注目が高まる最先端の省エネ住宅、パッシブハウス。環境先進国のドイツで生まれた高断熱・高気密住宅のこと。
今回は拝見するのは、パッシブハウスを手がける建築家、森みわさんが暮らす大町タウンハウス。神奈川県鎌倉市の賃貸テラスハウスだが、大家さん了承のもと、約1500万円かけて、パッシブ仕様に改修したのだ。パッシブハウス・ジャパン代表、建築家の森みわさん(36歳)はドイツ、アイルランドで建築を学び4年前に帰国。ドイツ人のヨルクさん(41歳・建築家)、玲央くん(7歳)の3人家族。
「パッシブハウスをわかりやすく定義すると120㎡(約74畳)の空間を6畳用のエアコンで快適にできる断熱性の高い家ということになります」(森みわさん)パッシブハウスの命ともいえる窓は3重ガラスを使用。窓枠に断熱効果のある杉材(奈良県十津川村産)を用い、ドイツの工場で加工した。
リビングは、スイス製高効率蓄熱薪ストーブ「トーンヴェルク」が唯一の暖房設備。燃え盛る炎が見えるデザインがお気に入りだとか。