【速報】軽キャン、モバイルハウス…カートラジャパンで発見した「無限大の遊び方」とは
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    2019.09.25

    【速報】軽キャン、モバイルハウス…カートラジャパンで発見した「無限大の遊び方」とは

    今年も「カートラジャパン」がやってきた!

    コンセプトを大々的に打ち出した今年のポスター

    9月20日(金)〜22日(日)の3日にわたって、幕張メッセで2回目となる「カートラジャパン2019」が開催されました。初日の午前中に行われたプレスビューへ行って気づいた、これからのカーライフの傾向を紹介します。

    そもそもカートラジャパンとは?

    カートラジャパンとは、「旅にもっと“遊び”と“自由”を」をコンセプトに、クルマを使った遊び方やヒントを紹介する屋内イベント。前回の第1回目で約4万人を動員したことで話題となり、キャンプからキャンピングカーまで多くのアウトドアファンが注目しています。

    今年は動員数6万人が目標!その中で見つけた注目ポイントは?

    では早速、今回のイベントのポイントを4つに分けて紹介します。

    ポイント①:人気は国産のバンコンと軽キャン

    埼玉トヨペットとトイファクトリーがコラボした「グリーンバディ」A-TYPE

    小型貨物車の4ナンバーとして登録でき、3列目シートを外して車中泊仕様に

    会場を見て目についたのは、トヨタ・ハイエースを改造したバンコンと、軽自動車を改造した軽キャン(軽キャンピングカー)が多かったこと。キャンピングカーといえば、トラックをベースにして荷台に居室を載せたキャブコンが定番ですが、駐車スペースや普段使いといった面で、国内ではこの2種を選ぶ人が増えています。

    バンコンにおいては、以前のような単にテーブルとチェアを入れただけでなく、木材を使って上品な内装に仕上げたり、LEDライトを多用して室内をより明るくしたりと豊富な機能を盛り込んだタイプが登場。特に、キャンピングカーメーカーのトイファクトリーブースでは、自転車などを載せるフールキャリアを搭載したモデルも展示しており、車中泊だけでなく遊びを全面に打ち出したクルマもありました。

    同じくトイファクトリーブースに展示していた新型ジムニー

    車内には快適に車中泊できる「コンフォートフルフラットベッドキット」を搭載

    軽キャンにおいては、昨年に大幅リニューアルして大人気を博したスズキ・ジムニーをキャンピングカー仕様にしたタイプがいくつか見られました。「荷室が狭いため車中泊はできるの?」と思う人もいるかもしれませんが、専門メーカーが改造すればなんのその。後部座席と運転席を倒し、そこにマットを敷けば十分寝られるスペースが確保できます。荷物はルーフキャリアを設置して収納コンテナを載せれば、キャンプ用品ももれなく持ち運べます。

    ポイント②:モバイルハウスで生活や旅をする人が続出

    飲食ブースとモバイルハウスの展示をする屋外会場

    屋外会場では、食事がとれる飲食ブースのほか、軽トラックの荷台に手作りの居住空間を設置した「モバイルハウス」を集めたモバイルハウスビレッジが登場。これに乗って旅や仕事、生活をする個性豊かな人たちを集め、今のムーブメントを身近に感じてもらうブースです。

    「自分たちで自由に家を作る」をコンセプトにしたDIY好き集団、超低コスト住宅研究会の車中泊ハウス

    クルマから部屋を取り出して居住スペースを拡張する新しい発想

    実際にモバイルハウスで生活する人たちにお話を伺うと、動画共有サービスに旅の模様を配信したり、日本中を旅してSNSで情報を発信したりと、自由気ままに生活しているとのこと。動画SNSのパケットが無制限のプランを選び、スマホのテザリングでネットをつないで積極的に配信して賢く運用している人もいました。

    ポイント③:多様化するルーフテント

    オーストラリア発のARBが発売する「シンプソンテントⅢ」(奥)と「カカドゥ テント」(手前)

    ルーフキャリアの上で寝られるルーフテントも多く展示。テントを設営・撤収する手間を省きながら外で寝られるワイルド感を味わえ、なおかつクルマの上から見下ろした風景を体感できる格別さで注目を集めています。

    ポルトガル発のルーフテントメーカー、ジェームズ・バロウドの「ソフトシェルテント」

    ルーフテントはハードシェルタイプ(ワンタッチで設営できるケース状のテント)が一般的ですが、フライシート付きのテント型をしたものや、扇子状で設営・撤収が簡単ながら手軽にキャンプ感が味わえるソフトシェルタイプまで幅広く展示されていました。

    ポイント④:サイズもデザインも優秀なトランスポーター

    多肉植物などを販売する「サボテンミサイル」のトランスポーター。こちらは310Dというミニバス

    メルセデス・ベンツの商用向けフルサイズバン・トランスポーターは、1.52トンクラスの積載量で最大全長約6.6メートル(ロングタイプ)と、キャンピングカーにぴったりなクルマ。会場では、こちらをキャンピングカー仕様にしたり、ブース出展の運搬車に改造したりと様々な形で展示されていました。

    鈴木大地さんのトランスポーター。後部には仕事の大工道具を収納

    「遠方での仕事はこれで寝泊まりします」と鈴木さん。それに合わせてキッチン用品やお酒も常備

    大工兼バンライフビルダーの鈴木大地さんが乗っているトランスポーターは、本業である大工の技術を生かして家さながらの内装にリノベーション。コインパーキングにも停められるサイズで、街中でも走れて重宝しているとのこと。カウンターから収納棚、さらにはベッドまでつき、まさにモーターホームとしてフル活用しています。

    そのほかにカートラジャパンで行われていたコンテンツ

    鈴木大地さん(左)とYURIEさん(右)。「これからフルリノベ、始めます!」

    そのほかに新しい試みとして、鈴木大地さんとインスタグラマーのYURIEさんによる「サンシー号リノベLive!」が開催。これは、YURIEさんが乗っている自家用車を外観・内装ともに改造して“新・サンシー号”にしてしまう壮大なプロジェクトです。「鈴木さんには、けっこうワガママなお願いをしちゃいました()」と話すYURIEさん。鈴木さんも「設計図を描くのが結構大変でしたね。でも、イメージはできたので完成が楽しみです」と語っていました。果たして、どんなクルマができあがったのでしょうか……?

    サンシー号をリノベする前の車内

    ということで、キャンピングカーを買うのはなく自分たちの手で改造してしまう手もあり。「デフォルトの内装が好きではない」、「自分らしいデザインのクルマが欲しい」という人は、セルフで理想のクルマを作ってみては?

    キャンピングカーの楽しみ方はまだまだ無限大だった

    カートラジャパン2019へ行って、買うだけにとどまらない新しいキャンピングカーの楽しみ方を見ることができました。キャンピングカーの市場はまだまだ発展途上で、リノベやDIY、そしてモバイルハウスというジャンルが広がれば、もっと魅力あふれる遊び、旅ができるかもしれませんね!

    取材・撮影/小川迪裕

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