20年近くマウンテンバイクを続けている熱田さんは、ダウンヒルやクロスカントリーなど、用途に応じてさまざまなマウンテンバイクを楽しんできた。
「山下りを楽しみたい人は大きな衝撃にも耐えられる丈夫なダウンヒルバイク、山登りも含め長距離を走りたい人は軽量なクロスカントリーバイク、山遊びを広く楽しみたい人はオールマウンテンバイクなど、アウトドアでどんな遊び方をしたいかで、選ぶバイクは異なります。
例えば、マウンテンバイクの1種として、3年ほど前から日本でも認知され始めたファットバイクは、もともと『冬のアラスカ(アメリカ)やカナダでも自転車を楽しみたい』という思いから生まれたもの。雪道でもバイクが埋もれないように10cm以上の太いタイヤを装備すると、従来のマウンテンバイクにはない安定感が人気となり、アウトドアアドベンチャーを楽しむツールとして、雪国以外でも広まるようになりました。
『山遊びもしたいけど、通勤でも使いたい』と幅広く乗りたい人はオールテラインバイク(ATM)を選んで、あらゆる場所に自転車を持っていくこともできます。楽しみ方は人それぞれ。まずは乗ってみて面白い!と思えることが一番です」(熱田さん)
自転車は、人間が手にしたもっともシンプルで速い移動手段。自分のライフスタイルに取り入れ、無理なく続けやすいものから始めてみてはいかがだろう。