有明で開催された個性派展示会に行ってきました
9月は展示会シーズン! 首都圏を中心に様々な業界人向けイベントが開催されていますが、中でも有明で開催された「MONTAGE(モンタージュ)」はアウトドアブランドが徐々に集まる展示会としても注目を集めています。
今回はこのモンタージュに潜入し、キャンプで使えそうなおもしろそうなギアを厳選して紹介します。
潜入した「モンタージュ」という展示会とは?
モンタージュは、年2回開催する合同展示会。グリーン(植物)、インテリア、アウトドアを中心に構成され、セレクトショップのバイヤー向けに開催されることからファッション感度が高い人たちが集まります。
厳選!キャンプで使えそうなギアはこの5点
では早速オススメのアイテムを紹介。まずは今年日本に上陸したアメリカのブランドから。
オッターボックス「エレベーション タンブラーマグ 14オンス」
アメリカ・コロラド州で誕生した「オッターボックス」は、高い防水性と耐衝撃性をもつ収納ケース「ドライボックス」でアウトドアフリークから絶大な支持を集めたアウトドアブランド。次に発売したスマホケースシリーズは、全米No.1の売上げで知名度を伸ばします。
今年からアウトドアラインが日本で本格的に展開され、各メディアで取り上げられていますが、そんなオッターボックスがいま力を入れているのがタンブラー。この「エレベーション タンブラーマグ 14オンス」は、タンブラーにハンドルをつけることでアウトドアでも家でも使えるオールマイティなデザインに仕上げています。
真空二重構造に加えて内側に銅製ライターを配して保温・保冷製を向上。また、世界中で使われている色見本帳で有名なパントン社と協力して、アウトドアにマッチする落ち着いたカラーリングを採用しています。14オンス(414ml)で315gと軽量なので、持ち運びもしやすそうですね。
ハングアウト「フレームピット」
インテリアやアウトドアファニチャーを販売する日本のブランド・ハングアウトは、来年に待望の焚き火台が発売されます。それがこの「フレームピット」! 本体はなんと1枚の鉄板(受板)のみで、それを2脚のワイヤーフレームで支えるというシンプルな構造です。
シンプルな構造といっても、受板は少し湾曲した形になっており、2本のワイヤーが通って支えています。一番深い部分は、灰受けや空気の通り道など様々な機能があるとのこと。
分解したらこのとおり。わずか数センチの薄さまでコンパクトにまとまりました。受板と焼き網はセットになっていますが、パーツでそれぞれ個別に購入することができるため、万が一壊れてしまっても問題ありません。専用の収納袋に入れて持ち運べば、かさばることがなさそうですね。
パーゴワークス「W-FACE POUCH」シリーズ
パーゴワークスは、今回はキャンプ用品ではなくプレゼントなどに便利な雑貨や小物を出品。中でも気になったのは、リニューアルした「W-FACE PACKING SOLUTION」シリーズです。
ナイロン生地の部屋とメッシュ生地の部屋の2室構造になっており、それぞれ別のアイテムを収納して持ち運ぶことが可能なアイテム。変更点はメッシュ生地で、中のものがより見えやすいように目を粗くしました。通気性も向上し、濡れたものを入れても乾きやすくなっています。両サイドのループに紐を通せばサコッシュとしても使えるので、収納ケースだけでなくサコッシュとしても使えますね。
アッソブ「CORDURA CONTAINER BOX」
バッグメーカー・アッソブは、ここ最近街中だけでなくキャンプでも使えるギアを提案。今回もミリタリー感ある武骨なアイテムを展示したが、注目はキャンプ用品を収納できるコンテナボックス。
大きさはSS〜Lの4サイズ展開で、一番大きいLサイズは2枚の仕切りがあり細かくアイテムを収納することが可能。側面のウェビングにはカラビナやシェラカップなどをかけられます。ポケットも両サイドとフロント、そしてフラ裏など各所に配置されているので、収納力も抜群です!
フェデカ「折畳式料理ナイフ」
最後に紹介するのは、兵庫県三木市で木工刃物などを製造する老舗道具メーカー・神沢鉄工が立ち上げた「FEDECA(フェデカ)」のこちら。一見普通のナイフと同じように見えますが、実はかなり使い手のことを考慮して作られているんです。
一般的なナイフはこの状態だと刃が板につくと同時に指も板に当たって、キレイに食材をカットすることができません。しかし、こちらのナイフは先端からハンドルに向けてカーブを描いているので、刃は板についても手は当たらない仕組みになっています。この包丁感覚で使えるところがポイント! すでに発売しているみたいなので、気になる人はぜひホームページを見てみてください。
展示会にはアイデア品が満載でした
今回紹介したアイテムは、すでに登場しているものや来年の春夏にデリバリーされるものなどがあります。来年発売のものについては、多少の価格や仕様が変更される可能性がありますが、アウトドアで使える便利なアイテムが続々と登場することを知ると、ワクワクが止まりませんね!
取材・構成/小川迪裕