軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、日本を目指して走っています!
インド洋に沿って、アフリカを北上中です。モザンビークのキャンピングは、意外にイケました!手付かず感のあるビーチに、美味いシーフード。誘拐したくなるほど可愛いお猿さん。素朴なキャンプ場がたくさんあります。
お猿さんのキャンプ場(Xai-Xai/The Honey Pot 一泊2,200円)
キャンプ場の多くは、軽自動車には厳しい悪路です。雨が降れば、巨大な水たまりに近づけず。晴れても、砂に埋まって走行不能。曇りでも深い泥が待ち受けています。運良くたどり着ければ、隠れ家的秘境感に感動もひとしおです。
Xai-Xaiのキャンプ場は、モザンビークでは珍しく木陰に囲まれています。ピクニックテーブルの横に電源がついた、便利なサイトです。涼しい木陰で仕事に勤しんでいると、なにやら熱い視線が……。
猿です。
木々の間から、こちらを伺っています。食べ物を狙っているに違いなく、視線を無視するとそーと近づいてきて、キッと睨むとサっと逃げるお猿さんたち。
そー、キッ、サッ!のリズムで遊べます。
泥棒猿は油断大敵ですが、食堂の赤ちゃん猿は甘え上手でした。あどけないポーズにメロメロです。
Yukoの毛繕いまでしてくれます。
床屋ごっこに飽きると、昼寝。
誘拐したい〜。
グルメ好きのキャンプ場(Fatima’s Nest 一泊1,800円)
屋台村まで徒歩3分という、グルメ派にオススメのキャンプ場です。昼食に食べた蟹のカレーライスは、本格的なインドカレー(……じゃないかと思うのです。インドに行ったことはないけれど……)。夜は、エビから焼き魚までなんでも揃った屋台村へ。端から端までぐるぐると歩き回り、焼きそばで腹ごしらえしてからシーフードに挑みました。
湯気を立てた巨大なロブスターのカリカリ焼き!モザンビークは、アフリカのシーフード天国です。
秘境のビーチ・キャンプに海鮮セットのてんこ盛り(Baobab Beach Backpackers 1,800円)
幹線道路から数十キロ海辺に食い込んだところにあるビーチ・キャンプ場は、途中から完全に砂道でした。もうこれ以上は走れないって諦めかけた先の先のさらに先にあり、涙目でアクセルを踏んだものです。
晩飯は、歩いて1分のローカル食堂。というか、普通の家。激安の海鮮セットは、カニ、イカ、エビ、サカナのてんこ盛りです。
安いだけじゃなくて、美味い。美味いだけじゃなくて、女将のZitaが美人。ただの美人じゃなくて、愛想がいい。モザンビークにお越しの際は、ぜひZitaの手料理をどうぞ。摩訶不思議な味がするエビのスペシャルソースに惚れまして、延泊しました。
翌日の夜は、大枚100MZN(187円)をテーブルに出して。おかみさん、大盛りで!
次号は、マラウイをお送りいたします。モザンビークは海の幸でしたが、マラウイは湖の幸です!これまた安くて美味いのです!
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。