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    2019.10.29

    「脱力系天国ビーチは、海鮮三銃士とココヤシ林!」アフリカを軽キャンパーで旅する!モンザビーク編

    軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、日本に向かって北上中!

    両替屋はマジシャン!

    豪快な南アフリカ人をして、「警察官に気をつけろ!」と恐れるモザンビークに入りました。入国手続きはいたって簡単だったものの、国境は信用できぬ輩がいっぱいです。
    「この青いシールを車に貼らないと、違反になります」
    ほら、ここに書いてあります、とそれらしい印刷物を開いてみせる青年。念のためイミグレに尋ねたら、
    「そんなシールは聞いたこともない!」
    詐欺でした。

    SIMカード屋もまた、ほぼ詐欺師。南アフリカとモザンビークの為替差をごまかして売りつけようとしたり、嘘がバレたらお釣りを払わないと居直る逆ギレ派。どいつもこいつも油断ならないなぁと警戒していたのに、両替屋に強烈な一発を食わされます。Yukoとふたりで丁寧に札束を数えたのに、いざお金を使おうとしたら4割も少ないのです。
    被害額7,000円!
    マジシャン顔負けのテクニックで、お札を抜かれたのです。おひねりを差し上げたいほどの鮮やかなお手前に、号泣!

    海鮮三銃士は、カニ、エビ、イカ

    インド洋に沿って北上すると、アフリカらしからぬココヤシ林が広がります。

    幹線道路は舗装されていますが、側道は砂に覆われた土の道。深い轍が刻まれた砂道は、軽自動車にはキツイです。右に左にお尻を振りながらなんとかビーチにたどり着くと、青い空と碧い海が迎えてくれました。

    延々と続く砂浜は、手つかず感がいっぱいです。強烈な日差しは、東屋の茅葺き屋根で脱力するほどに涼しくなり、お手頃価格の海鮮三銃士カニ、エビ、イカに舌鼓。冷えたビールで喉が唸ります。
    天国って、モザンビークのことじゃないですかね?

    路上陳列大賞はカシューナッツ

    自己主張の少ないおとなしいモザンビーク人ですが、意外に商売熱心です。なかでもカシューナッツ売りが冴えていまして、路上陳列大賞を差し上げたいくらい。

    素晴らしいディスプレイです!ひとつください!

    炭屋さんも驚かせてくれました。なんと、定価表示!

    炭一袋は、100MZN(174円)です。安いけど、量が多すぎて買えないです。

    モザンビークの人たちは、とにかくよく歩きます。どんな田舎道でも、人通りが絶えません。

    日焼け対策をしたオシャレなお嬢さんも。

    道中のおやつは、さとうきび。

    これまたアフリカにしては珍しいのですが、自転車社会です。

    シンプルな一本型蟻塚

    蟻塚は、天を突き刺すようなゴシック様式。枝分かれしない、シンプルな一本型です。

    同じアフリカの蟻塚でも、西アフリカのガーナは方々に枝分かれしています。ぜひ、こちらの記事「https://www.bepal.net/trip/overseas/57198」と見比べてみてください。

    ちなみに蟻塚の多くは、シロアリ作です。シロアリはゴキブリ目なので、ゴキブリ塚と呼べないこともありませんが、ありがた味がなくなります。

    あっという間に札束を見つけた検問!

    入国時に恐れていた警察官は概ねおとなしかったのですが、一度だけえらい目に遭いました。警察と軍の混合検問で、恐ろしいほどに鼻が効くのです。
    「荷物を全部、出しなさい!」
    どこに?
    「道路に!」
    ひぇ〜。銃をぶら下げているので、逆らえません。泣く泣くカバン類を道路に並べます。
    「これを開けなさい!」
    はい。
    「それも開けなさい!」
    はい。
    「あれも開けなさい!」
    そ、そこだけは……、
    「開っけっなっさっい!!!!!」
    勘弁して!ってところを銃で突っつかれて、
    「なんだこれは?」
    べ、米ドルです。
    「こっちはなんだ?」
    ゆ、ユーロです。あっという間に見つけられた、下着のなかの隠し金。
    たぶん警察官の年収の数倍以上もの札束。殺されるかも!って内股が震えましたが、
    「ぎ、Give me……」
    身にあまる大金に緊張したのか、遠慮がちな小さな声。
    No!!!!!
    きっぱりとお断りいたしました。

    次号は、モザンビークのシーフード・キャンピングを紹介します。
    焼きたてのロブスターがサイコー!

    石澤義裕・祐子
    住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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