撮るのと変わりません。電源ボタンを押して、起動を確認したら録画ボタンを押すだけ。本体上部のカメラ部を被写体に向け、小さなディスプレイに被写体が収まっていればOKです。
映像を確認すると、期待以上にブレを吸収してくれていました。カメラが宙を浮きながら前後や左右に、ふわりふわりと移動しているような、ジンバル付きカメラ特有の映像です。
本当にわずかに、身体の上下動がありましたが、それも映像をよく確認しなければ分からないレベル。テレビで見ても、気になるほどではありません。
動画撮影に慣れていない人こそ使うべきカメラ
一般的に静止画でも動画でも、カメラの大敵はブレです。どんなに解像度が高くても、撮った時にブレていたら高画質な映像は撮れません。そんなブレを解消して、誰でも高画質な映像が撮れるカメラが、「DJI OSMO Pocket」だと感じました。
さらに、名前通りにポケッタブルで、どこにでも持っていきやすい。これぞ、動画撮影の初心者にもピッタリなカメラ!!
製品名:DJI OSMO Pocket
価格:44,900円
本体寸法:121.9 mm×36.9 mm×28.6mm
本体重量:116g
センサー:1/2.3インチ CMOS
ISO感度:100-3200(静止画)/100~3200(動画)
最大静止画サイズ:4000×3000ピクセル
動画解像度:4K Ultra HD/3840×2160(24/25/30/48/50/60p)、FHD/1920×1080(24/25/30/48/50/60/120p)
稼働時間:140分(1080p/30 fps動画撮影時)
充電時間:73分(10W充電器を使用時)
製品ページ:https://www.dji.com/jp/osmo-pocket
執筆/河原塚英信