気合いを入れすぎずゆったり観光旅行の気分で
2年ほど前、体力作りのためにクロスバイクを購入した会社員の渡部あやみさん。
その3か月後には「もっと走りたい」とロードバイクを入手。さらに自転車仲間に誘われて輪行を始めると、すっかりその虜になった。この1年で30回以上輪行しており、ソロ輪行もこなすまでに成長した。
「以前はかなりのインドア派だったので、テレビでしか見たことがなかった絶景を見るたびに感動しています! 自走のみのツーリングも楽しいですが、輪行はより効率的に愛車と遠くに行けるのがいいですね。サイクルジャージでスポーティーにというよりは、街になじむカジュアルな服装がお気に入りです。駅のコインロッカーに荷物を預けるなどして、なるべく身軽に走るようにしています。おいしいものを食べたり、カフェでのんびりしたり、写真を撮ったり。ゆるーく走るのが大好きです」
自分のスタイルを確立している渡部さんだが、初めての輪行の前には、自転車の梱包やパンク修理を何度も練習したそう。また、電車に乗るときの車両選びや自転車を置く位置など、常に周囲に迷惑をかけないよう心がけているとのこと。輪行の作法もバッチリだ。
次にやってみたいのは、テント持参での輪行キャンプツーリング。渡部さんの楽しみ方はまだまだ広がりそうだ。
輪行袋パッキング術
今回は、一般的なリアエンド幅130㎜のロードバイクを例に輪行手順を紹介。最近では、ブレーキの仕様、エンド幅の規格が増えているので、自分の自転車に合った輪行方法を購入時に販売店で教わろう。
完成
渡部さんの愛車
バッソ/ヴァイパー
クロモリ製ながら9.5㎏と軽量なモデル。持ち運びのために「10㎏を切りたい乙女心」と走行安定性維持とを両立。ホイールも変更してさらなる快速仕様にカスタムしている。
渡部さんのGOOD ITEM
ミニマム装備ながらさまざまな状況に対処
荷物が重すぎて山を登りきれなかったという初期の失敗から、身軽に走ることを重視している。「最低限の荷物」の見極めが大切だ。
サドルバッグはいつでも優秀
夜に備えて大光量の2灯態勢
渡部さん流・輪行の心得
1.街を歩けるアウトドアスタイルでカジュアルに
2.荷物は最低限、コインロッカーもフル活用
3.周囲の迷惑にならないよう、常に注意しながら
※構成/山畑理絵 撮影/奥村純一 協力/モトクロスインターナショナル
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